天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

12月31日: ハッブル、微笑むレンズを見る

2017年12月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージの中央にあるのは、ハッブル宇宙望遠鏡でとられた銀河集団 SDSS J1038+4849 であり微笑んでいるように見える。それは、二つのオレンジの目と白いボタン状の鼻として見ることができる。この「幸せ顔(happy face)」の例では、二つの目は非常に明るい銀河達であり、まぎらわしい微笑のラインは、実際には、強い重力レンズとして知られる効果によって引き起こされた弧である。銀河の集団は宇宙で最も大規模な構造であり、周囲の時空を曲げるような強力な重力の引きによって背後の光を拡大し歪め、宇宙レンズとしての働きをする。ハッブルの発見の多くにとって重要なこの現象はアインシュタインの一般相対性理論によって説明される。ハッブルは、これらの大規模な銀河達を詳しく調査し、レンズ効果をモデル化する手段を天文学者達に提供し、以前にもまして初期の宇宙を知ることを可能にした。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック

<年末ご挨拶>: 本年はご愛読いただき有難うございました。良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。
なお、1月1日(月)~1月5日(金)の更新は休ませていただきます。新しい情報提供は1月6日からです。

 

コメント

12月30日: 稲 妻

2017年12月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士パオロ・ネスポリによって国際宇宙ステーションから捕えられた稲妻。宇宙ステーションへのパオロの3回目かつ最後のミッションは、イタリア語で life を意味する Vita と名付けられた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック (12.69 MB)

<ひとこと>: 稲妻はイメージの白い塊。イタリアの宇宙飛行士パオロ・ネスポリは、去る12月16日、国際宇宙ステーションから戻っています。

コメント

12月29日: 貨物船出発準備、新しいクルー宇宙に慣れる

2017年12月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの3名の新しいクルーは、軌道の研究室のオペレーションとシステムに慣れる二週目を始めている。彼らと先任の3名の遠征54クルーは、また、今日、貨物オペレーション、宇宙科学、ステーション保守で忙しかった。また、ロシアのプログレス67号貨物船は、6ヵ月半の滞在でズベズダサービスモジュールにドッキングした後、今夜ステーションを出発する。貨物船は、今夜米国東部標準時午後8時3分(日本時間木曜日午前10時3分)にズベズダから切離され、南太平洋上で燃え尽きるために地球の大気に再突入するだろう。
ベテラン宇宙飛行士アントン・シュカプレロフと、初めての宇宙飛行士達、NASAのスコット・ティングルおよび日本宇宙航空研究開発機構の金井宣茂は、二週目の地球軌道で宇宙での生活に習熟している。12月19日に到着した新しいこれらの宇宙居住者達は、彼らのスケジュールに、無重力状態での生活と作業に適応するための時間を持っている。NASAからの二回目のステーション居住者ジョー・アカバは、水曜日を通して、スペースXドラゴン補給船の中に収容する品物を集めるために働いた。金井宣茂は、1月13日にドラゴンで地球に持帰る貨物を荷造りする準備でアカバを支援した。ティングルは、今朝、微重力状態での身体的活動を測定するための運動用自転車のチューブに彼自身を結びつけた。この長期にわたる実験では、医者達は、ミッションの成功を維持するための、宇宙飛行士達の宇宙での健康維持を確実にする方法を調査している。

<写真>: 新着の遠征54・55クルーメンバー、左から、日本宇宙航空研究開発機構の金井宣茂、ロシア連邦宇宙局のアントン・シュカプレロフ、NASAのスコット・ティングル。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: 上のリンクから。

