旅魂

生活と旅の痕跡を残す。

2008年6月尾瀬

2008-06-02 14:16:35 | 日本の四季
今年も昨年と同じスケジュールで5月31日~6月1日に尾瀬を訪れた。あいにく5月31日は一日雨の天気予報であった為に尾瀬に入るのをあきらめて富広美術館(平屋建ての新しい美術館に建直しされていた)を訪れたりしながら老神温泉の予約していたホテルに早々とチェックインして早めの睡眠で休息をとった。6月1日午前4時30分ホテルを出発! 空には雲一つ無く快晴なり! 期待に胸を躍らせて尾瀬第1駐車場へ急ぎ車を走らす。既に駐車場にはたくさんの車が駐車しており次々に尾瀬に向かう乗り合いタクシーが出発をしていた。
我々一行四人は幸いにも一般のタクシーが割り当てられ、鳩待峠へ向かう。気温6度されど鳩待峠では新緑と青い快晴の空が益々今日が絶好の日であることを強調してくれ、いざ出発。しかし、鳩待峠から山の鼻までの下り坂は昨日の雨と冷え込みでぬれた木道の表面が凍結して足を滑らして転倒する人が続出。木道を降りて木道脇のぬかるみを歩いての進行となっり、一般に1時間の道のりを1時間30分かけての工程となった。山の鼻ビジッターセンター周辺で朝食をとり、尾瀬ヶ原へ。雲一つ無い青空の中、前方には燧岳、背には至仏山の残雪が綺麗な雄姿がそびえる


しかし、出発してから間もなく昨年とは何か違う異変を感じる。緑が少ない、水が少ない、水芭蕉の花が少ないのでは?牛首付近に行けば変わるだろうと願ったがその願いは叶わなかった。水芭蕉もリュウキンカも昨年と比べると非常に少ない。時期が遅かったのか、もしくは早すぎたのかと考えてみたがどちらにしても緑は残るはずであるが、その緑も少ない。


やはり今年は花が少ない年だったのだろうか?しかし、そんな事はお構いなく、青い空、黒味を帯びた残雪の山々、新緑、水平線をなすように広がり薄茶色に輝くダテカンバの林が何ともいえないコントラストで雄大に広がる湿原の美と静寂を演出してくれ、心を癒される一時を味わえた。時にはこんな自然の中でスケッチブックに下手な絵でも描いて見たいものだ。今度訪れる時にはこの尾瀬はどんな姿を見せてくれるだろうか?

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