180520 歩くことの意味 <ふくらはぎが第2の心臓>とか<あと10cm歩幅を広く>とかの話を聞きながら
今朝は以前から気になっていた生け垣を剪定しました。剪定もやりだすと切りがないのですが、あまり飽きが来ない作業です。すかすかになりましたが、これで生け垣の中に小さな花園を通りからも見えるようになってきたかと思いつつ、いや日の光が差し込みやすくなり、あの事務所に置いておいた少し大きめのバラの花を植えることができるとほくそ笑んでいます。
そういえば、田中陽希さんは大変な歩きの達人ですね。高山植物も癒やされるのか、もの凄いスピードで歩いていても、立ち止まり可憐に咲く花たちと邂逅を楽しんでいますね。彼の歩きはどういう身体能力というか、内臓器官というか、彼の気力というか、感嘆するばかりです。とはいえ、海外のアドベンチャーレースでは、彼以上の強者どもが過酷な歩きをするのですから、人間の能力とはすばらしいですね。
私にはとてもあのような歩き方はできませんね。若い時代でも。ただ、彼のように大量の水分補給は必要ないのが取り柄かもしれません?私は高校時代下手な野球を一生懸命やっていて、昔のことですから弱くて練習は軍隊並みで、終わるまで水を飲ませてもらえませんでした。そのせいか、あまり水分を必要としないのです。草刈りなんかで汗を一杯かきますが、2,3時間、ときには⑷,5時間水分なしでやり通します。
90年代後半くらいまではリサイクル法制がなく、缶やペットボトルの処理が廃棄物行政としては大きな課題ということもあり、私は一切この種のものを買うことがなかったので、その後も外で作業するときもこの種の飲料を携帯しない習慣がついてしまったようです。脱水症にならないかの問題にはいまのところ出くわしたことがないので、こういう人間もいるのかなと自分で半分感心しています。ただ、車に毎日乗るようになり、和歌山市など遠出するときは必ずペットボトルで水分を補給しています。眠気を催さないためと緊張感を緩めるためでしょうか。
ところで、実は今日の話題として、吉野木材業の歴史というか、江戸時代の裁判闘争について書こうと思いつつ、なかなか読み込む気力がでず、このテーマは別の機会にすることにして、ここ一週間くらいのTV番組で見たことをちょっと思い出しながら、歩くことの意味を少し考えてみようかと思います。それで陽希さんの歩きの話を持ち出したのはいいですが、ずいぶん脱線してしまいました。というか書きながら、どういう筋書きにしようかと着想が浮かぶのを待って、あるいはタイピングの指を動かしながら、次にどう話題を展開しようかと考えているのです。
まずはNHKアナウンサー(名前は忘れました)が北ウェールズのたしか世界遺産登録の城塞都市?のようなところまで田舎道を5日間くらい歩く番組でした。ウェールズといっても多くの日本人にはなじみが薄く、スコットランドやイングランド、北アイルランドに比べると訪問したことがある人は格段に少ないように思います。という私も行ったことがないので知ったかぶりはできません。ただ、C.W.ニコルさんがウェールズ出身でよく話題にされているので、気になる風土景観でした。
さてそこでは150kmくらいを歩いて行くのですが、牧場があちこちに広がっていて、ときにその牧場の中を歩いて行くのです。それが以前にも紹介した「歩く権利」によって認められている私有地の中に一定幅の歩くことができる通路です。1934年にスコットランドで歩く権利法が長い闘争と難産を経て成立したのです。
UKのホームページでも、<Rights of way and accessing land>としてその内容が紹介されています。
囲われた牧場の中を歩くことができるなんてすてきですね。身近に生まれたばかりの羊の親子と触れ合うこともできますね。たしか歩いている途中で、羊の出産現場に立ち会うこともでき、とても素晴らしい出会いをしていました。私はなんどか私有地のアクセス権が認められているfootpathを歩いたことがありますが、そういった経験はなかったですね。逆にアメリカでは同種の権利が確立されていないのに、ボストン郊外で立ち入り禁止の立て札に気づかず、足を踏み入れて、銃の危険にさらされるところだったのを途中で気づき、冷や汗もので立ち去りましたのを思い出しました。
この歩く権利の歴史はとても面白いのですが、それはまた別の機会にして、別のNHK番組で毛細血管をサーモグラフィーで見ると冷たくなっているというか、血流の流れがよどんでいる、その状態が続けばゴースト血管になり、進行すると認知症や骨粗しょう症になりやすいとか。その原因の一つにふくらはぎが活用されていないという話だったかと思います。ふくらはぎは、第二の心臓といわれ、ふくらはぎが適切に機能していると、下肢の血流をポンプアップすることになるので、血流がよくなるとか。
そこで紹介されたのがイタリアでした小さな田舎町のご老人たち。なにかゲームを楽しんでいるのですが、いずれも90代、中には100歳を超えた人がいたでしょうか。元気はつらつです。その健康長寿の秘訣は、毎日坂道を歩いているとのこと。そのご老人のふくらはぎはたれさがることなく、ま、ぴちぴちとまでいかなくてもしっかりしています。そのふくらはぎだとしっかり歩けますし、表情も明るく耳も声もいいですね。やはり歩くことなんですね。
もう一つの番組も面白かったですね。タレントと一般の方が専門医の前で、歩かされるのです。その歩き方で、身体能力としての?年齢が割り出され、実年齢と比較するのです。そうすると、最初はすべて実年齢より数歳から10歳以上高い結果となりました。そしてその歩き方だと、人によって違いますが、膝が悪化するとか、転倒の危険があるとか、問題にされます。ところが、その専門医のあるアドバイスを受けてもう一度歩くと、ほぼ実年齢かそれより若い年齢になって、著しく改善されています。
タレントやモデルは、一応歩き方はきれいな風には見えますが、私が見てもちょっとと思っていました。その他の人はすべてあまり健康的な歩き方ではないなと思っていました。でも2回目の時はかなり改善していました。
その改善の秘密は歩幅でした。基本は身長-100cmが適正な歩幅だそうです。それでヒントは10cm歩幅を広げることでした。その結果身体移動もスムーズになり、つま先、かかとのけりも本来的な働きをして、適切に体全体の機能を生かして体重移動を受け止めているようです。
私も最近はほとんど歩かなくなったので、歩幅も狭くなりつつあり、歩くスピードも遅くなってきたと思います。首都圏で働いているときは公共交通機関以外はたいてい歩きでしたので、地下鉄駅間の移動なんかも、すいすいと人を抜いて歩いたり、エスカレーターを使わないで、階段を2段ずつ上がる調子でしたから、健康的だったと思います。当地にやってきて歩こうと思いながら、なかなか実行できません。これらのTVを参考に、健康長寿はともかく、寿命が尽きるまで、そしてぱっとお陀仏になるよう、歩くことを心がけたいと思うのです。
今日はこれにておしまい。また明日。
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