君子は言に訥にして
子夏(シカ)日わく、
賢を賢として色に易(カ)え、
父母に事(ツカ)えて能(ヨ)く其の力を竭(ツク)し、
君(キミ)に事えて能く其の身を致し、
朋友と交わるに言いて信あれば、
未(イマ)だ学ばずと日(イ)うと雖(イエド)も、
吾は必ず之を学びたりと謂(イ)わん。
現代語訳
子夏が言った。
恋人を愛する気持ちと同じように賢徳の人を慕い
父母には自分の全力を尽くして孝行し、
主人に仕えるには自分の身を投げ出す。
そして、友人とのつき合いでは信義を重んずる。
このような人であれば、
まだ学問をしていない者であると言っても、
すでに学問をしたのだと私は評価するのである。
参照
「賢を賢として色に易え」は 解釈が難しいところです。
賢人を恋人のように思う。
賢人を恋人よりも大切に思う。
賢人に出会ったら顔色を変えるくらいでありたいものだ。
賢人を尊び、情欲を軽じる。
賢人と恋人は比べられないようにも思いますが、
いかがでしょう。
いずれにしても、実践の大切さが伝わる章句です。
子 日わく、
君子は言(コトバ)に訥(トツ)にして、
行(オコナイ)に敏(ビン)ならんと欲(ホツ)す。
現代語訳
先生は おっしゃった。
君子は言葉がうまくなくても構わないが、
行動は機敏でありたいものだ。
参照
たとえ朴訥であったとしても、思いやりの気持ちを持って、
素早く行動することが一番大切です。
言葉よりも、心のこもった行いが出来ればいいのです。
孔子は、言葉が行いよりも過ぎていては恥ずかしいと考えました。
私たちは、ついつい言い訳をしたり、
言葉でなんとか説明しようとしたりします。
でも、心のこもった行いができれば、
むしろ余計な言葉はいらないのかもしれませんね。
I子さんの夫・・・仙人さんからの電話・・・。
👨・・・はるかさんの時、銀行は大丈夫だった?
👩・・・えっ、どういうこと?
👨・・・I子ちゃんの口座、解約するの手続きが大変なんだよ!
よく聞くと・・・子供がいない夫婦の時は、I子さんの親族にも
相続権があるそうだとか・・・・。
両親・兄妹とも他界してるので、会ったこともない甥姪にも
相続権があるとの事。
それには それぞれの戸籍抄本等の書類も必要だとか・・・!?。
👩・・・私の時は20年前だったから~よく覚えてないけど!
銀行は そんなに 難しくなかったような・・・。
👨・・・I子ちゃんは僕より預金は多いけど・・・どうしようかなぁ~。
僕も そんなに長くないと思うし・・・。
この頃・・・ずっと 眠れないし・・・。
確かに生活の諸々は I 子さんが やってたので、
仙人さんには 分からないことばかりで大変だと思う。
胃が小さくなってからは、食欲もなく やせ細って 本当に仙人みたいだったから
仙人さんの生活は 毎日、絵を描く事だけだったのです~。
話してて初めて知ったけど、仙人さんは 携帯も持ってないとか!
エッ、なんで!?って聞くと
だって・・・必要なかったから・・・って!。
銀行の人に、市の無料相談に行ったらって言われたそうだ
もちろん、手続きするとなると お金も必要らしい。
👩・・・でもね、二人で築いた財産なのだから、やっぱり手続きすべきだよ
👨・・・そうだね~相談だけでもしてみようかなぁ~。
そんな 内容の電話でした・・・。
子供がいると問題ないらしいのですが、法律って変ですね。
二人の財産なのに・・・自由にならないなんて・・・。
力になってあげたいけど、今の私は 知識も行動力もないのです。
仙人さんが気の毒で、私も昨夜は眠れませんでした。
私たちのように 子供に恵まれなかった方達・・・。
遺言書があると 優先されるみたいです。(定かでないですが)
でも、預金等は 分けてた方が良いみたいですね・・・。