<お知らせ>: 強力な台風10号が日本列島に長時間とどまっています。そちらに注意を向けていただくよう、数日の間新たな掲載は中断します。
<お知らせ>: 強力な台風10号が列島を縦断しています。ご注意いただくために、当面関連記事を取り上げるか、あるいは掲載を中断します。
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<今日のテーマ>: 8月27日の世界の海水温
強力な台風10号が日本列島を直撃するかもしれないとき、世界の海水温はどうなっているのだろう! イメージはNASAが発表している8月27日のデータ(時差が約半日、日本が先行することに注意)である。
気象庁や日本の報道等は、日本列島近海の海水温が非常に高く(約30度)、台風を強めていると言われているが、この図で見るように、台風の進路に当たる関東の南西寄りの海水温は、ほぼ赤道付近の海水温に近い。
<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。
<出典>: オリジナル
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<今日のテーマ>: 国際宇宙ステーションからの巨大なジェット
地平線上のそれは何だろう? 先月初め、国際宇宙ステーションで地球を周回したとき、 宇宙飛行士のマシュー・ドミニクは、地球の端に珍しいタイプの稲妻、巨大なジェットを見た。この目をとらえるイメージの左側に、迫力あるジェットが赤と青で登場している。この巨大なジェット稲妻は、これまでの23年間のみ知られていた。この大気ジェットは雷雨と関連しており、地球の電離層に向かって上に向って伸びている。フレームの下には夜の地球が写っており、地球の薄い大気が空気の光で緑色に染まっている。
街の明かりが見え、解読されることもあるが、通常は、介在する雲に拡散した白い輝きをつくる。フレームの上部には、暗い夜空に遠くの星が浮かんでいる。巨大なジェットの性質と、青いジェットや赤いスプライトなどの他のタイプの一時的な発光のイベント(TLE:Transient Luminous Events)との関連の可能性は、依然として活発な研究上の話題である。
<ひとこと>: レッド・ストライプについては 7月22日の記事 を参照。--- 大判はイメージのリンクから。
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<今日のテーマ>: 緊急脱出訓練
NASAの有人月ミッション「アルテミスⅡ」に備え、NASAのケネディ宇宙センタのチームが、2024年8月9日に、緊急脱出バスケットから脱出する訓練をしている。スキーリフトのゴンドラに似たこのバスケットは、打上中止の緊急事態などの場合に、宇宙飛行士達や、他の打上台担当者が、移動式ランチャーから打上台の基部まで素早く脱出し、待機している緊急輸送車両が連れ出すことができるように使用される。
<ひとこと>: 緊急脱出訓練はスペースシャトルの時代から行われてきましたが、緊急時の打上中断機能を含めて、ケネディ宇宙センタの打上台は、大幅な改造が加えられています。大判はイメージのリンクから。
<出典>: Monika Luabeya(著者名です)
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<今日のテーマ>: SDOによる太陽プロミネンスの噴出
最も壮観な太陽の光景の一つは噴出するプロミネンスである。2011年、NASAの太陽軌道を周回する太陽ダイナミック観測所(SDO)宇宙船は、表面から噴出する印象的な大きなプロミネンスを撮った。この劇的な爆発は、90分間をカバーする注目のタイムラプス・ビデオに、紫外線でとらえられた。 新しいフレームは24秒ごとにとられた。このプロミネンスのスケールは巨大であり、地球全体が熱いガスの流れるカーテンの下に簡単に収まる。太陽のプロミネンスは、太陽表面にチャネリングされ、時には太陽の磁場によって太陽の表面に保持される。静かなプロミネンスは通常は約一か月続き、コロナ質量放出(CME)で噴出し、太陽系に高温ガスを放出することがある。太陽のプロミネンスを生み出すエネルギーのメカニズムについては継続的な研究テーマである。 我々の太陽は再び太陽活動の極大期近くにあり、非常に活発である。数多くの噴出するプロミネンスとコロナ質量排出(CME)を特徴としており、そのうちの一つが絵のように美しいオーロラをもたらした。
<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。
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<今日のテーマ>: 宇宙でのメンタルヘルス(Mental Well-Being)
国際宇宙ステーションでの生活は、地上での生活とはかなり異なる。クルーは毎日何度も日の出と日の入りを経験し、限られた空間で時間を過ごし、スケジュールが詰まり、微小重力に対処する。
