文質彬彬として、然る後に君子なり
子 日(ノタマ)わく、
質、文に勝てば 則ち野(ヤ)。
文、質に勝てば 則ち史(シ)。
文質彬彬(ヒンビン)として、然る後(ノチ)に君子なり。
現代語訳
先生は おっしゃった。
生まれつき持っている素質が、
学習や修養によって
身につけた外見(文)よりも勝っていると、
粗野な人物になる。
反対に外見ばかりが立派で
中身(素質)よりも勝っていると、
史(文書係のような、ただの物知り)になってしまう。
文と質、外見と素質の両方がそろって、
はじめて君子といえるのだ。
参照
彬彬(ヒンビン)とは、均整がとれて美しい様を言うそうです。
生まれ持ったよき素質は、
それに見合った外見があってこそ美しいのです。
また、外見は単に見た目だけではありません。
学問、教養、情緒があってこそ、
にじみ出てくるものなのです。
バランスのよい人物は素敵ですね。
子 日わく、
性、相近(アイチカ)きなり、
習(ナライ)、相遠きなり。
現代語訳
先生は おっしゃった。
人の生まれつきというものは、
だれも似たりよったりで大きな差はないのだ。
生まれた後の習慣や学習の違いによって、
その差が大きくなってしまうのだ。
参照
人は生まれた時には、大きな差がない。
だからこそ、教育や、よき人物との出会いが重要なのです。
理想を持つこと、志を抱くことは素晴らしいことなのです。
なりたい姿を頭に描いていると、
よき出会い、よき学ぶ場をきっと得られるでしょう。
たしかに・・・バランスは大切ですよね!。
若い頃は、先ずは、外見にとらわれてたように思います。
でも、亀の甲より年の功ですよね~今なら 私にも少し わかります。
年を取ると、顔に 人生が出ると思いませんか?
若い頃、素敵だと思ってた人が、アレッと思ったり(笑)
内面がよい人は、ほんわかしたムードを持っていますよね。
それから 私が気になるのは・・・👀目です。
目は口程に物を言うって、本当だと思うのです。
大きい眼・細い眼・・・色々ありますが
笑ってない目とか、詮索するような 目つきの人は
どうも 好きに なれません・・・。
彬彬に 少しでも 近づけるよう~努力したいと思います。