コメント

12月28日: 月の影からの科学

2017年12月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

皆既日食は18ヵ月ごとに約1回地球上にどこかで起きる。2017年8月21日の食は珍しく陸地を長く横断した。この皆既食は、最初にオレゴン海岸に着いた時からサウスカロライナで北アメリカ本土を離れるまで、約90分続いた。この長い陸地を横断する連続的な経路は、通常は可能でない方法で地球上で太陽とその影響を調査する、希な機会を科学者達を提供した。 科学者達は、太陽の顔を遮るために金属のディスクを使う、コロナグラフと呼ばれる機器で、宇宙から太陽のコロナを調査する。しかしながら、科学者達が低いコロナを詳しく測定することができる白い光の太陽のコロナの最も内側の領域は、皆既日食の間にのみ見える。研究者達は、2017年12月11日に、北アメリカを横断して伸びた8月の日食の間に集められた太陽と地球上の観測に基づく最初の調査結果を議論した。

<出典>: 「食と通過(Eclipses and Transits)」

<大判>: イメージをクリック

コメント

12月27日: メッセンジャからの視覚化された水星

2017年12月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2011年から2015年まで水星を周ったNASAのロボット・メッセンジャ宇宙船からとられたイメージとデータが、この熱い惑星の表面の多くに焦点を当てる仮想フライトを構想するためにデジタル的に結合された。この太陽系の最も内側の世界は、激しくクレーターされた灰色の地域によって覆われ、普遍的にはそのまま地球の月と似て見える。メッセンジャは、水星の極の近くの影の部分に、恐らく水の氷を宿していることを発見した。このビデオは水星の太陽に面した側から開かれ、仮想宇宙船が水星の夜の中に退いて終わっている。水星は、実際には、太陽を周る2回の旅ごとに3回転するほどゆっくり回転している。2018年に、ヨーロッパと日本は、更に良く水星の表面をマップしその磁場を調査するために、ベピ・コロンボ(BepiColombo)を打上げる予定である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: イメージをクリックして Youtube から。

コメント

12月26日: 火星の北極の渦

2017年12月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

それぞれの冬、この極は、薄い火星の大気からの凍った二酸化炭素から成る、厚さ約1メートルの新しい外層をつくる。この新しい層は一年中存在する水の氷の層の上に堆積する。強い風が極冠の中央の上から吹き下り、赤い惑星の回転にしたがって渦巻をつくる(Planum Boreum's spiral structure)。このイメージは、今年早くにつくられた、ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによってとられた多数のイメージと、NASAのマーズグローバルサーベイヤーミッションのレーザー高度計から引き出された高度からの合成の眺望である。ここ数年で計画される火星への新しいミッションには、火星に穿孔する計画を有する Insight 、過去と現在の微細な火星の生命のサインを捜す計画を有するエクソマーズ(ExoMars)とマーズ2020ローバーがある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

コメント

12月25日: ハッブルの休日の星雲の「飾り」

2017年12月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハッブル宇宙望遠鏡は宇宙におけるカラフルな休日の飾りのように見えるものを捕えた。これは実際には NGC 6326 、その生命の終わりに近づいている中央の星によって照らされている、ガスを流出する、輝く断片を持つ惑星状星雲のイメージである。星が年を経て、その赤色巨星の生命のフェーズが終わるとき、それは、熱いコンパクトな白色矮星を残して、その表面からガスの層を放出し始める。ある時は、この放出は、輝くガスのエレガントな対称形のパターンに帰結するが、 NGC 6326 はまだ構築されたばかりである。このオブジェクトは、さいだん座の地球から約 11,000 光年にある。惑星状星雲は、水素とヘリウムより重い元素が星達の中心でつくられた後宇宙にまき散らされる主な方法の一つである。この投げ飛ばされた素材のあるものは、最終的に新しい星や惑星になるかもしれない。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: この記事の詳細は「ホームページ」の「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」参照。

コメント

12月24日: ヴィタ(VITA)ミッション一日の低速度撮影、カリフォルニアからメキシコまで

2017年12月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年12月14日に国際宇宙ステーションから地球に戻った、ヨーロッパ宇宙機関のパオロ・ネスポリ(イタリア)が撮った、カリフォルニアからメキシコまでの低速度撮影。動画はイメージをクリック。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリックして Youtube から。

