5/18(木) 6:06配信
16日、米ニューヨークでイベント会場を後にするヘンリー英王子(左)とメーガン妃(AP=共同)
ヘンリー英王子とメーガン妃の広報担当者は17日、夫妻らが乗った車が16日夜に米ニューヨークでパパラッチと呼ばれるカメラマンの集団に2時間以上にわたり執拗に追跡され「あわや大惨事のカーチェイス」に巻き込まれたと批判する声明を発表した。夫妻らにけがはなかった。英メディアが報じた。
ニューヨーク市警は、多数のカメラマンが「移動を困難にしていた」と説明した上で、「衝突や負傷、逮捕などはなかった」としている。
夫妻とメーガン妃の母親は、ニューヨークで開催されたイベントに出席した後、車で移動。夫妻側によると、複数の強引なパパラッチの車両に追い回され「他の車や歩行者、ニューヨーク市警の警官2人を巻き込み、何度も衝突しそうになった」という。
王子の母親のダイアナ元妃はパパラッチに追い回されて1997年にパリで事故死しており、王子は「歴史を繰り返したくない」と語っていた。ニューヨークのアダムズ市長は「彼の母親がどのようにして亡くなったのか、多くの人が思い出しただろう」と述べ、夫妻側の主張に理解を示した。
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最終更新:5/18(木) 10:08共同通信
2023/05/17
メーガン妃(左)とヘンリー王子(ロイター)
カリフォルニア州サンタバーバラ郡保安官事務所の担当者は、15日午前2時ごろにヘンリー王子とメーガン妃が居住するカリフォルニア州モンテシトの邸宅の警備スタッフから、敷地近くに不審な男性がいるとの電話を受け、男性を逮捕したことを明らかにした。米ニュースサイト「TMZ」が17日に伝えた。
容疑者は29歳のケビン・ガルシア・ヴァルドビノス。敷地の入り口にいるところをヘンリー王子夫妻の警備員によって取り押さえられた。連絡を受けた警察はすぐに駆けつけてヴァルドビノス容疑者を拘留し、ストーカー行為の軽罪で立件した。同容疑者は後日に保釈金2500ドル(約342万円)で釈放されたという。同容疑者は以前にもストーカー行為で逮捕されているとの情報もある。
事件当時、ヘンリー王子とメーガン妃が家にいたかどうかは不明だが、自宅やその近くで侵入者が〝ストーカー行為〟で逮捕されたのはこれが初めてではない。
TMZによると20年のクリスマスイブにオハイオ州から車で来たとみられるニコラス・ブルックスという男性が、敷地内に不法侵入したとして罰せられ、警告を受けて釈放された。しかし、警察によれば、ブルックス容疑者は2日後に再び戻ってきて、不法侵入の疑いで逮捕されたという。
TMZはヘンリー王子夫妻の代理人にコメントを求めているが、現時点で返答はないという。
2023/05/17
ヘンリー王子が、警視庁は「富裕層のための私的なボディーガード」ではないと言われたという。警視庁による王室向けの警護要請を却下した英内務省の決定に不服を申し立てた王子に対し、政府と警察側は、専門の警護官は公共の利益のためにのみ「自らを危険な状況に置く」べきだと話している。
英国訪問時に、現役王族と「同等の」個人的な警護は受けられないと言われたことを受けて、ヘンリー王子は非現役の王族として自身の警護費用を支払う意向を示している。
16日(火)の予備審問では、本格的な裁判が行われるかどうかが決定されるが、王子の弁護士は、1996年警察法の下では、私人が特別な警備サービスの費用を支払うことができると主張した。
しかし内務大臣の弁護士は「特別な警備サービスの概念には、富裕層の私的なボディーガードとしての警察官の使用が含まれるという提案に法的権限はない」と話している。
また、ロンドン警視庁のマシュー・バット勅選弁護士は、「警護を行う警察官は、独特のリスクに身をさらすことになります。そのようなリスクについては、あまり想像力を必要としないでしょう」「公共の利益のためではなく、警察機関が金銭的な補償を受けられるという理由で、警察官がそのレベルのリスクに身をさらすことを期待されるのは正しいことではありません」
ヘンリー王子は軍隊に所属していた時にタリバン兵を25人殺害したと回顧録『スペア』の中で告白したことから安全保障上の懸念を引き起こしていた。昨年、英国の元テロ対策警察長官は、サセックス公爵夫妻に対して確かな脅迫があったことを明らかにしている。
今週、王子の弁護団は高等裁判所に、内務省が王室・公人警護執行委員会(RAVEC)に対し、「RAVECが警護を正当化できないと判断した個人が警護を受けることを許可し、その警備費用を公金資金に償還すべきか」という「原則的な問題」を提起したと語った。
RAVECは「個人が警護に資金を提供することを許可すべきではない」と裁定していた。
裁判長を務めるチェンバレン判事は、 「来週中くらいに」書面で決定を下す予定だ。
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