メーガン妃の異母兄「ハリー王子に警告した」 出演するリアリティ番組予告編で妹批判
著者:森 昌利

メーガン妃の実父トーマス・マークルさんには、先妻との間に生まれた子どもが2人いる。長女サマンサさんは妃の異母姉、長男トーマス・マークル・ジュニアさんは異母兄だ。つい先日はトーマスさんが妃の誕生日に花束を贈って話題になったが、今回の“主役”はマークル・ジュニアさん。オーストラリアのリアリティ番組に出演することが正式発表され、その予告編で早速放った“妹批判”が大きな注目を集めている。
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「本当に浅はかな人間」と過激な言葉も
1999年にオランダで放送されたリアリティ番組「ビッグ・ブラザー」。複数の男女による同居生活の様子をそのまま収録するという内容はフォーマット販売され、米国や英国などでも各国版が制作された。そして今回オーストラリアで制作されるのは、シドニー・オリンピック公園の敷地内でセレブ12人が生活するスピンオフ版「ビッグ・ブラザーVIP」だ。
出演者の正式発表は現地時間8月8日だったが、7月後半にはメーガン妃の異母兄トーマス・マークル・ジュニアさんが撮影のため同国に入り、渡航者が検疫を受ける指定ホテルに移動したとの報道があった。当時に英大衆紙「メトロ」などが掲載した記事によると、先に出演が決まっていた英国の“極右”コメンテーター、ケイティ・ホプキンス氏の代打だという。
そして今月8日、ついに出演者12人と紹介を兼ねた予告編が発表された。英大衆紙「デイリー・メール」電子版が掲載した動画を見ると、黒塗りのリムジンから降り立ったマークル・ジュニアさんは「僕がメーガン(妃)・マークルの兄」と語り出し、「ハリー王子(ヘンリー王子の愛称)には彼女(メーガン妃)が君の人生を台無しにすると警告した」と続けている。さらには「メーガンは本当に浅はかな人間」と過激な言葉で締めくくった。
マークル・ジュニアさんは姉のサマンサさん同様、これまでも妃を度々糾弾。また飲酒運転での逮捕や妃の甥にあたる息子の逮捕などでもメディアをにぎわせてきた。今回の「ハリー王子に警告した」発言は、2018年5月に米雑誌「イン・タッチ・ウィークリー」で公開した手紙の内容を受けていると思われる。
「ビッグ・ブラザーVIP」は近日放映開始だが、果たしてこの予告編に続きどこまで過激に妹を語るのか。今後もその発言に注目が集まりそうだ。
ちなみに、マークル・ジュニアさん以外の出演者にはドナルド・トランプ前米大統領のアドバイザーだったオマロサ・マニゴー=ニューマンさんやモントリオール五輪の金メダリストでのちにトランスジェンダーを告白したケイトリン・ジェンナーさんらが名を連ねている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【動画】メーガン妃の異母兄 オーストラリアのリアリティ番組に参戦へ 予告編からいきなり“妹批判”

ヘンリー王子夫妻 オバマ元米大統領パーティーに招待されない理由 元報道官が指摘
著者:森 昌利
タグ: メーガン妃, ヘンリー王子, 森昌利, ロイヤルファミリー

8月4日、区切りとなる40歳の誕生日にビデオメッセージを公開し、コロナ禍で失職した女性たちへの支援プロジェクトを呼びかけたメーガン妃。豪邸の一部で撮影されたことも話題になったが、プロジェクトに対する巷のリアクションが“薄い”とする報道もあった。また、バラク・オバマ元米大統領の誕生日パーティーには“招待されていない”という事実も明らかになっている。
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「2人はA級セレブであっても超A級ではない」
元米大統領のバラク・オバマ氏とメーガン妃の誕生日は同じ8月4日。複数の米メディアが掲載した記事によると、オバマ氏は現地時間7日、60歳の誕生日パーティーをマサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島に所有する豪邸で開催した。
コロナ禍のためソーシャルディスタンスに配慮できる野外パーティーだが、批判の声を受けて直前に規模を縮小したことも報じられていた。ちなみにこのパーティーは“撮影厳禁”だったが、数人のゲストが知らずにSNSで動画などを公開し、のちに削除する騒ぎにもなっている。
米雑誌「ピープル」によると当日のゲストは約200人。英大衆紙はそれ以上とも伝えている。複数の報道によると、その顔ぶれは米俳優トム・ハンクスとリタ・ウィルソン、米映画監督スティーブン・スピルバーグといったハリウッドセレブの他、王子夫妻を擁護している米CBSのジャーナリスト、ゲイル・キング氏など。キング氏の友人であり3月放送の暴露インタビューでホストを務めた米有名司会者オプラ・ウィンフリーは、翌日のブランチに参加したそうだ。
残念ながら招待されなかったヘンリー王子とメーガン妃。元英王室報道官ディッキー・アービター氏は英大衆紙「デイリー・エクスプレス」に対し、考えられるその理由をストレートに語っている。
同氏は「(ヘンリー王子夫妻が招待されなかったことに)まったく驚きませんでした。なぜなら、2人はA級セレブであっても超A級ではないからです。初めから招待リストに名を連ねるとは思っていませんでした」と語り、王子夫妻のステータスが米セレブ界で“最高峰に達していない”ことを指摘した。
一方「エクスプレス」紙は他の記事でも、匿名のハリウッドプロデューサーによるコメントを掲載している。この人物は「(メーガン妃の)誕生日メッセージに対する反響が小さかったことは驚きであり、失望を呼びました」と前置きしながらも、3月放送のインタビューなどで暴露や王室批判の露出が続いたことによる影響を指摘。英王室に憧れて夫妻を支持していたファンが「困惑し、少々(2人に)飽きてしまっています」と語り、米国での人気下降傾向を指摘した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【写真】ヘンリー王子とメーガン妃は招待されず? オバマ氏60歳の盛大なパーティ 現在は削除された現場の写真 数人がSNSに投稿していた

