ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

窯変かえうた地獄 その13 長渕剛「乾杯」

2016-09-27 23:35:09 | 窯変かえうた地獄

 久しぶりの窯変かえうた地獄は、結婚披露宴での定番のあのうたでござんす。

固い手錠に 恨みをこめて
黙り続けた 取り調べの日々
時には脅され 時にはすかされ
腹を探り合った あの日
あれからどれくらい 経ったのだろう
沈む夕日を いくつ数えたろう
シャバの相方は 今でも別の
悪事に 手を染めていますか

犯罪 今君は法廷の
大きな大きな舞台に立ち
はるか長いムショ暮らし
歩き始めた
君に幸せあれ




 長渕さんに恨みがあるわけじゃござんせんが、つい出来ちゃったかえうたです。
 作ったのはもう20年くらい前になりますか。
 ものすごくおもしろい出来ではないのですが、元歌の歌詞は比較的生きているので、まあいいか、と作った本人は思っております。
 まあ、おヒマな折にでも口ずさんでいただけるとありがたいと思う今日このごろです。

窯変かえうた地獄 その12 ミヤノ大先輩の極左かえうた名作シリーズ(2)

2016-06-19 23:47:21 | 窯変かえうた地獄
窯変かえうた地獄 その12
ミヤノ大先輩の極左かえうた名作シリーズ(2)


 別にブログを更新するのが仕事というわけではないので、書けないときは書けない、と割り切って考えればよいわけではあるのですが、いくら最近仕事に追われているとはいえ、ここまで更新できないとさすがにまずいだろう、と不安に駆られる今日このごろ、久しぶりにアップするのは、やはり困ったときのかえうた地獄、というわけで、今回もミヤノ大先輩の極左かえうたをご紹介いたします。

窯変かえうた地獄
 ミヤノ大先輩の極左かえうた名作シリーズ(2)

「赤いスイートピー」極左バージョン(元歌:松田聖子)

京成電車に乗って
成田に連れて行ってよ
火薬のニオイのシャツに
そっと寄りそうから
なぜ 知り合った日から
半年過ぎても
あなたって 名も名乗らない
I will follow you あなたに
ついてゆけない
I will follow you ちょっぴり
気が弱いけど
過激な 人だから
成田の現地でかぶる
 赤い ヘルメット



 一部、当方で補作している部分がありますが、オイシイところはすべてミヤノさんが大学時代にこしらえたものでして、元歌の生かし方といいかえうたの中身のバカバカしさといい、もうすばらしいのです。
 「赤いヘルメット」ですから、セクトはブント系でしょうか。第4インターかな(おそらく誰もわからないだろうなあ)。
  というわけで、宴会の二次会のカラオケ等で応対いただければ幸いです(聴かされる側は不幸かもしれない)。

窯変かえうた地獄 その11 ミヤノ大先輩の極左かえうた名作シリーズ(1)

2016-05-24 23:10:04 | 窯変かえうた地獄
 今月は業務繁忙で、自宅にまで仕事を持ち帰って夜中までパソコンを討ちまくる日々が続きまして、なかなかこのブログを更新することができませんでした。のっけからいいわけでアレですが、久しぶりの更新は、やっぱり「困ったときのかえうた地獄」。ということで、よろしくお願いします(何を)。

窯変かえうた地獄
 ミヤノ大先輩の極左かえうた名作シリーズ(1)


愛を止めないで」極左バージョン(元歌:オフコース)

過激にしないで 君はあれから
新しい分派を 恐れている
僕が君のアタマの メットを叩いてる
君のメットが
そっとそっと割れ始めてる

ゲバを止めないで そこから逃げないで
 ヤバイ夜は 一人でいないで



 ミヤノさんは、私が学んでいた(という記憶はほとんどありませんが)大学の大先輩で、ハードロックのボーカリストです。で、オフコースや松田聖子さんの曲を、新左翼バージョンのかえうたにしまくるという、ある意味天才的なかえうた名人でもありました。というわけで、今回はその歌の一つをご紹介しました。
 しかし、こんな歌をおもしろがる人が、果たしていらっしゃるのでしょうか。いたとしても、ごく少数のお年を召した方やマニアックな方ばかりなのではないかと思うと、ちょっと心配な今日このごろ。
 あ、念のために申し添えますが、私自身はまったくもって新左翼ではありません(本当です)。

