ヘンリー王子の回顧録 アーチーくんとの間で“同じことが起こる”可能性 専門家の指摘が話題
今年3月放送の暴露インタビュー以降、立て続けに王室批判を展開したヘンリー王子。しかしそれだけでは飽き足らず、今度は「王子としてではなく、1人の男として」真実を明かしたいと回顧録の出版を発表した。王室専門家らが発表直後から批判モードに入る中、そんな本で家族を再び傷付ければ「同じことが将来の自分にも起こり得る」という予想も現れ、話題になっている。 【写真】ヘンリー王子とメーガン妃、アーチーくんのスリーショット ◇ ◇ ◇
ヘンリー王子の回顧録にアーチーくんも「いずれ反応する」と専門家
来年後半の出版予定が発表されたヘンリー王子の回顧録。ヘンリー王子に対し、注目の発言を行ったのは王室関連の著作で知られる作家マレーネ・ケーニヒ氏だ。同氏は英大衆紙「デイリー・エクスプレス」に対し「人生はめぐりめぐるものであるゆえに注意深く臨まないといけません」と語り、王子の回顧録出版について警鐘を鳴らした。 同氏が王子に対し問題と見ているのが、コミュニケーションにおける姿勢だ。「メーガン(妃)もハリー(ヘンリー王子の愛称)も自分たちのしたいことをする必要がある」と回顧録出版に一定の理解を示しつつも、出版においては王子と王室側の双方がコミュニケーションを取るべきだと主張。さらに「彼(ヘンリー王子)にとって出版がコミュニケーションの方法なのであれば、父親(チャールズ皇太子)と話すことなしに真の状況を描くことはできません」と対話を試みない状況について疑問を呈した。 その上で、同氏はさらに「彼(ヘンリー王子)は父親について語るわけですから、彼の息子も何年後かにはリアクションを見せるでしょう」とし、その反応次第ではアーチーくんとの間で問題が起こらないとも限らないと語った。 まさか将来、反抗期に入ったアーチーくんが父親のように“出版”を通しコミュニケーションを取るとでもいうのだろうか。さすがに考えすぎかもしれないが、今まで何度も世界を驚かせてきたヘンリー王子だけに、この先どんなドラマが待っていても不思議ではないのかもしれない。
森昌利/Masatoshi Mori
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ヘンリー王子またもプライベートジェット利用 王室作家「あまりに大きすぎる偽善」
著者:森 昌利
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メンタルヘルスに関する問題と地球温暖化こそ、人類が現時点で直面する“最も重要な課題”と世界に訴えるヘンリー王子。5月に配信が開始されたApple TV+のドキュメンタリーシリーズでも「今の子どもたちは(温暖化が進む)世界で成長しなければならない。それは極めて憂鬱な話だ。どこの国で生活していても、最近は気候の変化で山火事、洪水が起こっている」と、環境保全を唱えた。ところがその一方で、王子本人がまたもプライベートジェットを利用したと話題になっている。
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地球温暖化に警鐘を鳴らし続ける“エコ戦士”のはずが
ヘンリー王子は現地時間19日、米コロラド州でポロのチャリティマッチに出場。王室と縁が深い競技だけに英メディアはこぞってこれを報じ、チームメイトとのツーショット写真で満面の笑顔を浮かべる王子の姿と併せて話題を呼んだ。
しかし、英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、試合後の王子は主催者の1人で自身もポロのプレーヤーである大富豪の友人、マーク・ガンジー氏所有のプライベートジェットを利用。コロラド州アスペンから豪邸があるサンタバーバラまで、快適な2時間のフライトを楽しんだという。
同紙によると、この豪華プライベートジェットは20人乗りで、機体価格は4500万ポンド(約69億3000万円)。まさに特権階級ならではの移動手段だ。
一方で同紙がこの記事で使った表現を借りるなら、王子は地球温暖化に警鐘を鳴らし続ける“エコ戦士”でもある。そのため、王室作家のトム・クイーン氏は今回の行動について、「これまでハリー(ヘンリー王子の愛称)が温暖化について語ったことすべてが無意味になるほど、あまりに大きすぎる偽善」と真正面から強烈な批判をぶつけている。
そして「ハリーは自身が(環境問題について)世界をリードするべき人間と考えているようですが、どうやら自分の行動には無頓着なようです」と続けて、王子のプライベートジェット利用を皮肉った。
王子とメーガン妃は王室時代の2019年にプライベートジェット多用を批判されたが、王子は「全体のフライト数からすればほんの1%にも満たない回数。(プライベートジェット使用は)家族の安全を優先した」と自身を弁護。一方、兄のウイリアム王子は同時期に一家5人で、また2015年にも自身が英ロンドンとスコットランド間の移動に格安航空会社を利用して話題になった。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【写真】ヘンリー王子 久々に出場したポロの試合で満面の笑顔 「ハッピー・ハリー」と話題を呼んだが帰路でのプライベートジェット利用が発覚!?