宇宙飛行中のこれらの条件やその他の条件は、クルーのパフォーマンスと健康に悪影響を与える可能性がある。宇宙ステーションに関する多くの研究は、これらの影響を特徴付けて理解し、他の研究はそれらに対抗するための新しい技術と実践を試みている。
私生活を照らす。
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)による現在の調査、24時間周期の光(Circadian Light)では、宇宙飛行士達が、より正常な日常のリズムまたは概日リズムを維持するのに役立つ新しい照明システムをテストしている。 LED パネルは、光のスペクトルを自動的かつ徐々に変化させ、地球上の自然条件をよりよく模倣するために日々変化する。この研究では、このシステムが概日リズムの調節、睡眠、ストレス、またクルーの全体的な健康状態に及ぼす影響についての洞察を求めている。この調査結果は、交代勤務者や極限環境あるいは遠隔地の人々の照明を改善する方法を明らかにする可能性もある。
--- 右図は乗務員室に設置された24時間周期の光実験。
毎日のリズム
ヨーロッパ宇宙機関の初期の調査である24時間周期リズム(Circadian Rhythms)は、長期の宇宙飛行とその24時間以外の光と闇のサイクルの間に、日々のリズムがどのように変化するかを調べた。この理解は、将来のミッションでのパフォーマンスと健康を改善するための対策に役立つ可能性がある。
概日リズムを決定する確立された方法は、深部体温を継続的に記録することであるが、その方法は侵害的であり不便な場合がある。この調査のために、研究者達は、長期間にわたって体の深部温度を測定するための非侵害的な皮膚センサー技術を開発した。
--- クリス・ハドフィールド(カナダ)が、概日リズム(Circadian Rhythms)実験のために額センサーを装着している。
宇宙飛行士、電話、ホーム
月や火星へのミッションでは、火星では片道30分も地球との通信が遅れる。コミュニケーション遅延評価の調査では、このような遅延が医療やその他の緊急事態を扱うクルーにどのような影響を与えるかを調べ、心理学者達が、地球からの即時のアドバイスなしに彼らの重要なタスクを完了するストレスを管理する方法を開発するのを支援した。その結果として、宇宙ステーションでは通信遅延対策をテストするためのプラットフォームを提供できることが示された。また、コミュニケーションの遅延が個人のストレスやフラストレーションを増大させ、タスクの効率やチームワークを低下させることも確認された。トレーニング、チームワーク、テクノロジーの強化によって、これらの問題を軽減または予防できることも示唆された。
これが宇宙のあなたの脳です
ニューロマッピングは、宇宙飛行中の脳の構造と機能、運動制御、マルチタスク能力の変化を研究し、ミッション後にクルーが回復するのにどれくらいの時間がかかったかを測定した。この研究から発表された結果には、宇宙飛行による空間作業記憶への影響は見られなかったが、脳の接続性に大きな変化が見られることが確認された調査が含まれている。別の論文では、ミッション期間とミッションの間隔が長くなるにつれて、脳の体積が大幅に増加したことが報告されている。研究者達は、ミッション間の間隔が3年未満では、完全な回復には不十分である可能性があることを示唆している。
--- 左上の図:NASAの宇宙飛行士ケイト・ルービンズが、ニューロ・マッピング調査のための操作を行っている。
日記の記載
ある調査では、クルーは毎日日記を書き、研究者達が健康維持に関連する問題を特定するために分析した。この研究では、宇宙で長時間過ごすことに関わる行動上の問題をランク付けするための初めての定量的なデータを提供した。ほとんどの日記の記載は、仕事、外部コミュニケーション、調整、グループインタラクション、レクリエーション/レジャー、機器、イベント、組織/管理、睡眠、食事の10のカテゴリを扱った。この報告書は、これらの要因が人間のパフォーマンスにどのように影響するかについての洞察を提供し、クルーが宇宙飛行に備え、宇宙での生活と仕事を改善するための推奨事項を含んでいた。
このショットは捨てない
宇宙ステーションのクルーは、クルーの地球観察(CEO)のために故郷の惑星の写真を撮る。これらのイメージは、人間と自然現象が時間の経過とともに地球をどのように変化させるかを記録し、都市の成長、サンゴ礁や氷山などの自然システム、土地利用、海洋イベントの研究など、地上での豊富な研究を支えている。時間が経つにつれて、研究者達は、これらの写真を撮ることがクルーの精神的健康も改善することに気づいた。彼らの多くは、自由時間の多くをキューポラからの撮影に費やしている。
バーチャルリアリティ・テスト
ヨーロッパ宇宙機関の VR メンタル・ケアでは、ミッション中の宇宙飛行士に精神的なリラクゼーションと一般的なメンタルヘルスを提供するためのバーチャルリアリティ(VR)技術をテストしている。参加クルーはヘッドセットを使って、360度の高品質なビデオとサウンドのシナリオを視聴し、体験に関するアンケートに回答している。
