「 バナナケーキの幸福 」

　　　　　　「　バナナケーキの幸福　」　　山口恵以子

　　　　　　　　　

元居酒屋さんに借りた本です。「　婚活食堂　」「　食堂のおばちゃん　」シリーズの著者の本。

あらすじ
父５３歳は病院長。母・茜は５０歳の専業主婦。娘の七は法律事務所に勤務している。
ある日、茜は突然夫から病院の女医と結婚したいので離婚してほしいと迫られる。
娘が弁護士に相談して、財産分与・慰謝料を受け取り離婚する。落ち込む母に、娘と友人たちが母のお得意の手作りケーキの販売を持ち掛け、母と娘の洋菓子店が開店する。
～～～～～ネタバレあり
素人の主婦が、森村桂さんのエッセイの中のケーキを参考にして工夫を重ね、独自のオリジナルレシピを完成させ、娘と二人三脚で販売にまでこぎつけ店を大きくしていくお話。
崖っぷちの母娘と、スイーツのハートフルストーリーと書いています。　ちょっと出来過ぎかな。
父親は勝手ですが、母娘は法律事務所の弁護士さんや、商店街の人達など周りの人たちに恵まれ、事業を軌道に乗せて行きます。　
二人の成功の影で、父親は病院が大変なことになり、女医に去られ、自殺します。因果応報。

ケーキは、バナナケーキと、ダークフルーツケーキの２種。ブランデーに半月漬けこんだドライフルーツが入ったバウンドケーキ。
最後にレシピが書いていましたが、私は、パンとケーキは作れないので残念。　ブログ友さんがいつも美味しそうなパンやケーキを焼いているのを羨ましく見ています。

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