天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
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11月30日(土): 夜の土星

2024年11月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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 最終更新日11月26日  地球観測 -------温暖化問題を中心に
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 < 待 機 中 >     宇宙ステーションは今 --日本人飛行士滞在期間

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<今日のテーマ>: 夜の土星

土星は地球の夜空では明るい。外側の巨大なガスの惑星とその美しいリングの望遠鏡の眺めは、スター・パーティーではスターになることがよくある。 しかし、土星のリングと夜の側のこの素晴らしい光景は、地球近くの望遠鏡からは見ることはできない。

太陽系の内側から覗き込むと、土星の昼の側しか視界に入れることができない。太陽に照らされた細い土星の三日月とその広く複雑なリングシステムに夜の影が投げられているこのイメージは、実際に、カッシーニ宇宙船によって撮影された。

惑星地球からのロボット宇宙船カッシーニは、2017年9月15日にこのガスの巨人の大気の中に直接突入するまで13年間、この土星軌道をホームにした。この壮大なモザイクは、グランド・ファイナルで飛び込む2日前に、カッシーニの広角カメラによって記録されたフレームで構成されている。

このような土星の夜は、地球から他の宇宙船が向かうまで再び見られることはない。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。カッシーニ宇宙船の記事(終盤)は こちら 、グランド・フィナーレの記事は こちら から。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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11月29日(金):アルテミス月探査の紹介

2024年11月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: NASAとスペースX、アルテミス月面着陸船ミッションの重要な瞬間を紹介

NASAは、米国の産業界と協力して、宇宙飛行士を月周回軌道から月面まで安全に運び、NASAのアルテミス・キャンペーンを通して戻ってくる有人着陸システムを開発している。

NASAは、50年以上経た、有人で月面に戻るアルテミスⅢについて、スペースXと協力して、同社のスターシップ人間着陸システム(HLS:Starship Human Landing System)を開発している。新しく更新されたアーティストのコンセプチュアル・レンダリングは、スターシップが、月周回軌道で、NASAのオリオン宇宙船とドッキングし、その後、2人のアルテミス・クルーが、オリオンからスターシップに乗り換えて、地表に降下する様子を示している。そこでは、宇宙飛行士がサンプルを採取し、科学実験を行い、月の環境を観察した後、スターシップで月周回軌道で待っているオリオンに戻る。有人アルテミスⅢミッションに先立って、スペースXは、月面での無人着陸デモンストレーションミッションを実施する。

NASAは、また、スペースXと協力して、アルテミスⅣの拡張要件を満たすために、同社のスターシップ着陸船をさらに開発している。これらの要件には、月面により多くの質量を着陸させることや、乗組員の移動のために、NASAのゲートウェイ月宇宙ステーションとドッキングすることが含まれる。

アルテミスにより、NASAは、これまで以上に月を探索し、地球から離れて生活し働く方法を学び、将来の火星の有人探査に備える。NASAの宇宙打上システム(Space Launch System)ロケット、探査地上システム、オリオン宇宙船、有人着陸システム、次世代宇宙服、ゲートウェイ月面宇宙ステーション、未来のローバーは、NASAの深宇宙探査の基盤である。

<ひとこと>: 写真は、上:月面のHLS 、下:オリオンとドッキングするHLS。
        他のイメージ(大判は略)はトップの表の「今日の宇宙」から。

<出典>: Lee Mohon(著者名です)

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11月28日(木):二つの将来のアルテミス貨物船を割当

2024年11月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: NASA、二つの将来のアルテミス貨物着陸船にミッションを割り当てる予定

NASAは、業界および国際的なパートナーとともに、アルテミス・キャンペーンによって、すべての人の利益のために、科学と発見を前進させる月面の持続的な探査の準備を進めている。その取組みの一環として、NASAは、ブルーオリジン(Blue Origin)とスペースX(SpaceX)に、月面に大型の機器とインフラストラクチャを届ける着陸船を開発するための、既存の契約に基づいて、追加の作業を与える予定である。