--- 右下図
<ひとこと>: 大判はそれぞれのイメージのリンクから。
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<今日のテーマ>: 月の地平線に浮かぶ地球の紋章
この月の地平線上の地球の頂上の眺めは、1971年7月29日、アポロ15号の月面着陸ミッション中で撮影された。宇宙飛行士のデビッド・スコット、アルフレッド・ワーデン、ジェームズ・アーウィンは、フロリダのNASAのケネディ宇宙センターからサターンⅤロケットで打ち上げられた。
アポロ15号は、以前よりも長期間、より広い範囲で、科学データを収集するための、より多くの機器を使って、月を探索するように設計されており、月の表面を横断する最高速度16 kph に達する、4千万ドルの月面移動車(LRV)の導入が含まれていた。
月のハドレー・アペニンに着陸した後、スコットとアーウィンは、 LRV を使った3回の遠征を含む4回の船外活動を行い、合計19時間活動した。ワーデンは司令船エンデバー(Endeavour)で軌道上に留まった。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Monika Luabeya(著者名です)
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<今日のテーマ>: 国際宇宙ステーションの“世界への窓”
この国際宇宙ステーションの「世界への窓」はナウカ多目的実験室からとられている。
この国際宇宙ステーションのキューポラは、ロボット活動、他の宇宙船の接近、船外活動など、ステーション外での動きを観察するために設計された小さなモジュールである。六つの窓と直下を見る窓からは、地球と天体の、壮大な景色を眺めることができる。窓にはシャッターが付いており、軌道上の破片や微小隕石との衝突や汚染から窓を保護している。キューポラにはロボットアームを操作する Canadarm2 ワークステーションが収納されている。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。ナウカ(Nauka)はロシアの多目的実験室モジュール。
<出典>: Gary Daines(著者名です)
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<今日のテーマ>: NASA、多くの科学を宇宙に送り、将来の探査に向けて更なる進歩を遂げる
NASAのノースロップ・グラマンの21回目の貨物補給ミッションでの新たな実験は、国際宇宙ステーションの微小重力下での科学的発見の先駆者となることを目的としている。このシグナス宇宙船は、約 8,500 ポンドの物資を満載し、ケープカナベラル宇宙軍基地から8月4日に打上げられた。宇宙船での生物学的および物理的調査には、微小重力が植物(草)に与える影響を研究する実験、詰められた基盤反応装置(packed bed reactors)が宇宙と地球の両方で水の浄化をどのように改善できるか、最も小さなスケールで変化するさまざまな材料の特性について科学者達がさらに学ぶことを可能にする新しいサンプル・ラウンドの観察が含まれている。
草の成長とバイオ・リジェネラティブ(Bio-Regenerative)サポート
宇宙空間での生体再生型生命維持システムの開発には植物の栽培が重要である。しかし、微小重力下で育てる場合、植物が酸素を生成し、二酸化炭素を宇宙飛行士の食物に変換するプロセス、光合成に影響を与える。宇宙先進植物実験9における C4 光合成調査では、光合成へのアプローチが異なる二つの草、ミナトカモジグサ(Brachypodium distachyon) と エノコログサ(Setaria viridis:ネコジャラシ) が、宇宙飛行中に微小重力と高・二酸化炭素レベルにどのように反応するかを調査する。この研究から得られた知見は、地球上および将来の宇宙居住地における植物のより効果的な統合への道を開くだろう。この実験は当初、NASAのスペースXの30回目の貨物補給ミッションで行われる予定だった。
浄水と重力
搭載された充填床反応器実験水回収シリーズ(Packed Bed Reactor Experiment – Water Recovery Series)は、宇宙ステーションで運用され、様々な種類のフィルターと開口部で微小重力下での二相流(窒素ガスと水の混合物)の流体力学(圧力損失、流れのレジーム、流れの不安定性)を調査する。これらのサンプルは、生命維持装置や水質の浄化・回収プロセスで使用される流体システムにとって重要である。この研究の成果は、月や火星のミッション、それ以降で使用される様々なプロトタイプの圧力損失予測のための設計ツールと相関する開発に使用される。
溶融材料の不純物の除去
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主導する「静電浮上炉4号」実験には、新たに20個の試験サンプルが収録されている。その目標は、摂氏 2,000 度を超える温度でさまざまなサンプルのさまざまな熱物理的特性を測定するためのガイドラインを確立し続けることである。
