ヘンリー王子とメーガン妃はビジネスパートナー? 結婚に「多大な計画と野心あった」と専門家
3月放送のインタビューで「英国王室についてあまり知らずに育った」と語ったメーガン妃。しかしその後は、ダイアナ元妃に憧れていた話や学生時代にバッキンガム宮殿前で記念撮影していたことが英メディアによって明らかにされ、“ロイヤルファミリー・マニア”だったと話題になった。そしてある王室専門家は、王子と結婚するにあたって妃には「多大な計画と野心があった」と主張している。 【写真】メーガン妃 バッキンガム宮殿での記念撮影画像 「王室についてあまり知らずに育った」と主張するもロイヤルファンだったことがメディアによって明らかに ◇ ◇ ◇
ヘンリー王子とメーガン妃にはビジネス的な「パートナーシップも存在」と専門家
女優時代はほぼ無名の存在だったメーガン妃。しかし、ヘンリー王子と結婚するや世界的な知名度を手にした。英雑誌「OK!」が掲載した記事によると、ブロードキャスターで作家のジョナサン・サチェルドーティ氏が英ニュース専門局スカイニュースに出演。同氏はこの成功物語について、妃の「多大な計画と野心を表している」と主張した。 同氏はユーロニュースなどのニュース専門局や米ニュースオピニオンサイト「ニュースマックス」など多数のメディアでコメンテーターを務め、英王室以外にも大きな事件や事故、テロ、英国の選挙など多岐にわたるテーマを専門的に取り扱っている人物だ。 今回スカイニュースに出演した同氏は、「メーガン妃は野心を持って少女時代を過ごし、女優になりました。しかし、国際的に有名というほどの成功ではありません。ところがヘンリー王子と結婚して世界的な知名度を得たわけです。私が思うに、この道筋は多大な野心と計画を示しています」と語り、妃は王子との結婚で手にする“世界的な知名度の価値が分かっていた”と推測した。 また「だからといって(ヘンリー王子との結婚が)まったくロマンティックなものではないとも言いません。確かにメーガン妃はヘンリー王子と恋に落ちたでしょう」と述べ、完全な売名行為ではないとの見方を示しつつも、2人には「(ビジネス的な)パートナーシップも存在する」と単純な夫婦関係以上のものがあるとする考えを示した。 “王室引退”後に結んだネットフリックスやスポティファイとの巨額契約、今年に入ってからのロングインタビューなど、次々とプロジェクトを発信して自分たちのブランド化を進める2人。そうしたこれまでを踏まえると、まさに“強力なビジネスパートナー”とも言える関係ではある。同氏はこれらの行動がメーガン妃の野心に基づくものであると、極めて冷静に指摘したといえるだろう。
森昌利/Masatoshi Mori
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英女王からサプライズが…!亡き殿下の絵を王室に送った女性が話題に
今年4月に、99歳で亡くなったフィリップ殿下。殿下への想いを込めて肖像画を描いて宮殿に送ったある女性に、その後エリザベス女王から素敵なサプライズが…! 【写真】イケメンと話題!若き日のフィリップ殿下を振り返る写真集 今回話題となった絵を描いたのは、TikTokerのオナー・モリソンさん。彼女は、新型コロナウイルスのため人数制限がされていたフィリップ殿下の葬儀中に、殿下の肖像画を描き始めたそう。
73年間もの結婚生活を送った、エリザベス女王とフィリップ殿下。殿下が亡くなった後に女王が出した声明では、殿下を「最愛の人」と表現していました。 しかしオナーさんは、殿下の絵を描いたものの、バッキンガム宮殿に送るべきかどうか迷っていたという。 「みなさん笑わないでください。私はフィリップ殿下の葬儀中にこの絵を描きました。何を描けばいいかわからず、殿下の絵を描くことにしたのですが、この絵はどうすればいいでしょうか?」
