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論語 ⑰  美しい様・・・。

2020年08月07日 | 論語

       文質彬彬として、然る後に君子なり

   子 日(ノタマ)わく、
   質、文に勝てば 則ち野(ヤ)。
   文、質に勝てば 則ち史(シ)。
   文質彬彬(ヒンビン)として、然る後(ノチ)に君子なり。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       生まれつき持っている素質が、
       学習や修養によって
       身につけた外見(文)よりも勝っていると、
       粗野な人物になる。
       反対に外見ばかりが立派で
       中身(素質)よりも勝っていると、
       史(文書係のような、ただの物知り)になってしまう。
       文と質、外見と素質の両方がそろって、
       はじめて君子といえるのだ。

   参照
       彬彬(ヒンビン)とは、均整がとれて美しい様を言うそうです。
       生まれ持ったよき素質は、
       それに見合った外見があってこそ美しいのです。
       また、外見は単に見た目だけではありません。
       学問、教養、情緒があってこそ、
       にじみ出てくるものなのです。
       バランスのよい人物は素敵ですね。


   子 日わく、
   性、相近(アイチカ)きなり、
   習(ナライ)、相遠きなり。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       人の生まれつきというものは、
       だれも似たりよったりで大きな差はないのだ。
       生まれた後の習慣や学習の違いによって、
       その差が大きくなってしまうのだ。

   参照
       人は生まれた時には、大きな差がない。
       だからこそ、教育や、よき人物との出会いが重要なのです。
       理想を持つこと、志を抱くことは素晴らしいことなのです。
       なりたい姿を頭に描いていると、
       よき出会い、よき学ぶ場をきっと得られるでしょう。



     たしかに・・・バランスは大切ですよね!。
     若い頃は、先ずは、外見にとらわれてたように思います。
     でも、亀の甲より年の功ですよね~今なら 私にも少し わかります。
                  年を取ると、顔に 人生が出ると思いませんか?
     若い頃、素敵だと思ってた人が、アレッと思ったり(笑)
     内面がよい人は、ほんわかしたムードを持っていますよね。
     
     それから 私が気になるのは・・・👀目です。
     目は口程に物を言うって、本当だと思うのです。
        大きい眼・細い眼・・・色々ありますが
     笑ってない目とか、詮索するような 目つきの人は
         どうも 好きに なれません・・・。

     彬彬に 少しでも 近づけるよう~努力したいと思います。
                    
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