☆令和2年12月13日、日曜日。
時々
。
☆今年も残すところ2週間余り。年が明けると、『丑年』です。
☆安土町常楽寺(1番地)の
沙沙貴神社で、令和2年度の『
還暦式』。つまり、令和3年に還暦を迎える氏子の奉納参拝がありました。
☆対象者は、沙沙貴神社の氏子(もしくは、出身者)で、昭和36年4月生まれ~昭和37年3月生まれの皆さんです。(実は私も・・・。
)
☆後で云いますが、
十干(じっかん)
十二支(じゅうにし)で云うと・・・、「
辛丑(かのと・うし)」と「
壬寅(みずのえ・とら)」の皆さんです。
(☆実は・・・私、「還暦」の意味がもう一つピンとこないのですよ!
)
☆参拝後に、沙沙貴神社から頂いた『令和3年度の暦』の中の「年齢干支九星早見表」を開いて考えました。
☆何で60年で一回りするのか?・・・「
十二支」は理解(わか)る。問題は「
十干」です。
☆甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)と10個の漢字。
☆それぞれの読みは暦では上記の( )の中のように読みます。
☆ですから、その組み合わせは、12×10=120通りとなり、60の2倍ではないのか?と・・・、
缶ビールを飲みながら、凡人は思案する。
☆ですが、答えは、12と10の公倍数が一致する「60」でした
つまり、60通りの組み合わせということですね。
☆「甲(きのと)」と「子(ね)」が第1番目の組み合わせで・・・、「辛丑(かのと・うし)」は38番目と「壬寅(みずのえ・とら)」は39番目の組み合わせと云う事ですね。
☆ついでに、「
十干」は、「
五行思想」というモノの関係で、「
木(き)」「
火(ひ)」「
土(つち)」「
金(か)」「
水(みず)」の5つに「
兄(え)」「
弟(と)」の2つをかけて「10」の漢字の読みとなっているようです。
☆う~ん。だんだん理由(わけ)解らんなってきた!
☆話を沙沙貴神社に戻しましょう。
☆他の神社の氏子さんも同様だと思いますが・・・、還暦を迎えた新年に
伊勢神宮に参拝します。その前年の11月~12月にかけて地元の氏神さんに参拝し、まずは「自ら」をお清めをしてもらい、これまでお世話になった身近な人や物への感謝をする式。プラス、男性は、「厄払い」の意味もあります。それが本日の『還暦式』でしょう。
☆以前は、1月~12月の一年間に生まれた人が「還暦仲間の会」となって参拝していたのでしょうが、いつの頃からか、義務教育の学年単位で「還暦仲間の会」を作って参拝するようになったようです。(今でも、早生まれの人は、どちらでも選択権があるようですが・・・。)
☆さて、「還暦式」までの段取りですが・・・、まずは会の代表を決めます。
☆「代表」は、その集団で一番生まれの早い「目出度い」人がなります。
今回は、4月某日生まれのSさんです。
☆次に、「代表」から依頼された仲間(普通は仲の良い友人)数名が「世話人」となり、対象者名簿の作成・奉納への賛同の可否の調査・奉納金集め等の準備から、当日の式の運営、その後の直会(懇親会)の段取りまでをします。(その後、省略。)
☆代表も多忙だったため、沙沙貴神社社務所との最初の相談は秋になってしまいました。
☆10月末に「世話人会議」。諸々の準備もあるので・・・、『還暦記念奉納参拝』の開催日は12月13日となりました。
☆「還暦記念奉納参拝」の開始時間は、(定番の)午前11時からです。(その後、仔細省略。)
☆さて、当日。
☆一同は、「本殿」前の「拝殿」に整列します。(さすがに12月半ば。時折、吹き抜ける風
寒いです。よって、コート類の着用が認められています。)
☆岳(おか)禰宜の進行で、「還暦式」が始まり・・・、清め祓いの後、岳(おか)真杜宮司により祝詞と共に奉納者の名前が全員読み上げられました。
☆次に、代表のSさんにより「奉納目録」が読み上げられます。「金〇拾〇万円也」
☆続いて、男女各1名が前へ出て、玉串の奉納の後、全員で、「二拝二拍手一拝」し、
還暦参拝式が、無事。終了しました
☆さて、いつもの年でしたら、「参拝」を終えた後は、地元の料理屋さんに場所を変え、「
直会(なおらい)」と「
饗宴」を兼ねた
懇親会に移り、久しぶりに会う同胞と
旧交
を温めるのですが・・・。
☆残念ながら、今年は「コロナ禍」の為、泣く泣く、新年の「伊勢神宮参拝」と共に「懇親会」も開催を断念せざるを得ないこととなりました。
☆それで、事前にお願いし、特別に社務所をお借りしての「
懇談会」をすることとなりました。
☆社務所の座敷には、参加者の人数分の席が設けられ、床の間には、還暦を祝う掛軸が掛けられていました。(お心遣いありがとうごさいました。)
☆禰宜さんから、還暦を迎えるにあたって、お祝いと還暦についてのお話しを賜った後、(近年は若返ったとは云われますが)いえいえ、半数は白髪?の参拝者(参加者)から、順番に近況報告(自己紹介)がありました。
シミジミ。
☆閉会にあたって、世話人のKさんから、「還暦の年には、中学校の同窓会が開催されるはずだった」との挨拶と共に、「コロナ禍が落ち着いたら、再会(参拝・宴会)をしよう!」とのお言葉があり、一本締め(一丁締め)で会を締めくくりました
☆目出度し目出度し
☆帰り道。駐車場脇の蝋梅(ロウバイ)の花が咲き始めているのを
しましたが、独特の芳香は微かでした。
☆ではまた。