NASAは、現在の有人着陸システム提供者である両社に、設計認証レビューが成功した後に、デモンストレーション・ミッションを割り当てる予定である。これらのミッションの割り当ては、NASAが2023年に。両社に、アルテミスⅢ、アルテミスⅣ、アルテミスⅤで開発中の有人着陸システムの貨物バージョンを開発するよう要請したことに基づいている。

<図の解説>: スペースX(左)とブルーオリジン(右)の有人月面着陸システムの貨物バリアントの初期概念図。大型貨物着陸船は、月面に約12〜15メートルトンの大型で重いペイロードを着陸させる能力を持っている。

NASAは、大型貨物を積んだ配送ミッションを少なくとも2回計画している。スペースXのスターシップ貨物着陸船は、アルテミスⅦ以降のミッションを支援するために、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発中の与圧ローバーを、2032年度までに、月面に届ける予定である。また、ブルーオリジンは、2033会計年度までに、月面の居住地を提供すると予想している。

--- 以下略。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jessica Taveau(著者名です)

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11月27日(水): 「隠された」星システムを深く調査

2024年11月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: NASAとJAXAの XRISM ミッション、「隠された」星のシステムを深く調査

はくちょう座 X-3 は、コンパクトな天体(恐らくブラックホール)と高温のウォルフ・ライエ星からなる大質量の連星である。このアーティストのコンセプトは、システムの一つの解釈を示している。
高解像度X線分光は、大質量の星から発せられる重い背景流出または風と、軌道上の伴星の近くに位置する乱流構造(おそらく風に刻まれた後流)の二つのガスの成分を示している。ここに示すように、ブラックホールの重力は、その周りの降着円盤に風の一部を捕らえ、円盤の軌道運動は、流れているガスを通る経路(黄色の弧)を彫る。強いバーストの間、伴星は光速近くを移動する粒子のジェットを放出する。

日本が主導する XRISM(X-ray Imaging and Spectroscopy Mission)天文台は、X線天体の中で最も研究されている天体の一つである、はくちょう座 X-3 の内部を流れるガスの様子を、これまでで最も詳細に撮影した。はくちょう座 X-3 は、珍しいタイプの大質量の星と、恐らくブラックホールであるコンパクトな伴星をペアにする連星である。

クリズム(XRISM)は、JAXA が NASA と共同で主導し、ヨーロッパ宇宙機関の貢献とともに活動している。NASAとJAXAは、ミッションのマイクロカロリメータ分光計装置「Resolve」を開発した。

3月下旬に、はくちょう座 X-3 を18時間観測した分光計装置は、天文学者達が、そこで活動する複雑なガスのダイナミクスをよりよく理解するための高解像度スペクトルを取得した。これらには、高温で重い星によって生成される流出ガス、コンパクトな伴星との相互作用、および放出ガスを周回するときに伴星によって生成される後流を表す可能性のある乱流領域が含まれている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Francis Reddy(著者名です)

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11月26日:大気の放射が急落している

2024年11月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: 大気の放射が急落している

大気放射が急落している。 大気中の宇宙線は10年ぶりの低水準に達した。この急激な減少は、2015年から2024年にかけてカリフォルニア上空を飛行した300回以上の高高度気球のこのデータセットに示されている。

データ(右下)によると、大気の放射線は、過去3年間、年間約10%減少しており、その結果、全体ではほぼ3分の一の減少となっている。衰退は成層圏だけにとどまらない。また、航空高度までフィルタリングされている。これは、航空機を利用する旅行者達が飛行する際に吸収する放射線が少なくなることを意味している。

一見すると、これは直感に反するように思える。NASAとNOAAは、最近、太陽の極大が到来し、太陽活動を、10年超の最高値を発表した。では、なぜ放射線量は減少しているのだろう。その答えは太陽からではなく深宇宙から来ている。

超新星爆発やその他の激しい出来事は、ミルキウェイ銀河を「銀河宇宙線」と呼ばれる高エネルギー粒子で満たす。これらの素粒子の砲弾は、宇宙船の壁を貫通し、宇宙飛行士達に長期的な健康上の脅威をもたらす。実際には太陽フレアよりもひどい。

