之を如何と日わざる者
子 日わく、
之(コレ)を如何(イカン)、
之を如何と日(イ)わざる者は、
吾(ワレ)之を如何ともする末(ナ)きのみ。
現代語訳
先生は おっしゃった。
どうしたらよかろう。どうしたらよかろうと
常に自分に問いかけることをしないような者を、
私はどうすることもできない。
子 日わく、
憤(フン)せずんば啓(ケイ)せず。
悱(ヒ)せずんば発せず。
一隅(イチグウ)を挙げて三隅(サングウ)を
以(モツ)て反(カエ)らざれば、
則(スナワ)ち復(マタ)せざるなり。
現代語訳
先生は おっしゃた。
知りたい気持ちが溢れ出すほどにならなければ、
啓き、教えない。
うまく伝えられないもどかしさに
口ごもるほどにならなければ はっきりと教えない。
一つの隅を取り上げて示すと、
残りの三つの隅すべてについて説明できるほどでなければ、
くり返し教えることはしない。
参照
学ぶ時には、どうにかして知りたい。
どうしても教えてほしいという、
心の底からわいてくる強い意欲が必要です。
このような誰にも負けないやる気があれば、
ひとつのヒントからいろいろなことを自分で
考えられるようになるでしょう。
孔子の教育者としての強い言葉です。
「啓発」という熟語は ここから生まれました。
毎度 はるか流の勝手な 解釈です(笑)
{このような誰にも負けないやる気があれば、
ひとつのヒントからいろいろなことを自分で
考えられるようになるでしょう。}
この教え・・・とても 納得です。
私の場合、学問ではなく 日常生活の事ですが・・・。
一人では絶対無理って 勝手に思ってたことが、いろいろ考えてると
いろんなアイデアが 湧いてくるものです。
よって、専門的なことはダメですが、たいていの事は自力でやってます。
婆友は、えぇ~!ってビックリしますが・・・。
やる気と知恵で、ある程度の事はカバーできるものです。
もちろん、体と相談しながら~ソロ~リ ソロ~リですが・・・。