ヘンリー王子夫妻には「気分を害して飽きている」 豪州でも人気凋落の原因を専門家指摘
著者:森 昌利
タグ: メーガン妃, ヘンリー王子, 森昌利, ロイヤルファミリー
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家族であるロイヤルファミリーに対する批判が原因で、英国での好感度低下が止まらないヘンリー王子とメーガン妃。最近の英メディアでは、オーストラリアにおける2人の不人気ぶりを伝える記事も目立っている。2018年10月のロイヤルツアーで同国を訪問した際は、妃の第1子妊娠が発表された直後だったこともあり、熱狂的な歓迎を受けた夫妻。しかし、わずか3年足らずで「大勢の人たちが気分を害し、飽きている」とまで語られているようだ。
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プライバシーの“ダブスタ”がオーストラリアでも話題に
オーストラリアからのヘンリー王子夫妻批判といえば、「スカイニュース・オーストラリア」のプレゼンターで元ラグビーオーストラリア代表コーチのアラン・ジョーンズ氏が記憶に新しい。「リリベット・ダイアナ。この名前はバカげている」と言い放つなど強い調子で語り話題になった。
今回は同局で同じくプレゼンターを務めるアンドリュー・ボルト氏と現地日刊紙「オーストラリアン」の記者ソフィー・エルスワース氏だ。英大衆紙「デイリー・スター」が掲載した記事によると、2人はヘンリー王子がドキュメンタリー撮影チームを連れて年末に英国へ帰国予定という報道に触れ、プライバシーに対する夫妻の矛盾した考えに疑問の目を向けた。
同紙によると、まずはボルト氏が「謎を説明してもらえますか?」と質問。詮索好きのメディアから逃れてプライバシーを守るために英国を脱出した2人が、善行を撮影するために撮影隊を引き連れて英国に帰ってくるという状況について、「私は少し戸惑っています。彼らと私のプライバシーの定義はどういうわけか違っているのですか?」と続けた。
すると、エルスワース氏は「ええ、私(の定義)もです。本当にこのナルシストの特権カップルがやっていることは、自分たちにスポットライトを当てることばかりなんですから」などと応じて、王子のプライバシーに関する矛盾を批難。「一般でも大勢の人たちがこの2人が言うことに気分を害し、飽きています」と、オーストラリア国民の思いを代弁した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
メーガン妃は「何にでも首を突っ込む」 新メッセージが“まるで国連の代表”と王室作家
著者:森 昌利
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ヘンリー王子とメーガン妃は現地時間17日、夫妻で創設した財団「アーチウェル」の公式ウェブサイトで「サセックス公爵と公爵夫人からのメッセージ」を公開。アフガニスタン情勢とハイチの大地震に言及し、現地コミュニティに対する「全面的なサポート」を呼びかけた。しかしこのメッセージに国連やG20(主要20か国)首脳会議での対話を求めた部分があったことで、王室作家が“待った”をかけている。
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「彼女はどうも自分が誰よりも素晴らしいと思っているようだ」
財団「アーチウェル」に掲載された「サセックス公爵と公爵夫人からのメッセージ」は、反政府勢力タリバンが全権を掌握したアフガニスタンと大地震に見舞われたハイチを挙げて、関連する慈善団体などへの協力を呼びかけるもの。具体的な団体も紹介されているが、メンタルヘルス関連は米国の団体しかリストに挙がっておらず、SNS上では不思議がる声が上がっているとの報道もあった。
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、2017年にヘンリー王子の公式伝記本を出版した王室作家アンジェラ・レヴィン氏もこのメッセージに不満を漏らしているようだ。英ニュース専門放送局「GBニュース」の番組に出演した同氏は「メーガン(妃)は何にでも首を突っ込む」と一喝した。
かねてから妃を批判している同氏は「彼女(メーガン妃)はどうも自分が誰よりも素晴らしいと思っているようです。王室入りして2~3週間後には上級スタッフに“王室の近代化”について講釈し始めたことでもそれは明らかでしょう。残念ながらこの時のメーガンに耳を傾ける者はいませんでしたが」と皮肉たっぷりに語り始めた。
そして「今回は『世界的な影響力を持つ立場の人々には、国連総会やG20首脳会議といった今秋開催予定の多国間会合での人道的対話を迅速に進めるよう求める』と主張しました。まるで自分が国連の代表のように。彼女は自分が世界的な影響力を持っていると思っています」と続け、王子夫妻のメッセージを揶揄した。
確かに世界的大企業と大型契約を交わし、出版や講演会で利益を出す活動にシフトしたヘンリー王子とメーガン妃が、こうした国際ニュースや天災に関してメッセージを放つと、若干の違和感を覚える向きはあるだろう。また、アフガニスタン情勢に憂慮を示しているが、元ロイヤルならば政治問題に言及しないことが原則。今後も発言は続くのか気になるところだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【動画】ヘンリー王子とメーガン妃 昨年は米大統領選への投票を訴えたことでも物議を醸した 豪邸の庭で撮影されたとみられる動画も話題に
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ヘンリー王子の回顧録 アーチーくんとの間で“同じことが起こる”可能性 専門家の指摘が話題
