ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

窯変かえうた地獄 その3 酒飲みが止まらない

2016-01-26 18:52:42 | 窯変かえうた地獄
酒飲みがとまらない(元歌:悲しみが止まらない)

I can’t stop the drinking
どうしてなの 酒飲みが
止まらない

あなたにお酒 飲ませたことを
わたし今も 悔やんでいる
あなた指先 震えてた
真夜中の 居酒屋で
あの日電話が 急に鳴ったの
あの酒を 飲ませてと
彼女から

I can’t stop the drinking
こらえきれず 酒飲みが
 止まらない



 このかえうたは、今から20年以上前、職場の同僚と呑みながらマヌケな話をしているときにできたものです。
 もう、発想が基本ヨッパライ。
 可能なら、2番まで作りたいと思う今日このごろです。

「窯変かえうた地獄」その2 神田川新潟弁

2016-01-17 14:03:06 | 窯変かえうた地獄
新潟弁神田川

おめさんは へえ 忘れたろかね
ああけ 手ぬぐい 首巻きにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ろれって ゆうったてがに
いつもおれが 待たさった
洗い髪が 芯まではっこなって
ちっこて 石けん カタカタ鳴った
おめさんは おれの体こと抱いて
「はっけねっかてぇ」って ゆうたんだて
わあけかった あのころ
なんにも おっかのねかった
ただ おめさんの優しさが おっかねかった

おめさんは へえ べちゃったんだろかね
二十四いろの クレパス買おて
おめさんが描いた おれの似顔絵
「上手に描けて」って ゆうたてがに
いつも なんでも 似てねんだて
窓の下には 信濃川
三畳一間の ちっこて下宿
おめさんは おれの 指先こと見つめ
「さびしぃんか?」って 聞いたんだて
わあけかった あのこと
なんにも おっかのねかった
 ただ おめさんの優しさが おっかねかった


 このかえうたは、今から36、7年前、私が高校生のときに作り、今日までうたいつないでいるものです。
 ちなみに、私の新潟弁は、父親と祖母の北蒲原(紫雲寺)弁をメインに、母親の長岡弁、生まれ育った東区上木戸の人々のことば、牡丹山小学校・木戸中学校での同級生たちの話しことばなどによってできあがっていますので、他の地域で言語形成をしてきた人からみると、「違うよ」というところもあることでしょう。その場合は、ぜひ「自分流」でうたってみてください。
 たとえば、ここでは、「捨てる」を「べちゃる」としていますが、「ぶちゃる」とか「びちゃる」と言うところもあるようです。また、一人称の「おれ」は。北蒲原から北では「おら」となることもあるようです。
  ……しかしまあ、「窓の下には信濃川」って、それ、今となってはどう考えても高層マンションだよなあ。信濃川沿いの「三畳一間の下宿」ってどこなんだいったい。

新シリーズ「窯変かえうた地獄」その1 よこはま・たそがれ

2016-01-11 12:26:34 | 窯変かえうた地獄
新シリーズ「窯変かえうた地獄」その1

ニッポン・たそがれ(元歌「よこはま・たそがれ」)

ヒミツを ばらせば だれでもタイホ
攻撃なくても 海外派兵
改憲できなきゃ 解釈曲げる
アベ首相はやってやってしまった
アベ首相はやってやってしまった
 もう帰らない


 このかえうたは、2014年の特定ヒミツ保護法が成立するという時期に作りました。同年7月2日に、新潟日報の「日報抄」のネタとしても使っていただいたものです。
 サビの「アベ首相はやってやってしまった」がまず思い浮かび、それから全体を作ったので、元歌の歌詞がサビ以外あまり効いていないのが、ちょっと残念ではあります。
 出典を明らかにしていただきさえすれば(私の自己顕示欲を満足させるためです)、どなたにもお使いいただいてOKです。
 いちばん最後の「もう帰らない」は、元歌と同じですが、この部分はもっと元気や怒りを表すフレーズに変えてもらった方がよいかも。それはお使いになる方にお任せします。