詩に興り、礼に立ち、楽に成る
林放、礼の本を問う。
子 日わく、
大なるかな 問や。
礼は 其の奢らんよりは 寧ろ倹せよ。
喪は 其の易らんよりは 寧ろ戚めよ。
リンポウ、レイノモトヲトウ。
シ ノタマワク、
ダイナルカナ トイヤ。
レイハ ソノオゴランヨリハ ムシロケンセヨ。
ソウハ ソノソナワランヨリハ ムシロイタメヨ。
現代語訳
林放が「礼」の根本について尋ねると、
先生は おっしゃった。
「重要な問題であることよ、その質問は。
礼を行う時は、贅沢さよりも控えめにするほうがいい。
葬礼の場合は、形式を立派に整えるよりも、
むしろ 心からの悲しみを表すことが大切だ」
参照
礼は、その根本に誠実さがあってこそのものです。
どんなに形が整っていても心がこもっていなくてはだめなのです。
心があれば 形式もきっと美しく見えるものなのでしょう。
子 日わく、
詩に興り、礼に立ち、楽に成る
シ ノタマワク、
シニオコリ、レイニタチ、ガクニナル。
現代語訳
先生は おっしゃった、
人は 詩によって奮い立ち、
守るべき礼儀や決まりによって 行動し、
音楽によって 人格を完成する。
参照
孔子は礼楽を 重んじていました。
礼と楽。
秩序と音楽といえるでしょうか。
詩によって 豊かな感性を育み、
礼楽が加わり、人格が完成すると考えられていました。
学問や知識だけではなく、美しい情緒があって、
はじめて素敵な人になれるのですね。
※ 林放も弟子の一人ですが、あまり記録にないそうです。
葬礼も、コロナの影響で 心のこもったお別れができなくて・・・
仕方がないことですが、寂しいものです・・・。
今は あまりにも いろんな問題が ありすぎですよね。
自然災害・コロナウイルス・色々な補償・・・。
それぞれの立場になると、考えも違いますし・・・。
無力な私にできるのは、三蜜を避けるぐらいでしょうか。
それにしても 一昨日の雷で亡くなった、外国の労働者・・・。
その後のくわしい報道は ありませんが、とても お気の毒です。
でも、3Kの仕事は 外国の多くの労動者に支えられてるようです。
これからは、厳しい世の中になっていくのでしょうね!