著者:森 昌利
タグ: ヘンリー王子, アーチーくん, 森昌利, ロイヤルファミリー
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今年3月放送の暴露インタビュー以降、立て続けに王室批判を展開したヘンリー王子。しかしそれだけでは飽き足らず、今度は「王子としてではなく、1人の男として」真実を明かしたいと回顧録の出版を発表した。王室専門家らが発表直後から批判モードに入る中、そんな本で家族を再び傷付ければ「同じことが将来の自分にも起こり得る」という予想も現れ、話題になっている。
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ヘンリー王子の回顧録にアーチーくんも「いずれ反応する」と専門家
来年後半の出版予定が発表されたヘンリー王子の回顧録。ヘンリー王子に対し、注目の発言を行ったのは王室関連の著作で知られる作家マレーネ・ケーニヒ氏だ。同氏は英大衆紙「デイリー・エクスプレス」に対し「人生はめぐりめぐるものであるゆえに注意深く臨まないといけません」と語り、王子の回顧録出版について警鐘を鳴らした。
同氏が王子に対し問題と見ているのが、コミュニケーションにおける姿勢だ。「メーガン(妃)もハリー(ヘンリー王子の愛称)も自分たちのしたいことをする必要がある」と回顧録出版に一定の理解を示しつつも、出版においては王子と王室側の双方がコミュニケーションを取るべきだと主張。さらに「彼(ヘンリー王子)にとって出版がコミュニケーションの方法なのであれば、父親(チャールズ皇太子)と話すことなしに真の状況を描くことはできません」と対話を試みない状況について疑問を呈した。
その上で、同氏はさらに「彼(ヘンリー王子)は父親について語るわけですから、彼の息子も何年後かにはリアクションを見せるでしょう」とし、その反応次第ではアーチーくんとの間で問題が起こらないとも限らないと語った。
まさか将来、反抗期に入ったアーチーくんが父親のように“出版”を通しコミュニケーションを取るとでもいうのだろうか。さすがに考えすぎかもしれないが、今まで何度も世界を驚かせてきたヘンリー王子だけに、この先どんなドラマが待っていても不思議ではないのかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
メーガン妃と「まったく同じ」 異母兄のリアリティ番組出演は“自業自得”と専門家指摘
著者:森 昌利
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オーストラリアのリアリティ番組に出演するメーガン妃の異母兄トーマス・マークル・ジュニアさん。予告編では「ハリー王子(ヘンリー王子の愛称)に『彼女(メーガン妃)が君の人生を台無しにする』と告げた。彼女は浅はかだ」と語った。番組でも新たな“口撃”が期待されているが、こうしたマークル・ジュニアさんの行為についてある王室専門家が「メーガン妃とまったく同じ」と指摘して話題になっている。
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「自分の言動によりロイヤルファミリーが抱いた感情を経験することになる」
メーガン妃の異母兄トーマス・マークル・ジュニアさんが出演するリアリティ番組は、オーストラリアを舞台に制作される「ビッグ・ブラザー」のスピンオフ版「ビッグ・ブラザーVIP」。今話題のセレブリティたちが一つ屋根の下で同居するという内容だ。
素人出演版と同様に、意外な素顔を見せたり思わぬ事実を語ったりするところが見せ場だが、マークル・ジュニアさんに期待されるのはやはり妃に関する発言。これまでメディア上で父トーマスさん、姉サマンサさんらと痛烈な批判を繰り広げてきただけに、今回の番組予告編でも妃への批判を決めゼリフのように語っていた。
英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、王室コラムニストのセーラ・ヴァイン氏は英大衆紙「デイリー・メール」のウェブメディア「メール・プラス」が公開した動画コンテンツ「パレス・コンフィデンシャル」に出演。「マークル・ジュニアさんが『ビッグ・ブラザーVIP』に出演することで、メーガン妃を気の毒に思うか?」と聞かれると、きっぱり「NO」と答えた。
ヴァイン氏はさらに「彼女(メーガン妃)とハリーは元ロイヤルであることを“キャッシング”(金銭化)しています。ネットフリックスとの契約も、インタビューで王室に関するひどい暴露をすることも同様です」と語った上で、「マークル・ジュニアさんのテレビ出演でメーガン妃は自分のことを金銭化され、自分の言動によりロイヤルファミリーが抱いた感情を経験することになるでしょう」とずばり指摘した。
超有名人である妃に関した一言を期待されてテレビに出演し、利益を得るマークル・ジュニアさん。そして、その発言により妃が味わう苦渋をヴァイン氏は「It’s a taste of her own medicine」(自分の薬を味わうことになる=自業自得、しっぺ返し、自らが招いた禍)と表現した。それならば“良薬は口に苦し”にはならないのだろうか。
それはともかく、番組ではどんな暴露や批判が飛び出すのか。放送する豪民放チャンネル7からはまだ正式出演者のアナウンスのみだが、今後はオーストラリアからも目が離せなくなりそうだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【動画】メーガン妃の異母兄 オーストラリアのリアリティ番組に参戦 予告編からいきなり“妹批判”
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