日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、打ち上げを延期してきた小惑星探査衛星「はやぶさ2」の打上げを、気象条件の懸念から、更に12月3日(水)午後1時22分44秒に変更したと発表しました。気象条件によっては再度変更される可能性もあります。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、気象条件不良のために延期してきた小惑星探査衛星「はやぶさ2」の打上げを、2014年12月1日月曜日午後1時22分43秒に再設定したと発表しました。中継放送は、ロケット打ち上げ前後の「第1部」、ロケットからの探査機分離前後の「第2部」に分けて実施されます。なお、気象条件によっては再度変更されることもあります。
「はやぶさ2号」の日曜日の打上は、種子島発射場付近の気象不良が予測されることから延期になりました。次期打上日は未定です。決まり次第お知らせします。
「はやぶさ2号」は明日11月30日打上です!
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2014年11月30日日曜日午後1時24分48秒に、H2Aロケット26号機に載せて、小惑星探査衛星「はやぶさ2」を打上げます。中継放送は、ロケット打ち上げ前後の「第1部」、ロケットからの探査機分離前後の「第2部」に分けて実施されます。なお、打上げの進捗状況によって、放送開始時刻や内容の変更、終了時刻延伸または早期終了の可能性があります。
- はやぶさ2の概要: JAXAのページ から。
- 放送内容
- 第1部:11月30日(日)12:30~13:45 ごろ。 (打上予定時刻の約50分前)。
・「はやぶさ2」紹介、準備状況VTRなど
・相乗り小型副ペイロード紹介
・打ち上げシーンなど - 第2部:11月30日(日)15:00頃~15:30 ごろ。 (「はやぶさ2」分離予定時刻の約15分前から開始;分離は打上後1時間47分ごろ)
・H2Aロケットからの「はやぶさ2」分離前後
なお、相乗り小型副ペイロードの分離は放送はしない予定
- 第1部:11月30日(日)12:30~13:45 ごろ。 (打上予定時刻の約50分前)。
- 中継はこちらから:
JAXAチャネル --- (YouTube)
JAXAライブ --- (Ustream) - これまでの彗星、小惑星探査 --- オリジナル
東部標準時2014年11月22日午後5時29分から6時4分(日本時間11月23日午前7時29分から8時4分)にかけて、月は、NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)から見た多くの太陽の視界を隠した。この月の通過と呼ばれる現象は SDO の視点からのみ見ることができた。月の通過の間の SDO のイメージは、月がその周囲に太陽からの光を歪める大気を持っていないという事実を映す鮮明な月の地平線を示している。これらのイメージでは地平線が明らかであり、山や谷の地形を見ることができる。
この3Dイメージは、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコの表面を飛んだときに見えたものを示している。このイメージは、欧州宇宙機関のフィラエ宇宙船の、11月12日の最初の着地への降下の間に、ロゼッタ着陸船の画像処理システム(ROLIS)によって集められたデータからつくられた。欧州宇宙機関は、また、彗星の表面への、 着陸船の3回の着地の初めての音の軌跡 を発表した。この立体イメージは、フィラエが地表からほぼ3キロメートルだった時に、画像装置 ROLIS によって得られた二つのイメージを使ってつくられた。このイメージは、宇宙船の67Pへの最初の着地より約1時間前の、東部標準時午前11時3分(日本時間11月13日午前1時3分)に2分間隔でとられた。このイメージでは、着陸地点アギルキア(Agilkia)がすぐ下に見ることができる。右上には着陸の足の一つが見える。地上の解像度はピクセル当たり約3メートルである。3Dで見るには赤青の眼鏡で見る必要がある。
