running diary

マラソンやロードレースの大会記録や練習で感じたことを徒然なるままに記しております。

第24回マラソンに挑戦する会(金沢)その2

2005-05-03 17:17:21 | Weblog
 朝5時起床。昨日買っておいたミニカップヌードルと鳥の唐揚げの入った寿司を食べ6時前にホテルを出発。昨日見ておいたコインロッカーのところへ行こうとしたが、入り口が閉まっていて行けない。一瞬焦ったが、JR金沢駅改札口の方へ行くとそちらにもコインロッカーがあったので事なきを得る。手荷物を入れて必要なものだけデイパックに入れいざスタート地点の大豆田大橋へ。
 大豆田大橋までは約1.5㎞。アップのつもりでジョグで行こうとするが、tenさんがついてこない。後で聞くとトイレへ行きたかったとのこと。6時過ぎに到着しゼッケンをつけスタートラインへ。空は雲一つない青空。これは暑くなり、灼けるなと思い、ランシャツをやめて半袖のTシャツを選択する。
 7時スタート。上流の方へ800m上って折り返しだが、最初は1㎞上ると思っていた。しかし、いつもより少し手前で折り返しであることに気付く。この800mは3'11。フルの中ではトップで折り返す。ひょっとしてこのまま…と少し期待しながら下流に下っていく。途中橋のあるところなどで少しのアップダウンがあるが苦にはならない。景色を思い出しながら走る。調子は悪くなさそうだ。川の対岸に自由の女神のレプリカが見えてくる。北陸自動車道の下をくぐって土手に上ると給水所。そこから1㎞ほどで折り返しだ。
 予想通り折り返しも200m奥になっている。5㎞のラップは20'50。折り返しで見た後続は50mほど離れている。折り返しから向かい風だ。さわやかで気持ちがいいが、スピードには乗れない。案の定7㎞付近で若手に抜かれる。抜かれた後、ついていけないぐらいペースの差がある。ここは腰を使って歩幅を広げる走法を意識して自分の走りを心がける。5㎞から10㎞のラップは22'03。やはり向かい風のせいかスピードが出ない。
 13㎞ぐらいの地点でもう一人に抜かれる。30代後半か40代前半のランナーだ。抜かれ際に「やられましたなあ」と声をかけると。「いやいや、また後で抜かれますよ」と返してくれた。このあたりからまだ5㎞の折り返しをしていないランナーを抜く。10㎞から15㎞のラップは21'57。折り返しで30mほど後方に同年輩ぐらいのランナーと若手のランナーが競り合ってついてきている。
 このころから周回遅れのランナーを抜くことが多くなるが、同時に給水もしにくくなる。給水で立ち止まるランナーはテーブルの前ではなく横にのいて欲しいと思う。18㎞付近の緩やかな上りで先ほどの2人に抜かれる。これで5位に転落。これ以上は順位を下げたくない!がペースアップより自分のペースをキープすることが大切だと思い、もう一度フォームを確認するように走る。折り返し付近で20mほど前方にいたあの抜かされた二人のうち若い方のランナー(彼は松岡修三バリのさわやかな顔つきなので以後修三くんと呼ばせていただくことにする)が左足の太股を気にしてさわるような仕草をしたので、我慢していれば4位浮上のチャンスもあるかと思い、自分の走りに集中する。15㎞から20㎞のラップは22'33。この時点でわずかではあるが1時間30分を越えていたのでサブスリーの夢はまたもおあずけとなった。
 折り返してゴール前を通過するときに、修三くんがコースを外れていったので、足を痛めてリタイアかなと思った。4位に浮上。マラソンは何があるかわからない。前にいるランナーもペースダウンするかもしれないと思い、これ以上離されないようについていこうと歩を進める。25㎞の折り返しで前との差は20mほど。驚いたことにコースアウトしたと思っていた修三くんがすれちがいざまに「ナイスラン」と声をかけてきてくれた。距離は20mほどだ。後で本人から聞いたのだが、足に違和感を覚えたのは事実だがコースアウトしたのは帽子を取りに行ったとのこと。声をかけてくれた嬉しさと追いつかれてはいけないと言う思いが背中を押してくれたような気がした。20㎞から25㎞のラップは22'53。
 じりじりと疲労に襲われて「もっと楽しんで走れば?」と言う声が聞こえてくる。確かにゆっくり走っているランナーを見ていると楽しんで走っているように思えてしまうが、いやいや4時間で走る人にも5時間で走る人にもそれぞれすべて平等に苦しみをあたえ、平等に完走の喜びをあたえてくれるスポーツなんだと思い直し、自分の走りをしようと思う。25㎞から30㎞のラップは23'13。
 さあ、あと10㎞だ。少し足が重たくなってくるが足以上に首、肩がガチガチに固まってくる。何度も腕をだらんとしてほぐそうとする。上半身をもっと鍛えておくという次の課題が見つかったような気がする。30㎞から35㎞は23'13。思ったほど落ちているわけではない。
 あと5㎞。前のランナーとも後ろの修三くんとも20mぐらいの間隔を保ったままだ。少しでも前と詰めておきたい。そんな気持ちで歩を進めた。向かい風にも関わらず、35㎞から40㎞のラップは23'05と落ち込むどころか少し上げることができているではないか。折り返しの地点で前のランナーとの差は10mと縮まった。顔を見ると相手も必死の形相だ。あと1.2㎞、少しずつ詰めていく。前のランナーにあと5メートルぐらいまで迫ったが、あと一歩及ばなかった。最後の1.2㎞は6'05。
 最終タイム3'09'09。今までのコースレコードを3分以上縮めることができ大満足だ。
 tenさんもフルのベストを出し二人とも大満足の旅行でした。 
 

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