金融危機で深刻化必至 米景気後退
【ワシントン=米山雄介】全米経済研究所(NBER)が1日、公式に宣言した米景気後退は金融危機を背景に深刻化が避けられない情勢だ。信用収縮の影響が自動車、消費者ローンなどに及んでおり、内需の下押しは必至。自動車大手3社(ビッグスリー)の経営不安もあり、雇用情勢は一段の悪化が見込まれる。米経済が戦後最長の景気後退に沈むかどうかは、オバマ次期政権の景気対策にかかっている。
NBERの認定に参加したフランケル・ハーバード大教授は1日のCNBCテレビで「夏の終わりの金融危機の悪化で、景気の落ち込みが加速した」と指摘。証券大手リーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに景気後退はより深刻化したとの認識を示した。
(以上、NIKKEI NETより転載)
前エントリーに続いて世界不況。やっぱり世界は不況の最中なんだよな。特集記事を読んでも世界不況が実体としてどんなものなのか理解しづらい。まず、この不況がいつまで続くかが問題で、それは、「オバマ次期政権の景気対策にかかっている」そうだから来年になってみないとワカラナイ。さらにオバマ政権が景気対策に失敗したらどうなるかという問題もある。未来予測は不可能だから過去を振り返れば、前世紀同様に①株の大暴落→②不況の深刻化→③世界恐慌→④戦争へと、歴史は繰り返すのだろうか。過去と現在では当然世界の情勢も全く違うが、現在は②の段階だ。さて今後どうなるのだろう。