コメント

12月23日: ステーションクルー、骨と筋肉調査とともに休暇に向かう

2017年12月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本宇宙航空研究開発機構の遠征54・55金井宣茂が、400キロメートル地球を下にして、国際宇宙ステーションの七つの窓のキューポラ内部にいる。
 六名の宇宙飛行士達は、宇宙での生活がどのように人体に影響を及ぼすかの調査を続け、軌道の研究室を保守し、またクリスマスと大晦日を地球を周って過ごすだろう。今日、ステーション居住者達は、何故宇宙で骨と筋収縮症が起きるか、また、宇宙飛行士達の健康を維持するための方法を調査した。金井宣茂は、宇宙飛行の間に彼の骨髄と血液細胞に何が起きているかを理解するための、彼の息、骨髄調査のための血液サンプルを集めて保存した。その後、顕微鏡を通して合成骨細胞を調べているアカバに加わった。この合成素材は、地球上でまた宇宙での骨の健康を改善する可能性のために培養され、実際の骨細胞と統合される。バンデ・ハイは、それらの筋肉がどのように微重力環境に適応するかを観察するためにクラゲを調査した。この実験では、筋収縮症の新薬と処置につながるかもしれない、化学物質、タンパク質、細胞活動を確認しようとしている。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 詳細は「ホームページ」の「国際宇宙ステーションは今」から。なお、この記事は一旦掲載後削除された模様であり、現在見ることはできません。

コメント

12月22日: 季節の挨拶

2017年12月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「こんにちは、 リトルロック、メンフィス、ジャクソン、ニューオリンズ、バーミンガム、マイアミ、および間の多くの所に! 宇宙は思ったより近くにある。国際宇宙ステーションからのイメージとともにマーク・バンデ・ハイから挨拶を送る」。バンデ・ハイとステーションのクルーメイトは、軌道の研究室で最先端の研究を行っているだけではなく、彼らの地球のイメージは、地球の監視に役立ち、その美を見せている。

<出典>: 「遠征54(Expedition 54)」

<大判>: イメージをクリック

コメント

12月21日: 最も青い氷

2017年12月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アイスブリッジオペレーションによる、11月29日のヴィクトリアランドの飛行で得られたこのイメージは、南極大陸のマクマード湾に浮いている氷山を示している。水の下の氷山のこの部分は、湾における水からの青い光によって最も青く見えている。ある氷山の下側は浸食され、古く、密度の濃い、信じられないほど青い氷を露出させることがある。この氷山のユニークな段のような形は、イメージの右上の平たいより安定した氷山と比較して、恐らく分離した後の何時かに回転したことを示唆している。空から極地の氷をマップするミッション、オペレーション・アイスブリッジは、最近、マクマルドとアムンゼン・スコット南極ステーションから何回かの飛行を行い、研究者達に氷の大陸の内部へのより大きなアクセスを与えた。

<出典>: 「アイスブリッジ(IceBridge)」

<大判>: イメージをクリック

 

コメント

12月20日: 宇宙旅行者達、2日間の旅の後ステーションに到着する

2017年12月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1、 NASAのスコット・ティングル、ロシア連邦宇宙局のアントン・シュカプレロフ、日本宇宙航空研究開発機構の金井宣茂を運んでいるソユーズ宇宙船は、二つの宇宙船がイタリア南の海岸の上約400キロメートルを飛んでいるとき、東部標準時午前3時39分(日本時間12月19日火曜日午後5時39分)に国際宇宙ステーションにドッキングした。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: イメージは国際宇宙ステーションとドッキング直前のソユーズ。NASAテレビから録画。

 

2、 金井飛行士を含む遠征54は、日本時間12月19日午後5時39分に国際宇宙ステーションとドッキングし、7時55分にハッチが開かれ先任クルーと合流しました。イメージは両船間のハッチが開かれ、宇宙ステーションに入り先任クルーの歓迎を受ける金井飛行士。NASAテレビから録画。大判は省略。