ヘンリー王子とメーガン妃のお手本はオバマ夫妻? 女王の元広報官は米国生活を「異常」と表現
著者:森 昌利

今年3月末をもって“王室引退”したヘンリー王子とメーガン妃夫妻は米国での新生活を軌道に乗せたようだ。9月に米動画配信王手「ネットフリックス」、今月にはスウェーデンの楽曲配信サービス大手「スポティファイ」と契約。この2社との契約金は合わせて日本円で200億円超ともいわれている。そんな2人のお手本はバラク・オバマ前米大統領夫妻で、次なるビジネスは“前例”に倣って「自伝の出版」になると王室専門家が占っている。一方、エリザベス女王の元広報官は夫妻の米国での活動について「異常」と発言し、話題となっている。
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ベストセラー本を次々に出版するオバマ夫妻を模倣か
英大衆紙「ザ・サン」によると、王室専門家のケイティ・ニコール氏が豪メディア「9 Honey」に対して、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻のビジネスモデルはオバマ元米大統領夫妻であると述べた。王子夫妻はオバマ氏とミシェル夫人の大統領退任後の活動を“最高峰”と見なし、王室を離脱した後の活動指針にしているという。
ニコール氏はオバマ夫妻のイメージを“高級かつ向上心”と表現。「これはヘンリー王子夫妻が目指すイメージと合っている」と解説する。
オバマ夫妻は本の出版でも大成功を収めている。ミシェル夫人が2018年に出版した回想録「Becoming」はベストセラーに。また先月発売されたオバマ氏の回想録「A Promised Land」は発売初日に空前の89万部を売り上げたとされる。そのため、王子夫妻がオバマ夫妻同様に自叙を出版する可能性が高いとニコール氏は指摘した。
「サセックス公爵(ヘンリー王子)夫妻は次に本の出版を考えているはずです。特にメーガン妃はその気持ちが強いと思います。妃は啓発本の大ファンであり、書くことを好みます。ニューヨーク・タイムズに(流産経験のエッセイを)寄稿した文章を読んでも、それは分かります」
王子夫妻はオバマ夫妻と親交があるとされる。今年6月に契約した「ハリー・ウォーカー・エージェンシー」は、オバマ夫妻が所属していることでも知られる講演活動専門の有力エージェントだ。次のビジネスはオバマ夫妻に倣って自伝出版となるのだろうか。
ディッキー・アービター氏は1988年から2000年まで女王の広報官だった
一方で、“王室引退”後の2人の華々しい活動について「私には異常にしか見えない」と発言する元王室スタッフも現れたという。エリザベス女王の広報官を1988年から2000年まで務めたディッキー・アービター氏だ。英大衆紙「デイリー・スター」が伝えている。
広報官退任後は女王の素顔を知るコメンテーターとして活躍するアービター氏は、英王室の動画配信サービス「トゥルー・ロイヤリティ・TV」の番組に出演。「メディアの取材攻勢を嫌い、公人であることを辞めた人間が話題を集めるようなことばかりしているのは私には異常にしか見えません」と述べた。
王室広報官といえば、英メディアとの関係を良好に保つため臨機応変な対応が求められる仕事。そんな重要な役職を長らく務め、王室の広報活動の原則を知るアビター氏だからこそ、プライバシーを求めて王室を離れながらも世界中のメディアを賑わせ続ける夫妻の行動は「異常」に見えてしまうのだろう。
アービター氏はまた、夫妻の王室離脱の原因について「すべてを与えられながら、メーガン(妃)が自ら望んだものではなかったことが大きい」と説明。王位継承の直系は長男のウイリアム王子であり、次男のヘンリー王子はあくまでナンバー2であることが「メーガンのお気に召さなかった」としている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【写真】ヘンリー王子とオバマ氏 2017年のインビクタス・ゲームで車いすバスケットの試合を観戦する様子
【写真】ヘンリー王子とオバマ氏 2017年のインビクタス・ゲームで車いすバスケットの試合を観戦する様子