--- 以下略。
<付記>: イメージの解説:
1,ミナトカモジグサ(Brachypodium distachyon): ヨーロッパや北アフリカ、中東が原産のイネ科の一年草。日本にも移入分布する。別名セイヨウヤマカモジ、属名からブラキポディウムと呼ばれることもある。そのゲノムサイズの小ささや栽培の容易さから、単子葉植物や穀類のモデル植物として様々な研究の対象とされている。
2,エノコログサ(狗尾草、学名:Setaria viridis) は、イネ科エノコログサ属の植物で、一年生草本である。ブラシのように長い穂の形が独特な雑草である。 夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされる。俗称、ネコジャラシ(猫じゃらし)
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<今日のテーマ>: NASAのキューブサット、商用ライドシェアで打上げられる
NASAのパスファインダー・テクノロジー・デモンストレータ(PTD)シリーズのキューブサットのペアが、米国太平洋時間8月16日(金)午前11時56分に、カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から、スペースXの、トランスポータ11ライドシェア・ミッションで打上げられた。 PTD-4 と PTD-R の二つの小型衛星は、宇宙探査と技術の未来を形作るために、新技術を検証し小型宇宙船の能力を向上させるNASAの取組みを前進させるのに役立つ。
PTD-4 は、アンテナを内蔵した高出力で少量の展開型ソーラーアレイを実証し、PTD-R は、並んで取り付けられた二つの 85mm 口径の画一型望遠鏡を介して、宇宙からの紫外線と短波の赤外線光学センシングを、初めて、同時にテストすることに焦点を当てている。これらの二つのキューブサットは、すべての PTD 衛星に共通な、トライアンフ(Triumph)と呼ばれる六つのユニット(6U)の宇宙船を使っている。
ここでは、NASAの専念と乗合わせ(ライドシェア)の、挑戦クラスの契約の一環として、NASAの二つのキューブサットの打上げを確保した。
これは、打上げコストを抑えるために、より多くの商業慣行を採用する取組みの一環であり、これらの小さいながらも非常に高性能な小型衛星が、宇宙への乗り物を見つけるための新たな機会を提供する。
これらの柔軟性の高い契約は、打上げコストの低減を通して宇宙へのアクセスを拡げるとともに、NASAの科学研究・技術開発に貢献するための理想的なプラットフォームとして機能する。
--- 以下略。
<付記>: これまでは、衛星を打上げたい組織などが、自ら、或いは、他の企業等へ依頼して、もっぱら自らのために、ロケットを打上げてきました。しかし、今回の打上では、NASAその他(含むヨーロッパ宇宙機関)が、それぞれ別々にスペースX社の打上げるロケットに相乗り(ライドシェア)する形をとっています。
このことは、今後の衛星の打上が、従来のような衛星開発組織の主導ではなく、打上ビジネスを担う専門組織の主導に移ることを示唆しています。
現状では、世界の打上ビジネスはスペースX社が圧倒的に優位にあり、当面は追従できる企業等はないかも知れません。しかし、今回のことは、本格的な打上ビジネスへの走りと言えるのではないでしょうか。
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<出典>: NASA Communications
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<今日のテーマ>: NASAが設計した温室効果ガス検出機器の打上げ
NASAのジェット推進研究所(JPL)が開発した画像分光計は、地球温暖化の原因となる排出量の削減に役立つ実用的なデータを提供する。
NASAが設計した最先端の温室効果ガス追跡装置を搭載した炭素図化連立組織(Carbon Mapper Coalition)の最初の衛星である、タナガー1号(Tanager 1:タナガーは、中米·南米産の羽毛の美しい小鳴鳥、フウキンチョウ)が、米国太平洋夏時間8月16日(金)午前11時56分にカリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地の宇宙打上複合台4Eから、スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられ、地球軌道上にある。地上の管制官達は、同日午後2時45分に同機との通信を成功裏に確立した。