また同動画に1,000を超えるいいね!を受け取ることができれば、「女王にこの絵を送る」と宣言したオナーさん。 「この絵は、私を見ているように見えますよね?母は『エリザベス女王に送るべき』と言ってくるけれど、想像できますか? “バッキンガム宮殿”という住所を書いて、郵便局へと歩く姿を想像してみてください…。けれどもしこの絵にたくさんのいいね!が付いたときには、女王に絵を送るつもりです」 その後、最初に投稿した動画には2万を超えるいいね!が付けられ、オナーさんは宣言通り、手書きの追悼メッセージと共にフィリップ殿下の肖像画を宮殿に送ったそう。 すると数カ月後、驚くことにエリザベス女王と彼女のチームから信じられないほど愛にあふれた手紙が送られてくることに! 再び動画を投稿したオナーさんは、バッキンガム宮殿から送られてきた封筒を自慢げに持ちながら、「信じられないと思うけど、今朝私宛にポストに入っていたものを見てください!」と説明。 続いてアップされた動画では、封筒の内容を明らかにしたオナーさん。そこには、フィリップ殿下の写真と「エディンバラ公フィリップ殿下を偲んで。1921年-2021年」という言葉が書かれた追悼の小冊子が入っていたんだとか。 また小冊子には、「夫の死を受けて、このような絵や言葉をいただき、心から感謝申し上げます。エリザベス R」と記された女王からのメッセージがあったという。 そしてそれだけではなく、エリザベス女王の女官であるスーザン・ハッセー男爵夫人からも手紙が届いたそう。 「親愛なるミス・モリソン。このようなメッセージをいただき、また女王の夫エディンバラ公フィリップ殿下の素晴らしい絵を描いて下さったということで、女王たっての希望で私からもお礼の手紙をお送りいたします」 「女王は、世界中から受け取ったメッセージに深く感動しています。そしてこのタイミングでエリザベス女王へ親切なプレゼントを送っていただき、その思慮深いサポートに心から感謝をいたします」 宮殿からの思いもよらないメッセージに、「とても感動して、一生残る出来事になった」と語ったオナーさん。彼女にとってもエリザベス女王にとっても、今回の出来事は素敵なプレゼントになったはず。 ※この翻訳は抄訳です。
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メーガン妃が「最も望まない本」の前哨戦か 執筆中の作家が痛烈な内容のコラム発表
調査報道ジャーナリズムの権威として知られ、賛否両論ある人物を綿密な取材と辛口の筆致で描き出す伝記作家トム・バウワー氏。これまでにも政財界の実在人物について詳細に調べ上げ、その人物像を世界に提示して高い評価を得ている。3月にはメーガン妃の伝記本に着手したというニュースで話題を呼んだが、このほど英大衆紙にその“予告”にも思えるコラムを寄稿。ダイレクトな内容が話題になっている。 【写真】メーガン妃の独占欲が見える? ヘンリー王子とのラブラブぶりを振り返る ◇ ◇ ◇
「決定的なステータスを与えてくれるリッチで有名な男性を求めていた」
トム・バウワー氏はこれまで、ダイアナ元妃とともに仏パリで事故死したドディ・アルファイド氏の父親でエジプト人富豪のモハメド・アルファイド氏や英労働党のジェレミー・コービン前党首、ボリス・ジョンソン英首相らの生い立ちなどを詳細に調べ上げ、数々の話題作を世に送り出した。そして現在はその鋭い視線をメーガン妃に向け、妃が「最も望まない本」と英メディアに称されている新作を執筆中だ。 そのバウワー氏が妃の誕生日である8月4日の直前、英大衆紙「ザ・サン」にコラムを寄稿。4章で構成されたそのダイレクトな内容が話題になっている。まずその第1章はタイトルをずばり「完全なる無視」として妃が開催すると報じられている40歳の誕生日パーティー、その招待客リストに注目した。 ここで同氏は「元夫や子ども時代の親友、捨てられたロンドンの仲間たちを含む、公爵夫人(メーガン妃)が過去15年間にわたって敬遠してきた人々からの祝福は確実に存在しない」と綴り、妃の25歳からこれまでを解説。「尊大なメーガン(妃)は、自分の望みの方が(過去に知り合った)他の人々より大切だと信じているようだ」と記し、ヘンリー王子との結婚に至ったことで重要でなくなった人脈を“バッサリ切り捨てた”と主張した。 さらには「称賛と敬意は他者に対するメーガンの主な要求であり、ハリウッドにおける自分自身の重要性が最も大切なようだ」と指摘。だが妃は2016年にヘンリー王子と出会うまで、女優としてもまた人権運動家としても満足できる影響力がなく、女優としてのキャリアも行き詰まっていた。そこで2013年から英ロンドンで“理想の男性”を探し始めたという。 「彼女(メーガン妃)は必死になり、親しい友人に『無駄にできる時間はない』と言っていたという。子どもも産まなくてはならない。彼女は『彼こそ私に決定的なステータスを与えてくれる』と信じられるリッチで有名な男性を求めていた」 そこで2016年6月にロンドンで、「よく準備された“ブラインドデート”により」ヘンリー王子と運命的な出会いをした。