ヘンリー王子とメーガン妃は「胡散臭い」 楽曲配信大手との43億円超契約を有名司会者が痛烈批判
著者:森 昌利
タグ: メーガン妃, ヘンリー王子, 森昌利, ロイヤルファミリー

ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は先日、スウェーデンの楽曲配信サービス大手「スポティファイ」と3000万ポンド(約43億2000万円)ともいわれる巨額契約を結んだ。今後ポッドキャスト番組を制作、配信するという。これに対して王室作家は「王室の地位を利用しただけ」と非難し、番組内容についても「面白いはずがない」と断じている。さらに有名テレビ司会者は「胡散臭い」などと辛辣な言葉を並べた。夫妻がノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんとオンライン対談した際、王子は「うなずくだけ」と揶揄されたが、ポッドキャスト番組では言葉をしっかり紡げるのだろうか。
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王室作家はポッドキャスト番組が「面白いはずがない」とも
米動画配信大手「ネットフリックス」に続いて、今度は「スポティファイ」と巨額契約。“王室引退”後、移住先の米国で“巨万の富”を築きつつあるヘンリー王子とメーガン妃夫妻に冷たい視線を向けるのは、王室作家のレディ・コリン・キャンベル氏だ。
英大衆紙「デイリー・スター」の記事によると、王室関連のベストセラー作家として知られ、「レディ」の称号を持つキャンベル氏は、ヘンリー王子夫妻が今回のような契約を結べたのは英王室メンバーという特権的な地位にあったからだと指摘。一般市民であればあり得ないこととし、2人のポッドキャスト番組が「面白いものになるはずがない」と断言した。
「番組が始まるまで正当な評価はできませんが、2人のこれまでのスピーチは本当に退屈なものです。1950年代の英国で最も退屈な説教をしていた牧師の話を聞く方がマシ、というくらいつまらないものになりそうな予感がします。“つまらない説教を聞くのが好き”という人なら話は別ですが」
ウィットも含まれているだろうが、強烈に皮肉った形だ。
英国の朝の情報番組「グッド・モーニング・ブリテン」で司会を務めるピアーズ・モーガン氏はさらに辛辣。舌鋒鋭く今回の契約を批判した。
「やっていることすべてがナルシシズムや偽善、欲に駆り立てられているように見える。2人はロイヤルファミリーとの関連性をすさまじい勢いで売買して急速にリッチになっている。一方、英国の王族は自らの称号や特典を正当化するために(退屈で)単調な公務にも取り組んでいる。これまでにも何度も言っているが、あの2人は胡散臭い」
どちらも歯に衣着せぬコメント。日本円にして43億円超という契約金が、“元ロイヤル”の産物にしか見えないと感じているようだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【動画】ヘンリー王子とメーガン妃 マララ・ユスフザイさんとオンライン対談する様子 王子は「うなずくだけの操り人形」と揶揄された

ヘンリー王子はネトフリに「魂を売った」 物議醸す王室ドラマ『ザ・クラウン』に“沈黙”で批判の声
著者:森 昌利

英王室を描いたドラマ『ザ・クラウン』シーズン4が、米動画配信大手「ネットフリックス」から15日に配信され、日本でも話題を呼んでいる。結婚前後のチャールズ皇太子とダイアナ元妃に焦点が当てられているが、その描き方に王室関係者は困惑しているようで、ウイリアム王子は激怒していると伝えられている。一方、王室を離脱したヘンリー王子夫妻は9月、そのネットフリックスと100億円超の巨額契約を結んだとあって、英有名司会者のピアーズ・モーガン氏は、ネットフリックスに「魂を売った」などと王子を批判している。
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ウイリアム王子は「激怒している」と言われている
英大衆紙「デイリー・ミラー」によると、モーガン氏は自身の連載コラムで『ザ・クラウン』シーズン4で描かれているチャールズ皇太子とダイアナ元妃のキャラクター設定に疑問を呈し、ヘンリー王子に対して批判の目を向けている。
モーガン氏は今回の『ザ・クラウン』で描かれているダイアナ元妃について「現実逃避ばかりしている子どもっぽい人間。恥ずかしいほどの世間知らずとして描かれている」と指摘。さらにチャールズ皇太子に関しても「自己憐憫が強く、冷たく、残酷で意地が悪く、非常に手がかかるキャラクターに設定されている」と自身の感想を記述している。
ロイヤルファミリーも困惑しているようで、特にウイリアム王子は両親の描かれ方に「激怒している」と言われているという。
だが、モーガン氏によると、弟は兄と同じ意見ではないようだ。ネットフリックスと巨額契約を交わしたヘンリー王子は物議を醸しているドラマに対して「目をつむって耳をふさいでいる」と断じた。さらに「魂を売った」とも。ヘンリー王子への批判をこれでもかとばかり展開している。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【写真】『ザ・クラウン』シーズン4でダイアナ元妃を演じるエマ・コリン その描かれ方が物議を醸している