この衛星は、NASAのジェット推進研究所で開発された画像分光計技術を使い、メタンと二酸化炭素の点源排出量を個々の施設や機器のレベルまで地球規模で測定する。Tanager-1 は、非営利団体の「炭素図化(Carbon Mapper)」が主導する慈善団体の資金提供による官民連合の一部として開発された。Tanager-1 を開発したPCBとJPLは、ともに炭素図化連立組織のメンバーであり、 JPL 製の画像分光器を搭載した2機目の Tanager 衛星を後日打ち上げる予定である。
運用が開始されると、探査機は一日あたり約 130,000 平方キロメートルの地表面をスキャンする。 Carbon Mapper の科学者達は、 Tanager-1 からのデータを分析し、メタンと二酸化炭素のユニークなスペクトル指標を持つガスの煙を特定し、その発生源を特定する。煙のデータは、炭素図化データポータルで公開される。
メタンと二酸化炭素は、気候変動に最も寄与する温室効果ガスである。世界のメタン排出量の約半分は、主に化石燃料、農業、廃棄物管理産業などの人間活動によるものである。一方、大気中の二酸化炭素は1750年に比べて50%も増えており、これは主に石炭、石油、ガスの採掘と燃焼による増加である。
衛星に搭載された画像分光計は、地球の表面で反射される数百の波長の光を測定する。地球の大気中の様々な化合物(メタンや二酸化炭素など)は、様々な波長の光を吸収し、画像分光計が識別できるスペクトルの「指紋」を残す。これらの赤外線の指紋によって、研究者達は、大量の温室効果ガス排出量を特定して定量化することができ、緩和の取り組みを加速させる可能性がある。
Tanager-1 は、メタンと二酸化炭素のデータにアクセスし、実行可能にするための広範な取り組みの一部である。この取り組みには、JPLが開発し、国際宇宙ステーションに設置された画像分光計がある、NASAの EMIT(Earth Surface Mineral Dust Source Investigation:地球表面鉱物ダスト源調査)による測定値の使用が含まれる。
<付記>: この記事には背景に二つの特殊性を含んでいます。一つは、打上に使われたロケットが、相乗り(ライドシェア)として計画された初めての試みであること(明日の記事に掲載)、および、同時に送られた探査機に、気象温暖化に関連する、ヨーロッパ宇宙機関の北極圏探査機が含まれていることです。これらの科学的特徴は、 「地球探査(8月20日) 」 に掲載してあります。
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<今日のテーマ>: ガイア:ここに太陽が来る
我々の銀河系の外から帰るとはどういうことだろう? 大きな疑問に答えるように設計されているが、ヨーロッパ宇宙機関のロボット、ガイア・ミッションからのデータは、宇宙における人類の位置について、独自の現代的な視点を提供するのに役立っている。 ガイアは太陽の地球近くを周回し、星の位置を非常に正確に解読するために、1年間、変化する視点からの僅かな動きを判断することができる。その移動は、より遠い星は比例して小さくなり、その距離を決定する。ビデオの最初のシーケンスでは、ミルキウェイ銀河のイラストが示され、すぐにガイアの星のデータの3次元の視覚化に分解される。いくつかの注目すべき星には一般名でラベルが付けられているが、他の星にはガイア・カタログの番号が付けられている。やがて、視聴者達は、我々の星の近くに到着し、そこでは多くの星がガイアによって追跡され、すぐに我々の故郷の星である太陽にたどり着く。ビデオの最後では、太陽系3番目の惑星である地球の反射光が見える。
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最終更新日 8月19日 火星探査情報 -----多数の探査機による火星探査情報
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<今日のテーマ>: 2024ヨーロッパ宇宙機関宇宙環境報告書
我々の惑星は、変化する気象を研究し、広域な通信とナビゲーションサービスを提供し、重要な科学的疑問に答えるために作業を行う宇宙船に囲まれている。
しかし、その軌道の一部は混雑し、宇宙での未来を脅かす、壊れた衛星やロケットの致命的かつ動きの速い破片によって一層撹乱されている。
2002年、ヨーロッパ宇宙機関がメンバーである国際スペースデブリ監視委員会(IADC:Inter-Agency Space Debris Coordination Committee)は、スペースデブリ軽減ガイドラインを発表した。自主的なガイドラインに記載されている措置は、さらなるデブリの発生を防ぐ方法で宇宙ミッションを設計、飛行、および処分する方法を定めている。これらは、重要な軌道を保護するための主要な一歩であり、ヨーロッパ宇宙機関の政策、国内法、技術基準のベースラインとして機能してきた。
2016年以降、ヨーロッパ宇宙機関のスペースデブリ局は、世界の宇宙活動の透明性の高い概要を提供し、これらの措置やその他の国際的なデブリ削減措置が宇宙飛行の長期的な持続可能性をどの程度改善しているかを判断するために、毎年宇宙環境報告書を発行している。
以下は、2024年の報告者の概要である。
