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己の欲せざる所、人に施すこと勿れ

2019年10月12日 | 論語

論語で最も有名な言葉のひとつであるこの言葉ですが、普通は
「自分がされたくないことは、人にしてはいけない」
と解釈されていると思います。

ところが、これ、安冨歩先生(東京大学東洋文化研究所教授)によると、

「自分がやりたくもないことを、人にしてはいけない」

ということなのだそうです。これを「恕」と言います。恕も「思いやり」とか「やさしさ」という意味かと思ってたのですが、

「自分の心のままに」「心の如く」ですね。

心のままにやりたい放題せよということではなく(迷惑や失礼になる)、「したくないことはしない」ということ。否定であることに意味がある。

実際、いじめっこに”命令されて”誰かをいじめてしまったとしても、「やりたくなかったんだけど、やらないと自分がやられるから仕方がなかったんだという言い訳はできません。「やりたくないならやらなければいいでしょう」ということです。結局、自分の保身のためと思ってやったんでしょ?”やるという意志”が全くなかったらできないだろうし。やりたくないら、やらなきゃいいんです。

「親切」にしても、したくもないのにやったって、そんな優しさも思いやりもない嫌な心のままされたくはない、心は伝わる。親切なやさしい心があるならその心の如くすればいいし、嫌だと思うならその心の如くしないほうがいい。

勉強だって仕事だってなんだってそう。やりたくない、嫌ならその時はやらないことだね。人を言い訳に使わない。自分がやろうと思うか思わないか。自分の事なら自己責任、自業自得(善因善果、悪因悪果)

そもそも、自分の心に背くのは苦しいことです。

「自分がされたくないことを」だと、それが何なのかわからない人いるよね。自分がされたくないことと人がされたくないことって、同じとは限らないし(かまってほしい人と、かまってほしくない人とか)、、、て、ちょっとモヤモヤしてたので、スッキリしました。わかりやすい。

 

子貢(しこう)問うて曰(いわ)く、一言(いちげん)にして以て終身これを行うべき者ありや。子曰(のたまわ)く、
其れ恕(じょ)か。
己の欲せざる所、人に施すこと勿(なか)れ

子貢が尋ねた。
「一言で、一生行うべきことを表現する言葉はございますか?」

孔子が答えた。
「それは『恕』かな。自分がやりたくもないことを、命令だからとか仕方ないからとかいって、人にやってはならない。それが『恕』だ」
                  (「超訳 論語」安冨歩 編訳)

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