銀河宇宙線が地球の大気圏に衝突すると、二次宇宙線の飛沫が発生し、放射線センサーや高高度の気球で測定される。

太陽の極大期のために銀河の宇宙線が減少している。ここ数年、太陽の磁場は、太陽周期がピークに達するにつれて、より強く、より複雑になっている。これによって、宇宙線が太陽系を透過しにくくなり、観測された減少の一因となっている。現時点では下落が鈍化する気配はない。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Spaceweather com news

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11月23日(土):オリオン宇宙船から見た地球

2024年11月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<お知らせ>: 11月24日(日)・11月25日(月)の更新は休みます。

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<今日のテーマ>: オリオン宇宙船から見た地球

2022年11月21日に撮られたこの宇宙からのスナップショットでは80億人が消えようとしている。

アルテミスⅠミッションの6日目、オリオン宇宙船の外部カメラで見られたように、彼らの故郷の世界は月の明るい縁の後ろに沈んで行こうとしている。

オリオンは、月面から130キロメートル以内までの動力フライバイに向かっていた。フライバイで得られた速度は、月を周回する、遠方の逆行軌道に到達するために使用された。その軌道は、宇宙船が地球の周りを回る月の軌道とは反対方向に周る、月の向こう側の更に92,000キロメートルにある。

オリオンは、11月25日に、遠方の逆行軌道に入った。月の周りを揺れながら、オリオンは、11月28日に、地球から最大距離400,000キロメートル強に達し、アポロ13号が有人宇宙探査のために設計された最も遠い宇宙船の記録を上回った。

4人の宇宙飛行士を乗せて月を周回するアルテミスⅡミッションは、2025年9月以降に打上げられる予定である。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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11月22日(金):古いデータが新しい秘密を生む

2024年11月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: NASAのダビンチが金星旅行の準備をしているとき、古いデータが新しい秘密を生み出す

2030年代初頭に打上げられる予定のNASAのダビンチ(DAVINCI)ミッションでは、有毒ガスの大気で包まれた金星に、かつての地球のような海や大陸があったか否かを調査する予定である。

フライバイ探査機と降下探査機で構成されるダビンチは、古代の大陸の可能性があるアルファ領域(Alpha Regio)と呼ばれる山岳地帯に焦点を当てる。1970年から1985年の間に、一握りの国際的な宇宙船が金星の大気圏を突入したが、ダビンチ探査機は、金星の厚く不透明な雲の下からこの興味深い地形のイメージを撮影する初めての探査機になる。
--- 追記 地球の隣の惑星でありながら、近年の金星への関心は他の惑星と比べて高くない。これは、その探査の難しさと成果の得にくさに起因しているのだろう。

ダビンチ・ミッションを主導する科学者達は、最新のデータ分析技術を使って、過去の金星ミッションの数十年前のデータを精査することから始めた。彼らの目標は、できるだけ多くの詳細で隣の惑星に到達することである。これによって、科学者達は、探査機の降下時間を最も効果的に使って、金星の進化の道筋と、なぜそれが地球から大幅に分かれたのかに関する長年の疑問に答えるのに役立つ新しい情報を収集することができる。

1990年から1994年にかけて、NASAのマゼラン宇宙船は、レーダー画像装置と高度計を使って、金星の軌道からアルファ領域の地形をマッピングした。最近、ダビンチのチームは、これらのマップからより詳細な情報を求めて、科学者達は、新しい技術を適用してマゼランのレーダー高度計データを分析した。次に、プエルトリコの旧アレシボ天文台から3回撮影されたレーダーイメージでこのデータを補足し、マシンビジョンコンピューターモデルを使用してデータを精査し、新しい縮尺(1キロメートル未満)で情報のギャップを埋めた。

その結果、科学者達はアルファ領域の地図の解像度を10倍に向上させ、地表の新たな地質パターンを予測し、これらのパターンがアルファ領域の山々でどのように形成されたのかという疑問を投げかけた。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Lonnie Shekhtman(著者名です)

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11月21日(木):ステーション科学トップニュース

2024年11月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: ステーション科学トップニュース (2024年11月15日)