これらの信じ難いイメージは、2014年11月12日に、彗星67P/チュリュモフ-ゲラシメンコに接近し最初の着地からはね返った時の、ロゼッタのフィラエ着陸船の息をのむような旅を示している。この合成は、最初の着地の30分間のロゼッタのオシリスカメラで捕えられた一連のイメージから成っている。イメージのそれぞれの時刻が、対応する差込みにグリニッチ標準時(GMT)で記録されている。また、地表との最初の接触の前後の着地したエリアの比較が提供されている。このイメージは、宇宙船が彗星の中心から 17.5 キロメートルまたは地表から約 15.5 キロメートルにあったときに、ロゼッタのオシリス狭角カメラでとられた。それらは28センチ/ピクセルの解像度を持ち、拡大された差込みは17×17メートルである。このイメージは、フィラエが着地の前に、彗星に向かって左から右へ横断していることを示している。着地後 15:43 GMT に撮られたこのイメージは、 CONSERT 実験装置によって、約 0.5m/s の速度でデータを送り返したときに、着陸船が東に動いていたことを確認している。フィラエの最終的な位置は未だ不明であるが、着地後再び 17:25 GMT に跳ね返った後 17:32 GMT にそこについた。
降下カメラは地表がミリメートルからメートルの大きさのダストと破片で覆われていることを明らかにした。一方、フィラエの CIVA (彗星核赤外線可視光線分析器)カメラは、着陸船が岩の壁に近く、恐らくその3本の足の一つが浮いていることを示唆する第一印象のパノラマイメージを送り返した。フィラエの位置の移動を引き起こす恐れがある科学装置を起動させるべきかどうかの議論の後、 MUPUS (地表・地下科学複合目的センサー)と APXS (αプロトンX線分光計)の二つの機器が展開された。着陸船の核となる主電池は次の24時間のいつか尽きるかもしれない。毎日 1.5 時間の日光のみで着陸船が利用できる、ソーラーパネルによってフィラエを充電する二次電池は、長い間科学を行うためのエネルギー総量に影響がある。最初の着陸地点は彗星日 12.4 時間にほぼ7時間の照明を提供した。
11月12日水曜日、欧州宇宙機関のロゼッタミッションは成功裏に彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコの地表に着陸した。時速約 3.2 キロメートルの速度で降下し、「フィラエ」と呼ばれる着陸船は初めてタッチダウンし、その信号は西海岸標準時午前8時3分(日本時間11月13日午前1時3分)に受信された。部分的に点火しなかったアンカーの銛(harpoon)のために、また、地球の重力の10万分の一以下の彗星の低い重力のために、フィラエは地表でバウンドし、射程に沿って約1キロメートル彗星の地表の上に飛び上がった。最初の接触の約2時間後の西海岸標準時午前9時53分(日本時間1月13日午後0時53分)にフィラエは再び着陸した。二回目のバウンドが起き再び宙に浮いた。彗星の核とのフィラエの3回目の接触は魅力的であった。西海岸標準時午前10時(日本時間11月13日午前2時)に、ロゼッタミッションのフィラエ着陸船は、彗星に軟着陸した最初の宇宙船になった。ロゼッタのミッション・コントローラ達は、フィラエが、直径約2メートル、深さ約2メートルの穴(または亀裂)の傍らに降り立ったと考えている。着陸船は地表に固定されていないが安定しており、既にその10の装置の八つはデータを送り返し始めた。科学チームは、その次の動きに取り組んでいる。
ロゼッタの着陸船フィラエは、彗星の地表からの最初のパノラマのイメージを送り返してきた。未処理の視界では、 CIVA-P 画像処理システムで捕えられた最終的なタッチダウン地点の周囲の360度の視界を示している。フィラエの車輪の三つの足の部分がこのフレームに見ることができる。彗星67P/チュリュモフ-ゲラシメンコの地表へのフィラエのタッチダウンの確認は、国際時間11月12日 16:03 (日本時間11月13日午前1時3分)に地球に届いた。
左のイメージは着陸後最初の撮影、右のイメージはその後のパノラマ。
