はじめの一歩から。

一歩を踏み出すには、チョッと勇気が必要。でも、一歩一歩が積み重なって結果になる。今日も一歩を踏み出そう!

中華カーボンホイールなら、ブレーキのトーイン調整!~ KUOTA KEBEL サードステージへ《番外編》 ~

2014-02-05 | 02 自転車パーツ


カーボンホイールにして、重田サイクルクラブの走行会に行った時に、K先輩に言われた。
「カーボンホイールにしたら、ブレーキのトーイン調整をしたほうが良い」と。
初めて聞く”トーイン調整”。

K先輩は親切に教えてくれた。
「アルミホイールならブレーキパット接地面がフラットなので問題ないが、カーボンホイールは微妙な凹凸があり、下り坂で急に効いたりすることがある。ブレーキパットの後ろ側を厚紙等を使って広げておくと、不安定なブレーキの効きが少なくなる」という。
ありがたい言葉に感謝したい。




そういえば、以前、インターマックスのパンフを見ていて、気になった商品があったのを思い出した。
■ ブレーキシューチューナー 2,200円
ブレーキ性能を引き出すために必要なブレーキシューのトーイン微調整を容易にする工具。
使ってみたいと思うが、年に1度しか使わない気がしたので、諦めた。




今月号のサイクルスポーツの特集は「ロードバイクメンテナンス大事典」。
偶然だが、ツイテル気がした。




ブレーキ調整の中に”トーイン調整”が紹介されていた。
 トーインとは、ホイールの回転方向とは逆のパッドの後端を前端より、リム面から遠ざけることをいう。
トーインをすることにより、ブレーキ時の音成を解消させたり、ブレーキの効き具合を調整することができる。
ショップによっては、トーイン調整をしないところもあり、乗り手の好みの部分もある。




 作業方法は、K先輩に言われたとおりで、ブレーキシューの固定ボルトを緩めて、ブレーキパットの後端に厚紙をはさみ締め付ければ完成。
一緒にブレーキシューを、リムの当たり面の上端から1~2mm下に調整したい。




厚紙を用意した。
雑誌には”0.5mmの厚紙”とあった。
でも、そんなに丁度良い厚紙はなく、用意したのは”1mm”のもの。




適当な幅にカットした。
K先輩から「次回の調整時に、前回の調整厚を確認するのに、使用した厚紙は取って置いた方が良い」と、アドバイスを頂いた。

 早々に、トーイン調整作業を行うことにした。
調整がしやすいので、アルミリムのスピナジーホイール装着で作業を行った。




トーイン調整前のホイールとブレーキシューは前後均等になっている。




4mmのアーレンキーを使って、ブレーキシューの固定ボルトを緩めて、ブレーキパットの後端に厚紙をはさみ、締め付けた。
思っていたより簡単な作業。




トーイン調整後にブレーキシュートとホイール面の接地状況を確認した。
ブレーキシューの前端がホイールリムに接地しても、後端は開いている。
そして、ブレーキレバーを握っていくと、後端もホイールリムに着いて全面でブレーキシュートがホイールリムに接地する。




1mmの厚紙を使って、一緒にリムの当たり面の上端から1mm下に調整した。
初めての調整作業だったが、無事終了できた。
自転車は乗っても楽しいし、整備しても新たな発見があって楽しいと思う。

先日開催された”たかさき自転車まつり”の会場で、ブリヂストンアンカーの藤田さんに聞いたら、調整はしないという。
乗り手の好みの部分があるという。

でも、自分のようなカーボンホイール初心者には有効な調整だと思う。

 ロードバイクの世界には、まだまだ自分が知らないことが沢山あると実感した。 


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