1、アントシアニンは宇宙の種子を保護する

国際宇宙ステーション(ISS)の外で宇宙空間に露出した後、アントシアニンを多く含む紫色のイネの種子は、色素のない白イネ種子よりも発芽率が高かった。この結果は、植物を紫外線から守ることが知られているフラボノイドであるアントシアニンが、将来の宇宙ミッションで種子の生存能力を維持するのに役立つ可能性を示唆している。

植物は、将来の持続的な宇宙居住のために栄養素を生産し、炭素をリサイクルするように設計されたシステムの主要な構成要素であるが、宇宙は種子の生存率を低下させることが示されている。日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の一連の調査の一部である「タンポポ3」は、種子の生存能力を維持するためのアントシアニンの役割を調査した。この実験と以前の実験の結果は、宇宙空間の太陽光が放射線よりも種子にとって有害であることを示唆している。
<図の解説>: 種子やその他のサンプルを宇宙に露出するために使用された「タンポポパネル」の飛行前の画像。

2、宇宙研究用に検証された低コストの自律技術

研究者達は、宇宙で実験を行うための、多段階の反応を持ち、溶液の自動混合を必要とする一対のデバイスを検証した。このような低コストで自律的な技術は、営利団体による研究を含む宇宙ベースの研究の可能性を広げる。

Ice Cubes #6- 日本有人宇宙システム株式会社(Japan Manned Space Systems Corporation)によって開発されたヨーロッパ宇宙機関(ESA)の調査「アイスキューブ6キララ(Ice Cubes #6- Kirara)」は、温度制御されたインキュベータ(育成器)を用いて微小重力下でタンパク質を結晶化した。また、キララの施設では、タンパク質の結晶とは異なる用途を持つ、セルロースなどのポリマーの製造も可能になる。この実験により、セルロースが合成され分解された。

3、X線連星の観測から得た知見

研究者達は、中性子星の内部組成探査装置(NICER)を使って、超小型X線連星(UCXB)星である 4U 1820-30 からの、15回のX線爆発のタイミングを観測した。X線連星は、物質を取り込む伴星を周回する中性子星である。この結果が将来の観測で確認されれば、4U 1820-30 はX線連星系で最も速く回転する中性子星となり、中性子星の物理学に関する手掛かりが得られることになる。

NICER では、中性子星---大質量の星が超新星として爆発する際に生じる超高密度の物質---などの現象を高精度に測定し、宇宙への理解を深めている。この装置は、2017年6月以来、 4U 1820-30 を監視してきた。公転周期が短いことは連星システムが比較的小さいことを示し、4U 1820-30 は低質量X線連星の中で最も公転周期が短いことが知られている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: International Space Station Research Communications Team

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11月20日(水):月膨張期の内部進化

2024年11月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>:       月の膨張期の内部進化解明に向けて
            ~月線状重力異常の年代・構成物質の初めての制約~

「月はどんな膨張進化を太古に経験したのか?」

この問いは、月の進化を理解する上で最も欠かせない問いの一つであり、現在月科学において最も盛んに議論されているトピックの一つでもあります。この記事では私が博士課程を通して最も力を入れ、かつ最近出版された論文を解説しつつ、月進化の研究の最前線の一部をお伝えしたいと思います。

といっても、惑星科学者でない限り、「月の膨張」というフレーズは少し馴染みがないと思います。何ならSFチックにも聞こえるかもしれません。まずは月がどんな進化を辿ってきたのか、そこから始めたいと思います。

<右図の解説>: 月の内部進化のイメージ図。上段右図の右半分はGRAIL観測による重力偏差マップ。貫入岩体由来の線状重力異常がハイライトされています。

月の表面が形成当時にマグマに覆われた状態であったことはご存知でしょうか?太古に地球への原始惑星衝突で生じた破片が集積して月が形成されると、それに伴う熱により岩石は溶け、形成直後の月はマグマの海(マグマオーシャン)に覆われた状態となります。

