一を聞いて以て十を知る。
子、子貢(シコウ)に 謂(イ)いて日(ノタマ)わく、
女(ナンジ)と回と 孰(イズ)れか愈(マサ)れる。
対(コタ)えて日(イ)わく、
賜(シ)や何(ナン)ぞ敢(アエ)て回を望まん。
回や一を聞いて以て十を知る。
賜や一を聞いて以て二を知る、
子日(ノタマ)わく、
如(シ)かざるなり。
吾と女(ナンジ)と如かざるなり。
現代語訳
先生が、子貢に聞いた。
「お前と顔回と どちらが優れていると思うか」
子貢は 答えた。
「私など 顔回には及びません。
顔回は 一を聞けば十を悟るほど聡明です。
私は 一を聞いて二を知る程度です」と。
それを聞いた 孔子先生は、
「その通りだなあ。
おまえだけでなく、私も及ばない」と言った。
参照
「一を聞いて以て十を知る」という表現はここが出典です。
顔回は孔子をはじめ 誰もが認める優秀な弟子。
そんな顔回と比べられては、
いくら頭脳明晰な子貢も かないません。
謙遜しながらも 「二を知る」と
言ったところが 雄弁家の子貢らしいところです。
そんな彼を 微笑ましく思った孔子の
「そうだね。私もかなわないよ」と いう一言に
深く、師弟関係がうかがえます。
この 章句は 有名ですよね・・・。
この問答・・・孔子の優しさと温かさを感じて素敵ですね。
尚、論語 ⑫の一箪の食、一瓢の飲で、 孔子は顔回の事を褒めていますよね・
お盆は来週なのですが、
昨日 涼しかったので、お掃除を兼ねて行ってきました。
私は 何事も、早め早めの せっかちなのです。
お盆は帰ってきてる夫に いろんな事を話そうと思っています。
それから~、仙人さんから 電話があったけど・・・・。
私は、自分の事以外は、アップすべきでないと気付きました。
I子さんとの急な別れで・・・ちょっと パニクってしまいました(~_~;)。
お盆を言い訳にして、来週は ブログをお休みします。
論語を楽しみにして下さってる方・・・ごめんなさい<m(__)m>。
盆明けには、 論語 ⑳ から アップいたします。
当分、暑さが厳しいと思います、
どうか お体、 ご自愛くださいますように・・・。