賞味期限切れの牛肉、学校給食用に納入か…社員の申告で発覚
山梨食肉流通センター(山梨県笛吹市)が昨年度、賞味期限切れの牛肉を学校給食用に納入した疑いがあるとして、県が食品衛生法に基づく立ち入り調査をしていたことがわかった。
同社によると、冷凍保存すべきものを冷蔵保存し、出荷時に賞味期限が2〜7日過ぎていた可能性があるという。社員からの申告で発覚した。健康被害の報告はないとしている。
24日に社員から申告を受けた同社が県峡東保健所に報告し、25日に同保健所が立ち入り調査をした。
同社では今年3月、県外産が混入した牛肉を県産ブランドの甲州牛として給食用に納入した問題が発覚し、内部調査が続いている。調査の過程で、保管状態の問題や賞味期限切れについての申告があった。
駒井文彦社長は「大変申し訳ない。引き続き出荷時期や量などの調査を進める。保健所の調査にも協力する」と話している。
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新型コロナウイルスの米モデルナ製ワクチンから異物が見つかり、同じ工場で製造し使用見合わせ対象となったワクチンを接種した後に男性2人が死亡した問題で、うち1人は広島県の男性(30)だったことが30日、県への取材で分かった。
県によると、男性は県内で職域接種を利用し、22日に2回目を接種。25日に死亡が確認された。基礎疾患やアレルギー歴はなく、接種と死亡の因果関係は分かっていない。厚生労働省と武田薬品工業が調査する。
男性と同じロットの製品を接種した人はいるが、県によると、他の健康被害は確認されていない。
ワクチン廃棄した医療機関、「見当たらない」「常温で放置」…コロコロと理由変遷
静岡県南伊豆町は26日、町内の医療機関が、新型コロナウイルスワクチンを30回分廃棄し、同町に虚偽の報告をしていたと発表した。
同町によると、この医療機関は7月19日、同日接種予定のワクチン30回分の追加支給を町に要請。その際に「保管していたワクチンが見当たらなくなった」と説明していた。その後、医療機関は「接種予定者が急きょ接種を取りやめる事例が重なったため」との報告書を同町に提出した。
同町と県が8月に医療機関に確認したところ、「誤って常温で長時間放置したワクチンを職員が廃棄したと思われる」と理由を再び変更したという。
同町と県は、医療機関に報告書の修正と再発防止策などを求めた。この医療機関は、月内に事実関係を公表するとしている。
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マスクとフェースシールド着用していたのに…集団接種会場の案内係が感染
福島県いわき市は29日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場「いわきグリーンベース」で、25日に案内係をしていた女性の感染が確認されたと発表した。
市によると、マスクとフェースシールドを着用しており、現時点で濃厚接触者はいないとしている。市は、25日に同じ業務に就いていた全員を自宅待機とし、30日にPCR検査を実施する。
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【速報】全国重症者2075人 きのうより5人増で18日連続最多更新
厚生労働省によりますと、現在入院できている新型コロナ感染者のうち「重症者」の数は、全国で過去最多の2075人となりました。きのうの発表より5人増えて、18日連続で過去最多を更新しました。(30日11:42)
村上春樹氏 菅首相を痛烈批判「見たいものだけ見ているのかもしれない」
作家の村上春樹氏(72)が29日のラジオ番組で、菅義偉首相(72)が7月に、新型コロナウイルスの感染状況を巡り「トンネルに出口が見え始めている」と発言したことに対し「見たいものだけ見ているのかもしれない」などと批判した。
村上氏はTOKYOFM系で放送された「村上RADIO」(日曜後7・00)の番組最後の「今日の言葉」のコーナーで菅首相の言葉を取り上げ「今日の言葉は、われらが菅義偉首相のお言葉です。彼は7月のオリンピック開会式直前にIOCの総会で、新型コロナに関して、このように言っています。『新型コロナの感染拡大は、世界で一進一退を繰り返していますが、長いトンネルに出口が見え始めています』」と語り、「あのですね…。もし、出口が本当に見えていたんだとしたら、菅さんはお年の割に、すごく視力がいいんでしょうね。僕はね、菅さんと同い年だけど、出口なんて全然見えてません。この人、聞く耳はあまり持たないみたいだけど、目だけはいいのかもしれない。あるいは見たいものだけ見ているのかもしれない。どちらでしょうね?」と、痛烈な皮肉まじりに菅首相を批判したもの。
続けて村上氏は「さて、現実には、なかなか出口が見えて来ない状況ですが、僕らは今、ここにあるものを何とか目いっぱい活用して、本当に出口が見えてくるまで、うまく生き延びてやっていくしかありません。音楽でも、猫でも、冷たいビールでも、心のねじくれたコーヒーでも、何でも、あなたの好きなものを、うまく活用して下さい」と語り、感染防止などを呼び掛けていた。