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「川柳うきよ鏡」 小沢昭一

2015年01月13日 | 読書

    

「アパートに母は来ました女いた」―川柳は“笑いの文芸”であります。そして浮世のさまざまな出来事や人々の思いを映す「鏡」であります。俳名・変哲こと小沢昭一は幼少のみぎりより落語や川柳に親しみ、「役人の子はにぎにぎをよく覚え」などという有名句に唸っておりました。本書は『小説新潮』誌・川柳欄への読者投稿句、九年分をまとめたものです。皮肉、諧謔は川柳の身上。大いに笑ってください。】

1994年(平成6年)~2002年(平成14年)の世相がなつかしい川柳。そして、いつの世も庶民の思いはそんなに変わってないような気がする。

   戦争をやめさせるため戦争し

   核保有君は悪いが俺は良い

   年金で細ぼそ暮らす鶴と亀

   洗脳に過去の戦が胸に沁む

   天災は忘れぬうちにやって来る

   低金利視力表ならド近眼


みなさん、ホントうまいこと詠むね。


   そうですかお世辞言われて見る鏡

   神童をただの人へと塾にやり

   千歳飴持たせてやんな新成人    


日頃あんまり穏やかに暮らしてると、川柳はなかなか浮かびませんな。やっぱり、私は俳句かな??いやいや、もっと見る目を養いましょう。インプット、インプット。

 

星4つ 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
masamikeitasさん、こんばんは。 (まる)
2015-01-13 19:24:12
「小沢昭一的・・・」記憶にあります。
エロっぽい・・・そんなイメージがあります。^^
でも賢い人だったんでしょうね。
川柳の寸評?も面白いです。
返信する
「小沢昭一的こころ」というラジオ番組はよく聴きました。 (masamikeitas)
2015-01-13 17:33:32
まるちゃん、こんにちわ。

小沢昭一さんの「小沢昭一的こころ」というラジオ番組はよく聴きました。
小沢さんって、映画はエロッポイ役が多かったのですが、実際は博識の人で庶民の文化をよくご存知でした。

>年金で細ぼそ暮らす鶴と亀
洗脳に過去の戦が胸に沁む

この川柳は、小沢さんらしい選択だと思いました。
返信する
都月さん、こんにちは。 (まる)
2015-01-13 16:31:42
さすが都月さん。うまいです~!
政治についての川柳はあるでしょうね。
五七五にするのが難しいのと、

  それ秘密川柳詠むのも命がけ
  
に、ならなければいいですが。
もっとも、フランスのテロは暴力で報復するということが問題(報復自体もね)、暴力や押しつけの問題。
言論の自由を守ると言ってるけど、言葉(風刺)の暴力もいけないでしょ、そりゃ自由は大切だろうけど気を付けて(相手の立場も考えて。どんな相手か、結果は予想できるでしょうに^^;)表現しなさいね、自分は自由だけどあんたの自由は認めない(相手のプライドを無視する)という姿勢もかなり問題、という話かと思いましたが。^^;
う~ん、五七五・・・。
返信する
川柳 (都月満夫)
2015-01-13 14:05:00
命がけテロを風刺のフランス人
日本の二十世紀を取り戻す
軍事費を増やして福祉先細り
福祉とは税金集める魔法の言葉
上手いか下手かは別にして、川柳のネタは今の政治の中にいっぱいある気がします^^
したっけ。
返信する

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