基本事項
・ 地球の軌道環境は有限の資源である。
・ 2023年にはこれまでのどの年よりも多くの衛星が打ち上げられた。
・ 特定の低地球軌道における商用衛星編隊の数と規模は増加し続けている。
・ 寿命の終わりに、十分な数の衛星がこれらの非常に混雑した軌道を離れることはない。
・ ミッションの終了時に運用軌道に留まっている衛星は、破片が危険な破片の雲に分裂し、長年にわたって軌道上にとどまるリスクがある。
・活動中の衛星は、他の衛星や宇宙ゴミ(space debris)の破片の邪魔にならないように、ますます多くの衝突回避操作を行う必要がある。
・ 宇宙ゴミ対策の採用は徐々に進んでいるが、まだその増加に歯止めをかけるには至っていない。
・ これ以上の変化がなければ、宇宙開発を行う民間企業や国家機関の集団的な行動は長期的には持続不可能となる。
図中の表示の説明
UI = 未確認 RM = ロケットミッション関連オブジェクト RD = ロケットの残骸
RF = ロケットの破片 RB = ロケット本体
PM = ペイロードミッション関連オブジェクト PD = ペイロードデブリ
PF = ペイロードのフラグメンテーションデブリ
PL = ペイロード
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Space Safety (ESA)
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最終更新日 8月13日 地球観測 -------温暖化対策として
最終更新日 7月18日 アルテミス2 ------有人月周回への準備
最終更新日 8月13日 ハッブル宇宙望遠鏡 --最新の発表
最終更新日 7月29日 ジェムスウェブ宇宙望遠鏡 -最新の発表
< 待 機 中 > 宇宙ステーションは今 --日本人飛行士滞在期間
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
<今日のテーマ>: 夏の大三角の隠された宝
8月の空は、北半球の観測者にとっては、日暮れ後の美しい夏の大三角を絶好の位置に導く。
空の高い位置にあり、立ったまま真っ直ぐ見上げるのは首に負担がかかるので、メンバーとなる星達を快適に観察するのが難しいかもしれない。その最も明るい星やメンバーの星座をすばやく見つけたい人にとってはそれほど問題ではないが、人々が、その周りに散らばる、あまり知られていない暗い星のパターンの一部を見るのを妨げる可能性はある。
解決策は、毛布やマットの上で地面に横たわるか、芝生や椅子を運び上を向いて優雅に座って見よう。夏のトライアングルの三つの星、こと座と明るい星ベガ、はくちょう座と輝く星デネブ、アクイラとその燃える星アルタイルなどの主要な星座をすぐに見つけることができる。
目が慣れてくると、夏の大三角地帯の周辺に隠れているいくつかの星座、キツネ座、いて座、イルカ座とその星達を見つけることができる。これらは夏の大三角の「隠された宝」と呼ぶことができるが、どこを見ればよいかを知っている人にとっては、ありふれた視界である!
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Kat Troche(著者名です)
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<今日のテーマ>: スバールバル、溶ける
2024年の夏、スバールバル諸島の氷冠は、非常に高い気温によって極端な融解のエピソードに見舞われた。
ノルウェー本土と北極点の間に位置するスバールバル諸島は、地球上で最速の温暖化の場所である。その陸地の半分以上は氷で覆われており、グリーンランドと南極大陸以外の地球の氷河面積の、約6%を占めている。
2024年7月下旬から8月上旬にかけて、気温が平均以上の摂氏4度前後で推移した北極圏のこの部分では、この暑さは、地球最北端の氷河があるスバールバル諸島に打撃を与え、雪と氷の急速な溶解を引き起した。
ランドサット8号の右上のイメージは、8月9日の、群島で2番目に大きな島である ノールアウストラン(Nordaustlandet Nordaustlandet)島 を指し、水と堆積物が海岸から北極海に流れ込んでいる。堆積物が、島を取り巻く水面に印象的な色の渦巻きを引き起こしている可能性がある。季節の雪が溶け、「ファーン(firn:万年雪)」と呼ばれる古い圧縮された雪の層によって、水色の氷河の氷の一部がむき出しになり、このイメージで露出している。
この大きな融解は8月に入っても続き、持続性のヒート・ドームがスカンジナビアの北極圏の一部を焼いた。スバールバル諸島の首都スピッツベルゲン島のロングイェールビーン(Longyearbyen)では、8月11日に、気温が摂氏 20.2 度に達した。8月の最高気温は、前月の月間記録を約 2.2 度上回っている。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Earth Observatry