このマグマオーシャンの冷却とその後の内部進化が月の膨張を語る上で非常に重要です。マグマオーシャンが冷却する過程で、現在のカンラン石や輝石、斜長石といった鉱物が晶出し、月の地殻とマントルができます。地殻とマントルの間にはマグマオーシャンの残液が存在し、液相濃集元素であるチタンを豊富に含むようになり、最終的に固化するとチタンを含む鉱物であるイルメナイトに富む層が地殻・マントル間に形成されます。このイルメナイト層で特徴的なのは、その下のマントル物質より重いことです。この上が重くて下が軽いという不安定な状態により、イルメナイト層とマントルがひっくり返る「オーバーターン」と呼ばれる現象が起きます。沈み込んだイルメナイト層にはトリウム等の放射性元素も含まれるため、オーバーターン後にはこの放射壊変熱によりマントルの深部が温められる現象が起きます。この昇温による熱膨張により、月は40億年ほど前に膨張期を経験したと考えられてきました。

では、このような大規模貫入岩体はいつ形成されたのでしょうか?そして、どのような組成をしているのでしょうか?前者は月の膨張時期を制約する情報です。また後者は当時のマグマ源の組成を反映する重要な情報です。しかし、このような貫入岩体は地表まで噴出していないので、リモートセンシングで得られる月の表面のデータだけでは解明できず、これまで理解が進んでいませんでした。

--- 以下略。

<ひとこと>: これは国立天文台の記事として発表されたものです。大判イメージを含め詳細は下記リンクからご覧ください。

<出典>: 学術振興会海外特別研究員 西山学(著者名です)

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11月19日(火): 宇宙探査と原子力

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<今日のテーマ>: 原子力発電は、60年経った今でも宇宙飛行のために試みられている

初めての原子力宇宙ミッション「トランジット IV-A」の打上げから60年経ち、NASAは、有人探査と科学的発見の大胆な未来に向かって乗り出している。この未来は、宇宙での原子力ミッションの安全な打上と運用の誇り高い歴史の上に築かれる。

謙虚な始まりから:原子力発電が科学的発見の時代を生む
1961年6月29日、ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所(Applied Physics Laboratory)はトランジット IV-A 宇宙船を打上げた。これは、 SNAP-3B 放射性同位元素発電機を搭載した米海軍の航法衛星であり、 LED 電球を点灯させるのに十分な、 2.7 ワットの電力を生成した。トランジット IV-A は、研究所のミッション期間の記録を破り、地球の赤道が楕円であることを確認した。また、人類の到達範囲を太陽系全体に拡大する画期的なミッションの舞台も整えた。

1961年以来、NASAは、電力システムとプルトニウム238燃料を提供するエネルギー省(DOE)との成功したパートナーシップを通じて、原子力発電システムを運ぶ25以上のミッションを飛行してきた。

宇宙で長期的な電力を供給する実用的な方法は、太陽光と原子力源からの熱の二つのみである。今日でも、太陽から遠く離れたミッションを遂行する技術は他に存在しない。

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太陽から遠く離れた、木星、冥王星のような暗い、過酷な環境に移動すると、原子力なしでは行動は不可能または極端に制限される。そこで、ラジオアイソトープ・パワーシステム(RPS:Radioisotope Power Systems)の出番となる。プルトニウム238燃料の崩壊によって発生する熱を電気に変換する電力システムである。これらのシステムは信頼性が高く、効率的である。それらは、太陽光、温度、荷電粒子放射線、あるいは厚い雲やダストなどの表面条件に関係なく、長期間の宇宙ミッションで継続的に動作する。この RPS は、アポロ月面実験パッケージにも搭載され、1977年以降ボイジャー1号と2号を維持しており、極寒の土星とその衛星タイタンを探査するカッシーニ・ホイヘンスの機器をも暖かく保った。

今日では、マルチミッション熱電発電機(MMRTG)が、パーサビアランス火星探査車に電力を供給し、火星での古代生命の痕跡を探し、また、打上げから15年を経て太陽系を脱出する冥王星探査機、ニュー・ホライズンズを支えている。

<図の解説>: 冥王星探査宇宙船ニューホライズンズは、七つの科学機器と放射性同位元素熱電発電機を運んだ。宇宙船の重量は 1,060 ポンド(480キログラム)である。

