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反メーガン妃の英司会者「弱虫」 ヘンリー王子夫妻の非公式伝記 SNSで“煽る”理由とは

反メーガン妃の英司会者「弱虫」 ヘンリー王子夫妻の非公式伝記 SNSで“煽る”理由とは

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「名指しして王室側に反論させてください」と大胆主張

Hint-Pot編集部

 
 

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ヘンリー王子回顧録に識者ら一斉反発 「最後のとどめを刺す」「人生で最悪の間違い」

著者:森 昌利

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ヘンリー王子【写真:AP】

 3月の暴露インタビュー番組では夫妻で、米俳優のポッドキャスト番組とApple TV+のドキュメンタリーシリーズでは夫単独で、暴露や王室批判を続けたヘンリー王子とメーガン妃夫妻。今度は「この本は王子として生まれた自分ではなく、1人の男として書いている」というフレーズとともに回顧録の出版を発表した。さらなる暴露の予感に英国の著名王室記者や王室作家たちは揃って警鐘を鳴らしている。また、父チャールズ皇太子が受けた衝撃はひときわ大きいとする指摘もある一方、王子の“メインターゲット”は皇太子ではないかとする推測もあるようだ。

 ◇ ◇ ◇

 

王室側の衝撃を訴える情報筋 モーガン氏はやはり称号剥奪を提唱

 回顧録出版発表から二夜明けた現地時間7月21日、英メディアはヘンリー王子のさらなる決断に猛反発する記事で満載になった。一体どのような内容になっているのか、まずは英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した一連の記事から順に見てみよう。

 同紙の王室編集者レベッカ・イングリッシュ氏は、今回の回顧録出版で「王室内には『実に不敬』という意識が広がっている」と記し、バッキンガム宮殿を襲った衝撃の大きさを伝えた。

 王室が最も激怒したのは「明らかに意図的な」出版のタイミングだという。出版社の発表ツイートによると、出版は2022年の後半。しかしこの年はエリザベス女王の戴冠70周年記念に当たり、かねてから報じられている通り多数の記念式典やイベントが企画されている。回顧録の内容次第では前人未到となる偉業が成し遂げられる年を貶め、耳障りな雑音を生み出すのは確実で“最悪”と言える。

 また同氏は、こうした王室上級スタッフの非難の声が高まれば「ヘンリー王子とメーガン妃の戴冠70周年記念式典招待が取り消される可能性もある」と結論付け、回顧録出版が王室と王子夫妻の関係を完全に終焉させる可能性を警告した。

 メーガン妃の天敵である有名司会者、ジャーナリストのピアーズ・モーガン氏もコラムを寄稿。「サセックス公爵夫妻(ヘンリー王子夫妻)がエリザベス女王の『決して不平を言わず、説明もせず』という有名なモットーを『常に不平を言い、説明しまくり、愚痴を漏らし続ける』に変えた」と痛烈な筆致で批判した。そしてまたここで再び「2人から称号を取り上げるべき」と強硬に主張している。

 

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チャールズ皇太子はカミラ夫人が悪く書かれる可能性にも憔悴?

 チャールズ皇太子との関係が「完全に崩壊する」と指摘したのは同紙のコラムニスト、ダン・ウートン氏だ。複数の王室内ソースに取材した同氏はまず、今回の回顧録出版が「ヘンリー王子が自分自身に最後のとどめを刺す」という発言を引き出し、王室内の憤まんを明らかにした。

 情報筋はさらに、チャールズ皇太子が「まったく知らされなかったことにショックを受けている」とも明かし、かつては仲良しで知られた次男王子との関係が悪化の一途をたどっていることに、皇太子が大きな失望を味わっているとした。実のところ皇太子は、ウイリアム王子よりもはるかにうまくヘンリー王子と付き合っていたという。

 また、ヘンリー王子がカミラ夫人を毛嫌いしていることは有名で、皇太子は回顧録で自分の妻が「非常に悪く書かれる」可能性にも憔悴しているという。王子の暴露で近年は落ち着いているカミラ夫人の世評がまた激しく凋落すれば、皇太子が望んでいると報じられている王妃の座にも支障が出ることは確実だろう。

 ダンカン・ラーコム氏も英雑誌「OK!」に対し、「ハリー(ヘンリー王子)がこれまでで最も壮観な方法で、王室の規律を破ったことが明らかになった」と指摘した上で、ヘンリー王子の“真実爆弾”がメインターゲットとする存在の1人が皇太子だと述べている。

 

