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インコと暮らす 団塊世代の独女です。
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論語 ㊱   あと14句になりました。

2020年08月28日 | 論語

       詩を学ばずんば、以て言うこと無し

   陳亢、伯魚に 問うて日わく、
      チンコウ ハクギョニ トウテイワク
   子も 亦異聞有りや。
      シモ マタイブンアリヤ
   対えて日わく、未だし。
      コタエテイワク イマダシ
   嘗て独り立てり。
      カッテ ヒトリタテリ
   鯉趨りて 庭を過ぐ。
      リハシリテ ニワヲスグ
   日わく、詩を学びたりや
      イワク、シヲマナビタリヤ
   対えて日わく、未だし。
      コタエテイワク イマダシ
   詩を学ばずんば、以て言うこと無し。
      シヲマナバズンバ モッテイウコトナシ
   鯉退きて 詩を学べり。
      リ シリゾキテ シヲマナベリ
   他日 又独り立てり。
      タジツ マタヒトリタテリ
   鯉趨りて 庭を過ぐ。
      リハシリテ ニワヲスグ
   日わく、礼を学びたりや。
      イワク、レイヲマナビタリヤ
   対えて 日わく、未だし。
      コタエテ イワク イマダシ
   礼を学ばずんば、以て立つこと無し。
      レイヲマナバズンバ モッテタツコトナシ
   鯉退きて 礼を学べり。
      リ シリゾキテ レイヲマナベリ
   其の 二者を聞けり。
      ソノ ニシャヲキケリ
   陳亢退きて 喜びて日わく、一を問いて三を得たり。
      チンコウシリゾキテ ヨロコビテイワク
      イチヲトイテ サンヲエタリ
   詩を聞き、礼を聞き、
      シヲキキ、レイヲキキ、
   又 君子の其の子を 遠ざくるを聞くなり。
      マタ クンシノソノコヲ トオザクルヲキクナリ。


   現代語訳
       陳亢が孔子の息子である伯魚に尋ねた。
       「あなたはもしや私たちとは違ったことを教えられましたか」
       「いいえ、いつか 父上がひとりで立っておられた時、
        私が小走りで庭を通りますと
       『詩を学んだか』と尋ねました。
       『いいえ』と 答えますと
       『詩を学ばなければ立派にものがいえない』と言いました。
       私は引き下がって 詩を学びました。

       別の日に、また ひとりで立っておられた時、
       私が小走りで 庭を通りますと、
       『礼を学んだか』と 言いました。
       『いいえ』と 答えますと、
       『礼を学ばなければ世の中でやっていけない』といいました。
       私は引き下がって 礼を学びました。
       この二つのことを 教えられました」。

       陳亢が退出すると 喜んで言った。
       「一つのこと尋ねて 三つのことがわかった。
        詩のことを教えられ、礼のことを教えられ、
        また孔子が 自分の子どもとは
        距離をおくということを教えられた。」

   参照
       孔子の教育では、詩と礼という大切なもの二つだけを伝えて、
       あとは 本人の学習に任せています。
       ついつい手を出し、口を出したくなるというのが
       親というものですが、それをしない孔子の態度は見事ですね。
       「庭訓」テイキンという言葉は
       この エピソードから生まれました。
       家庭での親の教え、家庭教育という意味です。
       まさに庭での教えですね。




   いつも ご訪問いただき有難うございます。
      予定の50章句も あと 14句になりました。
      ぐうたらな私が、何とか続けられるのは、皆様のお陰です。

      古文は慣れてないため、下書きをして 何度も読み返してます。
      それでも、アップ直前に 入力間違いを見つけることがあります。
      多分、私が気付いていない誤りも 多々あると思います・・・。
                     集中力のない私は、入力の途中で
       ピーコの遊ぼう~♡の誘惑に負けてしまうことが多いのです。
        どうか・・・多目に見てくださいね m(__)m
 
        何とか最後まで、アップできるよう頑張ります (*^^)v
   
     
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