コメント

12月19日: ファルコンロケット第一段回収される/お知らせ

2017年12月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

スペースX社のファルコン9(Falcon 9)打上ロケットの第一段が、東部標準時12月17日金曜日午前10時36分(日本時間土曜日午前0時36分)に打上げられ国際宇宙ステーション貨物船ドラゴンを宇宙に届けた後、地上に戻され回収される(イメージは着陸直前の様子:NASAテレビから録画)。この技術は現在スペースX社のファルコン9のみで実行されており、再利用可能な打上ロケットとして低コスト化に寄与している。実験段階では揺れる海上での着陸にも成功している。

<出典>: 「オリジナル」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間今夕5時半過ぎ、金井飛行士を含む遠征54が国際宇宙ステーションに到着します。中継放送時刻等は 「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、ハッチが開かれ飛行士達がステーション内部に入る時刻は変動する例が多いのでご注意ください。

コメント

12月18日: 新しいクルー2日間の旅で打上/ドラゴンを捕える

2017年12月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

新しいクルー、ステーションへの2日間の旅で打上

ソユーズ MS-07 が、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから、国際宇宙ステーションに向けて、バイコヌール時間12月17日日曜日午後1時21分(日本時間12月17日日曜日午後4時21分)に打上げられた。打上の時、宇宙ステーションは、約260マイル(416キロメートル)の高度で、バイコヌールの北東、中央カザフスタンの南の上空を飛行していた。NASAの遠征54・55フライト・エンジニア スコット・ティングル、ロシア連邦宇宙局のアントン・シュカプレロフ、日本宇宙航空研究開発機構の金井宣茂は、今、安全に軌道上にいる。トリオは、12月19日火曜日午前3時43分(日本時間午後5時43分)に宇宙ステーションにドッキングする前に、約2日間地球を周るだろう。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

宇宙飛行士達、新しい科学を積んでいるドラゴンを捕える

国際宇宙ステーションがオーストラリアとパプアニューギニアの間を旅する間に、NASAの宇宙飛行士マーク・バンデ・ハイとジョー・アカバは、東部標準時午前5時57分(日本時間午後7時57分)に、宇宙ステーションのロボットアームを使ってドラゴン宇宙船を捕えた。地上の管制官達は、ステーションのハーモニーモジュールに宇宙船をインストールし始めるように指令を送るだろう。ドラゴンは、数年間宇宙ステーションの周辺の人口衛星の残骸環境を測定する宇宙ゴミ・センサー(SDS)を運んでいる。一旦ステーションの外側に取り付けられたならば、この一平方メートルのセンサーは、ほぼリアルタイムでの破片のインパクト検出と記録を提供するだろう。搭載されたものには、また、地球に入力する太陽エネルギーを測定する、NASAのトータル・スペクトル太陽光センサー(TSIS-1)がある。 TSIS-1 測定は、科学者達が、地球のオゾン、大気の循環、雲、生態系への太陽の自然の影響を調査するのに、以前の能力より3倍の正確さを可能にするだろう。これらの観測は、地球システムの太陽の変化の影響の科学的理解のために重要である。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: 大判は省略

コメント

12月17日: 「スペースX」/ドラゴン CRS-13 打上げられる/お知らせ

2017年12月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションにドラゴン貨物船を届けるファルコン9ロケットが、ケープカナベラルの複合打上台40から東部標準時金曜日午前10時36分(日本時間土曜日午前0時36分)に離昇する。ドラゴン貨物船は、国際宇宙ステーションとクルーのための補充用品のほか、微重力状態での植物の反応調査、糖尿病管理のために使われるバイオセンサの調査、 筋収縮症と戦う薬物送達システムの調査、地球と軌道の残骸に入る太陽エネルギー測定などの新しい調査機器を含む、約 2,200 キログラムを運んでいる。

<出典>: 「オリジナル(イメージはNASAテレビから)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間今日12月17日午後4時過ぎに、国際宇宙ステーションに向かう日本の金井飛行士を含む3名の宇宙飛行士が、カザフスタンからロシアのソユーズで打上げられます。この打上に続いて、上記貨物船が国際宇宙ステーションに到着し、並走の上ロボットアームで捕捉され、ステーションにインストールされます。これらの中継放送の時刻の詳細は、「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」を参照してください。

コメント