 というわけで(どういうわけだか)、今後はもう少し早いペースで更新していきたいと思ってはおります(どうなることやら)。

窯変かえうた地獄 その10 小ネタかえうた11連発

2016-05-03 19:22:50 | 窯変かえうた地獄
 てなわけで(どういうわけだか)、今回は小ネタかえうた11連発。
  超くだらないですが、お楽しみいただければと思います。


◆グレープ「縁切寺」
  元歌「今日鎌倉へ 行ってきました」 → 今日キャバクラへ 行ってきました

 ……いちいち報告しなくてもいいから。

◆長渕剛「巡恋歌」
 元歌「好きです好きです 心から」 → スケベです スケベです 心から

 ……そんなこと声高に言ってどうする。


◆オフコース「Yes、No」
 元歌「今なんて言ったの? ほかのこと考えて 君のこと ぼんやり見てた →
   今「ロン」て言ったの? 他のこと考えて 捨てパイを ぼんやり見てた


 ぼーっとしてたら負けちゃうよ。(大学の大先輩ミヤノさんのネタ)

◆森山直太朗「さくら」(1)
 元歌「さくら さくら ただ舞い落ちる いつか生まれ変わる瞬間を信じ」 → 
 ラクダ ラクダ 背にこぶがある アラビアの砂漠を 歩いてる


 そりゃそうだよな、というだけですな。

◆森山直太朗「さくら」(2)
  元歌「さくら さくら ただ舞い落ちる」 → カツラ カツラ 今ズレ落ちる

 ……義理の姪っ子が小学生のとき(もう十年前くらい)に歌ってたかえうた。
 子どもってほんと容赦ないよな。

◆いきものがかり「ありがとう」
  元歌「ありがとうって伝えたくて」 →  「オリゴ糖」って伝えたくて

 ……健康食品のコマーシャルソングか。

>◆あみん「待つわ」

 元歌「かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと 言われ続けたあの頃 生きるのがつらかった」 → 
 左のふりしてあの子 わりと右だったねと 言われ続けたあのころ 生きるのが辛かった

 ……誰のことを言ってるんだ。

◆森昌子「せんせい」(その1)
  元歌「せんせい せんせい それはせんせい」 →  聖戦 聖戦 それは聖戦

 ……何とか話し合いで解決できないでしょうか。

◆森昌子「せんせい」(その2)
  元歌「せんせい せんせい それはせんせい」 →  生鮮 生鮮 それは生鮮

 ……スーパーか八百屋か魚屋か。

◆ル・クプル「ひだまりの詩」(その1)
  元タイトル「ひだまりの詩」 → 「血だまりの詩

 事件だ事件、ケーサツ呼んで!

◆ル・クプル「ひだまりの詩」(その2)
 元歌「逢えなくなって どれくらいたつのでしょう 出した手紙も 今朝ポストに舞い戻った」 →
 カネなくなって どれくらい経つのでしょう
  返せぬカネの 督促状また届いた


 涙なくしては歌えない。

 しかしまあ、最近の新しい歌は、正直かえうたが作りづらいですね。何しろ、たちどころに古くなって、半年も経つともう歌われなくなっちゃったり。
そういう意味では、年月の試練に耐えた昔の歌のほうが、かえうたは作りやすいわけで。
 かえうたを作りたくなるようなよい歌が新たに生まれることをマジで期待したい今日このごろ。

窯変かえうた地獄 その9 なみだの操新潟弁

2016-04-22 12:54:49 | 窯変かえうた地獄
窯変かえうた地獄
なみだの操」(殿様キングス)新潟弁

おめさんのために 守り通した
おなごの操
今さらよそのしょに 捧げられねわね
おめさんの ぜって邪魔はしねすけに
近まに置いてもろいてんだて
別れるぐれぇなら 死にてわね
 おなごらすけ