☆ これから起こる素晴らしいこと。
2028年に打ち上げられる予定のドラゴンフライ(Dragonfly)はこの熱電発電を使用する予定の次のミッションである。NASAのニューフロンティア計画の一部であるドラゴンフライは、土星最大の衛星であるタイタンの、密集した霞んだ大気の海洋の世界を探索してサンプルを収集するために設計された航空機(octocopter)である。

また、月面での宇宙飛行士達は、月の長い夜を生き延び、月の南極の暗いクレータを探索するために、豊富で継続的な電力が必要になる。核分裂電力システムは、確実な運用に電力を供給するのに十分な電力を供給できる。NASAは、協力して月と火星のベースキャンプへの道を開く、将来の月面実証のための核分裂発電システムを設計する取り組みを主導している。

<ひとこと>: 以上は要約です。トップのイメージのリンク先は動画 .mp4 です。

<出典>: NASA Science Editorial Team

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11月18日(月):NASAの月面救助システムの設計

2024年11月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: 月南極の安全性:NASAの月面救助システムの設計

過酷な月面環境下では、2人の宇宙飛行士が月の南極を探査するアルテミスIIIミッションを皮切りに、不測の事態(怪我、医療上の緊急事態、ミッション関連の事故)により宇宙飛行士のクルーが行動不能になる可能性が重大な懸念事項となっている。

月面には直径0.15メートルから20メートルの岩石や幅1メートルから30メートルのクレータが散らばっており、最適な条件下でも航行が難しい。低重力、独特の照明条件、極端な温度、そして救助を行うのに一人しかいないことが、救助活動をさらに複雑にする。

重要な懸念事項の中には、船外活動(EVA)中の宇宙飛行士の安全がある。ミッション中に宇宙飛行士が行動不能になった場合、安全かつ迅速に有人着陸システムに戻す能力が不可欠である。1人のクルーが、月面車の助けを借りずに、月面で最大2kmの距離と最大20度の傾斜を移動できる必要がある。

この差し迫った問題は、革新的な解決策への扉を開く。私たちは、質量が小さく、展開が容易な最先端の設計を探しており、1人の宇宙飛行士が、完全に無力化されたパートナーを安全に人間の着陸システムに戻すことが必要になる。このソリューションは、月の極端な南極環境で効果的に機能し、月面車とは独立して動作する必要がある。あなたの創造性と専門知識は、この重大なギャップを埋め、将来の月探査機の安全対策を強化することができる。この課題に取り組むことで、有人宇宙探査における次の「大きな飛躍」に貢献する機会が得られる。

賞金総額:賞金総額45,000ドル

オープン日: November 14, 2024

クローズ日: January 23, 2025

詳細は こちら から。

<ひとこと>: 大判イメージは省略。

<出典>: Sarah Douglas(著者名です)

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11月17日(日):M16:星創造の柱

2024年11月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: M16:星創造の柱

これらの暗い柱は、破壊的に見えるかも知れないが星を作っている。このわし星雲の柱を捉えた写真は、ハッブル宇宙望遠鏡で撮られた可視光線の露出と、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮られた赤外線画像を組み合わせて、水素分子のガスとダストの柱から現れる、蒸発するガス状の球体(EGG)を強調している。

巨大な柱の長さは光年サイズで、非常に密度が高いために、内部のガスは重力で収縮して星を形成している。それぞれの柱の端では、明るい若い星の強い放射が低密度の物質を沸騰させ、高密度の EGG の星の苗床を露出させている。散開星団 M16 に関連するわし星雲は、約 7000 光年離れた所にある。

<ひとこと>: このわし星雲の「創造の柱」は、ハッブル宇宙望遠鏡の初期の成果として、幾度も取り上げられてきた。今回は、ジェームスウェブ宇宙望遠鏡の、より緻密な赤外線イメージと組み合わせることによって、一層鋭いイメージに変っている。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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11月16日(土):我々の地球観測衛星艦隊