回顧録出版はメーガン妃のアイデアないかという推測も

 2017年にヘンリー王子の公式伝記本「Harry:Conversations with the Prince(ハリー:王子との会話)」を上梓した王室作家のアンジェラ・レヴィン氏も、もちろん黙ってはいない。

 英ラジオ局「TalkRADIO」の番組に出演した同氏は、「本を書いて自分の考えを主張するというのは彼女(メーガン妃)の得意とすること」と語り、回顧録出版がメーガン妃のアイデアではないかと推測した。

 王室専門誌「マジェスティ」の編集長イングリッド・シュワード氏も、英大衆紙「ザ・サン」に寄稿。ヘンリー王子の母ダイアナ元妃もインタビュー出演や自叙伝出版で元夫の皇太子を公に批判したが「のちに後悔した」として、回顧録出版は「ハリー(ヘンリー王子の愛称)の人生で最悪の間違いかもしれません」と指摘。同じ過ちを犯さないことが賢明だと促している。

 

「どうやらまだ1人の男にはなり切っていないようだ」

 最後に英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事を紹介しよう。豪州のテレビリポーターであるピーター・フォード氏のコメントが「もっともだ」と話題になっているという。

 同氏は「ハリーの『この本は王子として生まれた自分ではなく、1人の男として書いている』というメッセージが気に入った」と前置きしつつ、「しかしこのメッセージに『プリンス・ハリー、サセックス公爵』と署名している」と指摘。

「どうやらまだ1人の男にはなり切っていないようだ」と強烈な一言で発言を締めて、回顧録出版発表にも現れたダブルスタンダードに苦笑していた。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

 

 

 

 

ヘンリー王子は「一体何を成し遂げたいのか」 回顧録の出版発表に王室専門家から疑問の声

著者:森 昌利

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ヘンリー王子【写真:AP】

 英ペンギン・グループと米ランダムハウスの合併で生まれた大手出版社ペンギン・ランダムハウスは、公式ツイッターでヘンリー王子の回顧録出版を公表した。王子は自分の言葉でダイアナ元妃と過ごした子ども時代からアフガニスタン派遣、そして問題の“王室引退”など、当事者としてすべてを語るという。これを受けて、英国内では早くも王室との関係悪化を不安視する声が上がっている。

 ◇ ◇ ◇

 

初稿はほぼ書き上げられているとの報道も

「この本は王子として生まれてきた私ではなく、今1人の男として書いている」……印象的なフレーズとともに発表されたヘンリー王子の回顧録出版。英国内外で報じられると同時に、大きな衝撃をもたらしている。

 米ニュースサイト「ページ・シックス」が情報筋の話として報じた内容によると、王子の言葉をまとめるのは「ロサンゼルス・タイムズ」に発表した1999年の記事で翌年の「ピューリッツァー賞」を受賞し、ジョージ・クルーニーが自伝の映画化を手がけることでも話題になったJ・R・モーリンガー氏だという。

 また、締め切りは8月から10月に伸ばされたが、初稿はほぼ書き上げられているとも報じている。一方で、出版を発表したランダム・ハウスのツイート(@randomhouse)は「2022年後半に全世界で出版予定」としており、なぜ1年後になるのかは不明だ。

 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、王室作家のロバート・ジョブソン氏はこの回顧録が「ロイヤルファミリー内にさらなる不和をもたらすことになるでしょう」と語り、王子のさらなる暴露の予感に眉をひそめた。同氏は2002年、ダイアナ元妃が仏パリで見舞われた悲劇の真相に迫る著作を出版している。

 同氏はヘンリー王子がこの本でさらなる暴露をすることは「避けられない」との考えを示す一方、「しかしながら、ここでさらに彼の妻(メーガン妃)が主張した人種差別問題やメンタルヘルス問題の詳細を明かせば、王室に多大なダメージを与えることになるでしょう」と、王室への影響を懸念した。

 さらに「ハリー(ヘンリー王子)はもうすでにリッチで世界的な知名度があります。この本の出版には何のメリットもありません。彼が一体何を成し遂げたいのか、私には分かりませんが、ハリーが何を言おうとそれは不和をもたらすだけです」と出版する意図自体に対して疑問を呈した。また、離婚歴のある米国人女性と結婚するために退位したエドワード8世の回顧録出版に言及し、「それ以来の衝撃を王室に与える」とも予言している。

 王室評論家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、出版までに「まだ時間がある」と指摘した上で、「サセックス(ヘンリー王子夫妻)の問題は何事でも公にしたがることですが、この回顧録の出版内容を交渉材料にして、自分たちの希望を引き出す狙いがあるのかも知れません」と発言。出版の陰で新たなせめぎ合いが発生する可能性を示唆している。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

 

 

 

 

 

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