王室入り後のメーガン妃は「決して振り返らなかった」
第2章のタイトルは「富と名声」。それは文字通り、妃が王子との結婚で手に入れたものだ。バウワー氏は、王子が「すべての面で自身が気に入るような正しい振る舞いをした」妃にすぐ夢中になったと記している。そして、本物のプリンセスになるという長年の望みを叶えた妃は「決して過去を振り返らなかった」とし、大勢の人間が必要ではなくなっていったことを示唆した。 一方で2017年11月、婚約発表時のBBCインタビューには“王室引退”の兆しが早くも現れていたという。同氏はこの時に妃が「この結婚で私自身、そして私の意見が変わるようなことはありません」と発言したことに注目。英王室の歴史や伝統には染まらず、自分流を貫く。そんな妃の意思表示だったとも指摘する。 王室に嫁ぎ、その貴族性や華やかさ、王室の権威は大いに妃を楽しませた。トラブルを避けるため、エリザベス女王は知的で経験豊富、思いやりのあるスタッフをつけたという。しかしその配慮は徒労に終わり、また妃はウイリアム王子とキャサリン妃の“下”に格付けされることが我慢できなかった。 同氏はメーガン妃に関する「わがまま放題」「かんしゃく持ち」「いじめ疑惑」の話と、王室の義務を果たしたがらなかったという話は「一致する」と指摘。さらには環境保全を訴えながらプライベートジェットの多用を批判されると「人種差別」を訴え、話題をすり替えたとしている。
妃が目指すものとは「米国を制し、世界を制すること」
そして第3章「特権のバイブル」と第4章「グリース・ポール」では、40歳を迎えた妃が今後目指す方向性を予測。バウワー氏はこの章での書き出しで「遅くとも結婚後半年で英国離脱の計画は芽生えていたと心から信じている」と綴り、“王室引退”の青写真が2018年中にできていたと指摘する。 そして、ヘンリー王子も“王室引退”に賛成。その後は、2人揃って王室スタッフに対し“激怒の抗議”とも言える攻撃を開始した。またPRや弁護士を通じて英国メディアの人種差別主義を訴えると、3月に放送されたインタビューでさらなる暴露と王室批判を繰り出し、自らの正当性をアピールしたと、同氏の見たこれまでが淡々と綴られている。 こうした自己正当化の後、妃は何を目指すのか。同氏はそれを「米国を制し、世界を制することだ」と断言する。 政界への転身は英国をはじめ世界のメディアも推測しているが、ここまできっぱりと予測したのは同氏が初めてかもしれない。しかも、その動きはヘンリー王子の回顧録出版後に加速するとも予言している。 さらには米民主党の地盤であるカリフォルニアには現在上院議席が2席あるが、空席ができ次第、妃が「候補になる可能性がある」と具体的な展開も推測した。またカリフォルニア州知事選に出馬する可能性もあるという。 こうした具体的な指摘も、2003年にはアーノルド・シュワルツェネッガー氏が同州知事に、1981年にはロナルド・レーガン氏が同州知事を経て米大統領に選出された“ハリウッドに弱い”「カリフォルニアの強い伝統」があるからだという。そして妃が現在の副大統領であるカマラ・ハリス氏、そして元米大統領バラク・オバマ氏との人脈を非常に大切にしていることも併せて指摘した。
バウワー氏の伝記本は「制作順調」との報道も
しかし本当に妃の野望はそこまで大きいものなのか。バウワー氏のコラムを読むと、妃の政界進出は確定路線のようにもみえる。その理由についても同氏は、得意とする綿密な取材で集めた証言からそのディテールも含めて、現在執筆中の伝記で明らかにするのだろう。 ちなみに、同氏が妃の伝記本に着手したことを最初に報じた英大衆紙「デイリー・エクスプレス」の記事によると、同氏は王子夫妻の友人や敵、仲間に次々と取材を実施。「私は今それを書いています。来年の出版時にそれは真実を告げるでしょう」とのコメントを紹介している。
森昌利/Masatoshi Mori
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