 流行歌の新潟弁変換は、カンタンにやれそうなのですが、新潟方言全体の特徴として、関西や東北・九州のような、単語レベルで全然違う、というわけではないため、一曲まるまる新潟弁、というのは実はけっこう難しいのです。
 以前紹介した「神田川」「さよなら」そしてこの「なみだの操」は、その点新潟弁変換しやすい歌なので、このようなものができあがりました。
  ……しかし、この歌を知ってる世代は確実に50歳以上だろうなあ。若い人には全然伝わらないんだろうなあ、そもそも新潟県民(ひょっとして新潟市民?)以外にはまるでわかんないだろうなあ、と思う今日このごろ。

窯変かえうた地獄 その8 サヨナラ小ネタ

2016-03-21 19:11:52 | 窯変かえうた地獄
 今週も業務繁忙でちっとも文章が書けませんでした(←いきなり言いわけスタート)。そんなときは、困ったときのかえうた地獄、ということで、今回はかえうたの小ネタパターンでごまかそうとじゃないや小ネタをアップしようと思います。

 前回、オフコースの「さよなら」の新潟弁をご紹介しました。今のところ、オフコースファンからの脅迫電話やカミソリの郵送などはないのでとりあえず一安心です。
  が、今回はまたも、「さよなら」をいじるネタでございまして、しかしまあ、ネタもないところですからもう仕方がないのでアップさせていただきます。

 「さよなら」と言えば、サビの「さよなら」のリフレインがやはり印象的ですが、歌い出しもけっこうキャッチーです。キャッチーなフレーズは、「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」ではないですが、けっこうかえうたになりやすいわけで。
 そんなわけで、「さよなら」の歌い出し、あるとき私にはこんなふうに聞こえてしまいました。

 象 巨大だね 君が 小さく見える

 そりゃそうだ。

 またあるときには、こんなふうにも。

 尿 漏らしたね 君が 小さく見える

 下品だ下品、弁士、演説中止!(←植木不等式師匠が使ってたネタをアレンジしてみました)。

  ……おそらくはこちらの方がファンからの憎しみを受けそうな感じ。しかし、これは、名曲だからこそ、いろいろかえうたにもなるのだ、ということでご納得いただきたいと思う今日このごろ(←すごく言いわけがましい)。

窯変かえうた地獄 その7 さよなら新潟弁

2016-03-14 11:41:41 | 窯変かえうた地獄
窯変かえうた地獄
新潟弁「さよなら」(元歌:オフコース)

へえ おしめぇらね
おめさんが ちっこて見える
おれは 思わず おめさんこと
抱きしめとぉなる
「おれは 泣かねすけ
このまんま 一人にしてくんなせや」
おめさんのほっぺたこと 涙が
流れては 落ちる
おれっては 自由らね
いつらったか そんげゆうったねっけ
まるで今日のことなん 思いもしねぇで

まずのぉ まずのぉ まずのぉ
へえじっき 外は しいれ冬
愛したんは 確かに おめさんだけ
そのまんまの おめさんだけ

愛は せつねぇね
おれの代わりにおめさんが
今日はだっかの胸に
寝てるかもわかんね
おれが しょうしがるすけ
だーも見てねえ道こと
寄り添い歩かれる あの道が
おめさんは好きらった

まずのぉ まずのぉ まずのぉ
へえじっき 外は しいれ冬
愛したんは 確かに おめさんだけ
そのまんまの おめさんだけ
(くりかえし)

外は 今日も雨
そのうち 雪になって
おれっての心の中に
降り積もっろう
 降り積もっろう


 これは、20世紀の末ごろにつくったかえうたです。
 わたしの新潟弁かえうたの持ち歌の中では、けっこう出来がよいのではと自分では思っております。
 「まずのぉ」の部分などは、地域によって違いがあることが知られていますから、その他の部分も含め、読者の皆さんの地域の新潟弁に合わせて変えてうたっていただいてOKです。
 しかし、オフコースファンの方々から恨みを買い、絞め殺されるのではないかと、ちょっと心配です。

窯変かえうた地獄 その6 じえいたい

2016-02-27 22:29:47 | 窯変かえうた地獄
自衛隊(元歌:安全地帯「じれったい」)