欧州宇宙機関のロゼッタ宇宙船の機器が、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコから不可解な「歌」を拾った。11月12日水曜日、ロゼッタは彗星67Pの地表にフィラエ着陸船を送り、彗星での初めての軟着陸を試みるだろう。この音は彗星周辺の磁場の振動であると考えられている。これらは、彗星を周っている宇宙船の五つの機器のセット、ロゼッタプラズマコンソーシアムによって拾われた。この彗星の歌は、一般的に20ヘルツから20キロヘルツの間の音を聞き取る、人間の聴力以下遥か遠くの40~50ミリヘルツで発せられているので人間の耳には聞き取れない。この音を人間に聞き取れるようにするために、ロゼッタ科学者達は、周波数を1万倍に増加させた。
欧州宇宙機関(ESA)のロゼッタ着陸船フィラエ(Philae)の第一着陸地点、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコの頭部のサイト「J」の位置がこのイメージで強調されている。この彗星の核の大きなイメージは、約100キロメートルの距離から、2014年8月16日にとられた。右の差込みのイメージはサイト「J」のクローズアップを示し、この着陸地点は他の候補サイトに比して着陸船にとって危険性が少なくまた科学的に興味がある。サイト「J」では、ほとんどの斜面がフィラエが着地の際に倒れる可能性が少ない30度未満である。サイト「J」は比較的岩が少なく、また、フィラエの初期の電池の能力を超えて地表で活動を続けるために充電する十分な照明を受けられる。差込みのイメージは、2014年8月20日に、約67キロメートルの距離からとられた。イメージスケールはピクセル当たり 1.2 メートルである。この彗星の核は差渡し約4キロメートルである。この着陸地点は2014年9月に五つの候補地から選ばれた。
太陽の活動領域が、東部標準時2014年11月5日午前4時47分(日本時間11月5日午後5時47分)にピークに達した、中規模の太陽面爆発を発した。これは同じ活動領域からの二回目の中規模のフレアであり、太陽の左の縁に11月3日に現れ AR 12205 と命名された。このイメージは、NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)によって、赤と金でカラー化された極紫外線光で捕えられた。太陽面爆発は放射線の強力な爆発である。このフレアは M 7.9 クラスのフレアに分類される。Mクラスのフレアは、最も激しいフレアであるXクラスのフレアの10分の一の大きさである。数字は強さに関する詳細な情報を提供する。M2はM1の二倍、M3は3倍激しい。
ある時は大きな青い大理石(blue marble:ブルーマーブル)と記述される地球が、ある特異な視点からは小さな青い大理石のように見える。先週、地球と月のシステムのこのアイコンのようなイメージが嫦娥 5-T1 ミッションによってとられた。宇宙船のカメラに非常に近かったので月は地球より大きく見える。反射するカラフルな地球に対して、通常は地球から隠された多くの地表を現す月は暗く灰色に見える。主として技術試験ミッションに専念するこのロボット嫦娥 5-T1 宇宙船は、前の火曜日に月を回り金曜日に地球に戻った。
<参考>:嫦娥 5-T1: 嫦娥(じょうが)5号T1は中国の月探査機。嫦娥計画第三工程の一部として先月24日に西昌衛星発射センターから長征ロケットで打上げられ、28日夜に月を周回した後、北京時間11月1日朝内モンゴル自治区に着陸した。
我々の太陽系で最も大きな惑星木星の不気味なクローズアップの視界、惑星が貴方を振り返っているこのトリックは、実際にはハッブルの観測である。2014年4月21日に、ジュピター神(木星)の月ガニメーデの影が嵐の中央を横切ったとき、ハッブルは木星の巨大な大赤斑(GRS:Great Red Spot)の嵐の変化を監視していた。これは、巨大な惑星に、直径 16,000 キロメートルの「目」の中央に瞳を持つ不思議な様を与えた。しばらくして、木星は、キクロプス(Cyclops:ギリシャ神話の一つ目の巨人)のように戻った。