NASAのジュノミッションからのこの極端な疑似カラーイメージに、木星の北極のサイクロンが驚くような色の渦として現れている。イメージの中心の木星の北極に見られる巨大かつ持続的なサイクロンは、 4,000 ~ 4,600 キロメートルの、より小さなサイクロンによって囲まれている。この嵐のパターンは、地球を矮小化したようなエリアを覆っている。このイメージに選ばれた色は、木星のダイナミックな雲の構造が現す木星の美しさと、また微妙な詳細を明らかにしている。ジュノが木星の大気について提供するそれぞれの新しい観測は、コンピュータシミュレーションを補い、これらの嵐が、時とともにどのように発展してきたかに関する我々の理解を更に洗練するのに役立っている。ジュノの木星赤外線オーロラ・マッパー(JIRAM)装置は、この惑星の南極の嵐の類似したパターンとともにこのエリアをマップした。2020年2月17日と7月25日の間の、ジュノ宇宙船の木星への4回の接近通過の間に、 JunoCam 装置によって得られたデータを使って、市民科学者 Gerald Eichstadt が、この合成イメージを作った。この大きく誇張された色は、この視界をつくるための多くの個々のイメージを部分的に結合した結果である。
<出典>: 「ジュノ(Juno)」
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<お知らせ>: 明日10月1日午前、国際宇宙ステーションへのシグナス貨物船の打上が予定されています。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。