亜北斎「ビートルズ 1968年 2枚組 ホワイトアルバム。
Helter Skelter 螺旋状滑り台。
登っては 滑り落ち、登っては 滑り落ちる
恋の螺旋状滑り台。
頭の中が ぐるぐる巻きになって
狂ってしまった とりとめのない
ポールの 狂ったような かっこええハードロック。
エッフェル塔に 滑り台はないか。
滑ったら まずいもんな。
凡人には 到底敵わん 人間の思考、
身体能力の限界を超えた
極限を競う果てを見る オリンピック。
自分の無能、無力に あんたにも あっぱれ」
写楽斉「オリンピックが始まって、
パリを舞台にした映画を 思いつくままに、
ミッドナイト・イン・パリ、愛と哀しみのボレロ、
オペラ座の怪人、パリは燃えているか、
死刑台のエレベーター、サムライ、
ボーン・アイデンティティ、ボンヌフの恋人、
パリのめぐり逢い、ラストタンゴ・イン・パリ、
アメリ、ラウンド・ミッドナイト、ダヴィンチ・コード。
セリーヌ・ディオンが エッフェル塔で歌う
エディット・ピアフの 愛の讃歌は 圧巻やったな」
亜北斎「パリの空の下と 山形の空の下の違い。
闇の中 巨大な岩を、巨木を、夜空を引き裂くような神鳴り。
鋭利な金属的な 雷の稲妻、轟く爆裂音は、
人が神を求めていた原始の時代から、変わってないんやろな。
船下りの最上川の氾濫で救助に向かった
警察官二人の命が奪われた。
わても あんたも 神の怒りに触れたとは思わんが。
はて」