100年前の12月に発表されたアルバートアインシュタインの一般相対性理論は重力レンズの現象を予測した。それは、チャンドラとハッブル宇宙望遠鏡がX線と可視光線を通して見たこれらの遠い銀河達の画像データに、このような気まぐれな外見を与えている。チェシア猫銀河グループと名付けられた、これらのグループの二つの大きな楕円銀河は、弧によって示唆的にフレーム付されている。この複数の弧は、暗黒物質によって支配された手前のグループの重力の総量の分布によるレンズ効果で表された、遠い背景の銀河達の可視光線イメージである。実際に、二つの大きな楕円の「目」の銀河は、銀河グループで最も明るい併合するメンバーを表している。それらの約 1,350 キロメートル/秒の相対的な衝突の速度はガスを何百万度までも熱し、紫の色で示すX線の輝きをつくり出している。このチェシア猫グループは、おおくま座の約46億光年で笑顔を見せている。
<参考>: チェシア猫(Cheshire Cat) --- 『不思議の国のアリス』(1865;ルイス・キャロル)の架空の猫。常ににやにや笑いを浮かべ、人の言葉を話し、自分の身体を自由に消したり現したりできる。
<出典>: 「今日の天文写真」
<デスクトップイメージ>: こちら(1600×900) から。
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