剛毅木訥、仁に近し
子 日わく、
人にして 信無くんば、
其の可なるを 知らざるなり。
大車輗無く、小車軏無くんば、
其れ 何を以て之を行らんや。
シ ノタマワク、
ヒトニシテ シンナクンバ
ソノカナルヲ シラザルナリ。
ダイシヤゲイナク、ショウシャゲツナクンバ、
ソレ ナニヲモッテコレヲヤランヤ。
現代語訳
先生は おっしゃった。
人間であるのに(人が必ず持っていなければならない)
信(マコト)のない者は、どうすることもできない。
(もしも)大きな牛の車に
輗(牛と車とをつなぐために必要な器具)がなく、
(四頭立ての馬の)小さな車に
軏(馬と車とをつなぐために必要な器具)がなければ、
どうしてその車をあやつり進めることができようか。
参照
人における信を車の部品にたとえた章句です。
信は人を欺かない、言葉に嘘がないという意味です。
人にとっては とても大切な要素です。
車も重要部分がなければ動きません。
わかりやすいたとえの中に深い意味がこめられています。
子 日わく
剛毅木訥、仁に近し
シ ノタマワク。
ゴウキボクトツ ジンニチカシ。
現代語訳
先生は おっしゃった。
心が強くしっかりしていて、口下手で飾りけがない人は、
仁者に近い人と言うことができる。
参照
これは とても有名な章句ですね。
お好きな方も多く、お子さんにも人気があります。
たとえ 口下手でも、
正しいことを行う強い意志がある人は素晴らしいですね。
「巧言令色、鮮し仁」と同じですね。
温かいハートのある人になりたいものです。
※「巧言令色、鮮し仁」の意味 調べました
読み方は コウゲンレイショク スクナシジンです。
巧みな言葉を用い、表情をとりつくろって
人に気に入られようとする者は、仁の心が欠けている。
(⌒▽⌒)アハハ! そんな人って たしかに居たような~。
人生いろいろ 立場も考えも いろいろですものね。
今になって思うと・・・ちょっと笑ってしまいますが。!
でも、人と接する機会が少なくなった今は、なんか~懐かしいです(´∀`*)ウフフ