Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

BELHAVEN(イギリス)4種飲み比べ

2021-08-27 18:00:00 | ヨーロッパのビール
今働いているお店(ビストロバル)で今まで提供していたイギリスの「フラーズ・ESB」というビールが、取り扱いを停止してしまったので、それに代わるビールを探しています。
ペールエールの中でも「ビター」と呼ばれるタイプのビールで、麦芽の深い風味とコクがある上に後味にフルーティーさが残る美味しいビールです(ESB:エクストラ・スペシャル・ビターの略)。
私もお店に働いてから初めて飲んだのですが、本当に味わい深くて美味しかったのでなくなるのはとても残念でなりません(涙)。
 
先日銀座に用事があったので、銀座のやまやさんに足を運びました。
イギリスのビールはあまり種類がなく、店員さんに聞いてみた所、芝大門のやまやさんはもっと大きいのでお酒の種類もより豊富だという事だったので、そのまま芝大門まで直行。
他のお酒も魅力的で目を奪われそうになりましたが、今回はビールコーナー一直線。
イギリスのビールは『BELHAVEN(ベルヘイヴン)』の4種のみだったので、その4種類を購入。
因みに2本で500円なので、4本でも1000円と安価です^^
 
「BELHAVEN」はスコットランドのダンバー近郊にある、「グリーン・キング・ブルワリー」傘下のブルワリーです。
ビールの醸造は1719年に開始している歴史のある醸造所で、麦芽の製造能力に優れているそう。

後日、ビール仲間と4種類を飲み比べ。ワクワク。
色味は全体的に濃い物が多く、エールタイプでそれぞれ個性的。
アルコール度数が低い物からテイスティングしました。
まずは青色の「スコティッシュ・エール」。色味はブラウンで、カラメル香と甘みが前面に出ています。飲み口も香りの印象とあまり変わらない感じ。
ナッツのような香ばしさも感じられ、スパイシーさもありました。
次にオレンジ色の「スペイサイド・オークエイジド・ブラウンエール」。このビールだけ色味がブロンドですが、アルコール度数は6.5%と高め。
ラベルの色から想像するような、オレンジなどの柑橘系の甘みが特徴的。原料の一部にウイスキーが使用されているそう。
次は赤色の「90/ウィー・ヘヴィー」。これもカラメル香が強く、ドライフルーツの様な凝縮された甘みが特徴的。アルコール度数も高くなります(7~8%)。
最後に黒色の「スコティッシュ・オートスタウト」。麦芽の豊かな香り、名前通り色は一番濃い黒ビールです。飲んだ後にアルコール感も残るような強さがありました。

4種類全部飲んでみて、全体的な味の傾向が似ているなぁという感想。
それが甘みに一番出ていて、飲んだ後に原材料を見てみるとカラメル色素や糖類という記載があったので、「あーなるほど、これかぁ」と納得。
自然な甘みではなく後入れした甘味料は、どうしてもどこか甘ったるさやしつこさを感じざるを得ないんですねー。
これが他のビールを飲んでいる中の一つとしてならまだ良かったのかもしれませんが、同じ傾向のこの4種類を一気に飲むと思った以上にクセを感じてしまいました。
ビール好きの我々をもってしても、4本飲み切るのに時間がかかりました(苦笑)。

という事で、今回のイギリスビール探しは持ち越し。
希望としては、エールタイプで苦みやコクをしっかりと感じられる物、昨今の革新的なクラフトビールというよりもスタンダードのものを探しています。
もしおススメがあれば、是非是非ご指南下さいませ!!




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