2024年11月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: 我々の地球観測衛星艦隊

地球全体を調査し、どのように地球が変化しているかを理解するために、NASAは、多数の地球観測ミッションを開発および支援している。これらのミッションは、地球科学の研究者達に、地球規模の気象変動に関する主要な問題に対処するために必要なデータを提供している。
これらのミッションは、ミッションの主要な科学目標が特定され、宇宙船と機器の設計の調査フェーズから始まる。調査フェーズを終えた後、ミッションは開発フェーズに入り、ミッションの全ての側面が開発およびテストされ、ミッション目的を確実にする。
これらのオペレーティング・ミッションは、現在活動しているミッションであり、研究者達に科学データを提供しているミッションである。これらのオペレーティング・ミッションは、主要な運用フェーズにある場合もあれば、延長された運用フェーズにある場合もある。これらのミッションは、ミッションの主要な科学目標が特定され、宇宙船と機器の設計が分析される研究フェーズから始まる。調査フェーズが成功した後、ミッションは開発フェーズに入り、ミッションのすべての側面が開発およびテストされ、ミッションの目的を確実に達成する。

<ひとこと>: 長い記事の一部です。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Explore Earth Science

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11月15日(金):新しい重力波監視構想

2024年11月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: NASA、重力波観測所用望遠鏡のプロトタイプを公開

NASAは、今後10年間で、ブラックホールと他の宇宙源の合体によって引き起こされる時空のさざ波(重力波)の宇宙ベースの検出を可能にする六つの望遠鏡の実物大プロトタイプの初めての外観を明らかにした。

この LISA (Laser Interferometer Space Antenna)ミッションは、ヨーロッパ宇宙機関とNASAが協力して主導し、レーザーを使用して太陽よりも大きな広大な構成に配置された3機の宇宙船間のピコメートルまたは1兆分の1メートルまでの正確な距離を測定することによって重力波を検出する。三角形の配列の各辺は、約250万キロメートルを測定する。

各宇宙船に搭載された二つの望遠鏡は、赤外線レーザービームを送受信して仲間を追跡する。NASAは、それら六つ全てを LISA ミッションに供給している。このプロトタイプは、飛行するハードウェアの構築に向けて取り組む指針となる。

 

<図の解説>: プロトタイプの LISA 望遠鏡が、5月20日に、ゴダードのクリーンルームで検査を受けている。望遠鏡全体は、広い温度範囲での形状変化に耐える琥珀色のガラスセラミックでできており、鏡の表面は金でコーティングされている。

製造し組み立てられた技術開発ユニットの望遠鏡は、5月にゴダードに到着した。主鏡は金でコーティングされており、赤外線レーザーをよりよく反射し、望遠鏡が室温に近いときに最適に動作するために、冷たい空間に露出された表面からの熱損失を減らす。

プロトタイプは、ドイツの Schott 社製の琥珀色のガラスセラミックでつくられている。この素材は、広範囲の温度での形状の変化がほとんどないために、望遠鏡の鏡など、高い精度が求められる用途に広く使用されている。

この LISA ミッションは2030年代半ばに打ち上げられる予定である。

<ひとこと>: 現在の重力波観測は、アメリカ、イタリア、日本、三カ所の最大でも地球規模。宇宙規模の観測ができれば僅かな重力波の変化もとらえられるかもしれない。しかし、時刻の正確・微細な一致、相互の距離の調整など、その技術は容易なことではない。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Francis Reddy(著者名です)

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11月14日(木):フィラエ、彗星着陸10周年

2024年11月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>:彗星に着陸してどのように歴史を作ったか?

2014年11月12日、ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタの着陸船フィラエ(Philae)は、10年間かけて太陽系を飛行し、5億キロメートル以上離れた彗星に初めて着陸し、宇宙探査の歴史に名を刻んだ。この偉業から10周年を迎えるにあたり、ミッションのハイライトを振り返り、その記念すべき点を振り返る。

ロゼッタは、ヨーロッパ宇宙機関の加盟国とNASAからの貢献によるミッションであった。2年以上にわたって彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコを調査し、着陸船フィラエを彗星の表面に送り届けた。

<ひとこと>: この記事は着陸船フィラエの一部始終をビデオで見たいただくよう取り上げています。トップのイメージのリンク先は動画YueTubeです。約9分に及ぶ長いビデオです。

フィラエ探査の詳細な記事は 「フィラエの驚くべき彗星着陸の追体験(英語)」 からご覧ください。

<出典>: Science & Exploration

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