本日は仕事を休ませていただき、午前中はゆっくり休養。昼過ぎに「ラーメンとやの」の特選味噌ラーメンを食べたら元気が戻り、夕方近くに阿賀野川右岸の砂丘へ花の写真を撮りに行きました。
本命はハマエンドウだったのですが、昨年の満開期は5月中旬〜下旬だったので、どうかな〜と思って行ったら、やはり花は終わっていて残念。その代わり、群生したチガヤの穂がすっかり開いて海風になびいていました。また、コウボウムギが、砂の中で緑の房を伸ばしている姿もありました。
そして、夏の浜辺の花といえばハマヒルガオ。ハマヒルガオは、町中の道ばたとかやすらぎ堤の土手とかにも結構咲いている、ありふれた花ではありますが、やはり野生の花なので、生け垣やプランターで人によって育てられている花とは趣が違います。ことに、砂浜に咲くハマヒルガオは、海風に吹かれてしおれていたり虫に食われていたりして、町中のものより華やかとは言えないかもしれませんが、それがむしろ美しい、などと思ったりします。
歩き回っていると、草の間に、散り残ったハマエンドウの花が、はかなくけなげな様子で咲いているのを発見。こういうのも悪くないな、などと思ったりしました。
砂丘の手前には、トンボの〝聖地〟「松浜の池」があります。水面には、赤い睡蓮が花を咲かせようとしていました。かつては、オニバスの大きな葉も浮いていましたが、ここ数年はお目にかかりません。少しずつ、環境も変化しているようです。
そういえば、砂浜の入り口付近に、どういう目的かはわかりませんが、パワーショベルが何台も鎮座し、海近くでは一台のパワーショベルが、砂をならしながら走っていました。阿賀野川が形作った、新潟市に残る、ほぼ手つかずの自然が残る阿賀野川右岸砂丘。この場所だけは、今のままずっと変わってほしくない、と思っているのですが、これからどうなっていくのか、ちょっと心配です。