ねえねえ君 いい体してるね
自衛隊に 入隊しないか
戦車飛行機 免許取り放題
再就職 思いのままだぜ
自衛隊 体はお国に
自衛隊 心はミカドに
 もっと もっと 捧げて



 
 最近仕事が忙しく、文章系のネタを作成することができないため、今回もまたかえうたでごまかす姑息なワタクシ。
 てなわけで(どういうわけだか)、このかえうたも、けっこうな昔につくったものですが、元歌の歌詞がサビ以外ほとんど生きていないので、かえうたとしては不満が残る出来です。
 とはいえ、このご時世になんとなく合うような気もしたので、とりあえず棚から下ろしてみました。
  「心はミカドに」の部分は、今のミカドがいわゆる「ミギ~」な人たちからも批判されるようなお方なので、「ミカド」を「ソーリ」などに変えた方が今風かも知れません。

窯変かえうた地獄 その5 幹部候補生A

2016-02-18 22:31:37 | 窯変かえうた地獄
幹部候補生A(元歌:「少女A」)


上目遣いに日本を見ている
赤いソ連の視線がまぶしいわ
思わせぶりに戦闘機飛ばし
きっかけぐらいはこっちで作ってあげる
いわゆる普通の軍隊だわ
日本の政治を知らなすぎるのあなた
お金がかかるは仕方ないけど
似たようなことをどこでもしているのよ
自衛隊 自衛隊
有事になっても平和でも
自衛隊 自衛隊
そんなの軍備に関係ないわ
特別じゃないどこにもいるわ
 わたし 幹部候補生A



 

 このかえうたは、今から33年ほど前、わたしが日本一でかい東京のN大学文理学部の学生だったころ、先輩のミヤノさんがサビの部分をこのように作ってうたっていて、その前半部を私が作って一曲分に仕上げた、というものです。当時の首相はナカソネさん。「戦後政治の総決算」とか「日本列島は不沈空母」だとかおっしゃっていたのが今でも印象に残っています。このかえうたを、まさか21世紀も15年が過ぎた今ごろになってから披露する日が来るとは思っていませんでした。
 今となっては、ソビエト連邦もとっくに崩壊し、世界情勢も社会情勢もすっかり変化してはいますが、例えば「ソ連」を「チャイナ」に変えるだけで、今のご時世にぴったり合っちゃう感じ。「戦闘機」を「軍艦」に変えても良さそうですね。「幹部候補生」も、何か別の人物に変えられる気がします。
  しかし、このかえうたが今でも通用しちゃう可能性があること自体、とても恐ろしいと思う今日このごろです。33年前よりも今の方が、ずっとヤバイ世の中になっているのかも、と思わずにはいられませんねえ。

窯変かえうた地獄 その4 よろしく買収

2016-01-31 21:57:22 | 窯変かえうた地獄
よろしく買収(元歌:「よろしく哀愁」)

もっと素直に僕の 頼みを聞いて欲しい
一緒にやりましょうよ あのダム工事を
君がもうけりゃ僕が 僕がもうけりゃ君が
世の中相身互い うまくできている
合えない時間は 秘書と会ってるのさ
もしバレても 秘書がいる
献金とワイロとの 境は決めたけれど
 バレなければ平気 よろしく買収



 このかえうたは、数年前に作ったものですが、元歌の歌詞がうまく生きているので、作った当事者としてはわりとお気に入りのうたです。
 これを作ったときは、お役人や政治家の贈収賄系の汚職は一段落していた時期だと思います。ですから、まさか今のご時世に、大臣の執務室で現金のやりとりをしていたり、権力を笠に着た秘書が好き放題やっているなんてことが起こるとは思っていませんでした。「我が世の春」は、実は「冥土への一里塚」なのかも知れないなあ、などとしみじみ思う今日このごろです。
  もしなんでしたら、出典さえ明らかにしてくれれば(私の自己顕示欲を満足させるためですとも)、このかえうたを、今のご時世に会わせてアレンジしてうたってくださっても結構です。そのときは、「こんなふうにしたよ」とお教えいただければ、私もそれをいろんなところでうたいたいと思いますので、よろしくお願いしますm(_ _)m。