太った中年

日本男児たるもの

ブログの芸風

2009-02-01 | weblog

そんなワケで太った中年は2年目に突入した。

でも、なんか寂しい。そう、アップする手持ちの写真がもう底をついたのだ。

このブログは個人的な食生活の管理を目的にスタートして、途中からフィリピン中毒が発覚、結婚なんかしてまったく別物に変貌してしまった。でも、1年を振り返ってみれば思い出としてそれなりの役割を果していた。いやはや、人生、ナニが起きるのかわからんものだ。

さて、今後どうするか。もちろん商用目的ではなく、ごく私的なものに変わりはないだろう。ただ、正直飽きてきた。途中からそのときの思いつきだけでパパッとエントリーしていたから過去のアーイカブを見ても大して面白いものではない。写真を見るだけ充分、目は口ほどにモノを言う。

つまらないのならヤメればいいだけの話。けれども、来年になり今年をブログで振り返ってもナニもない。ということはなんでもないブログでも続ける価値は個人史を刻めるところにあるのだろう。写真だけ撮ってエントリーしてもそれで事が足りる。しかしながら、写真はスランプでまったくやる気がない。

そこで、思い出したのが、お馴染みjet師範の「ロイターの写真がいい」というコメント。考えてみればインターネットで世界の出来事を知ることができる。特に昨年は、100年に1度の経済危機が世界規模で起きた。それについてエントリーをしているものの、目は口ほどにモノを言うのだから、そのニュース写真もアップしておけばよかった、と思った。

ならば、2年目からはロイターの写真でもパクッて「世界の中の太った中年」にでもしようかなと思いついた。たまにはそうするつもりだけど、ただ、そうしても飽きるだろうな、とまたまた考えてしまった。こんなときはレット・イット・ビー、なすがままに、マリア様が現れて救いの手を差し伸べてくれる。本当だ。

たかだかブログなんかアレコレ考えても仕方ない。そんなことより前衛写真家としてのスランプをナントカ克服しなければならないのだ。そう考えをかえジョナス・メカスっていう映像作家の撮った写真について調べていたら「三上のブログ」にメカスが手際よくまとめられていて、そこからマリア様ならぬ平民新聞様へ辿り着いた。

ジョナス・メカス・アンソロジー - 三上のブログ

http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090104/p1

平民新聞

http://d.hatena.ne.jp/heimin/

前々エントリーで少し紹介したけど平民新聞の平民ちゃんは、はてなダイアリーでは有名なブロガーらしい。なるほど文章も写真も圧倒的に素晴らしく読み応えがある。つまりは作家性、表現能力が非常に優れているブログで、なにより平民ちゃん自身が楽しんでやっているところがいい。そう、自分で楽しめる芸風、太った中年に必要なものはこれだった。そして楽しめる芸風ならば、はてなダイアリー近藤社長の芸風が最強だ。

(以下、平民新聞 オフ会の報告 より一部引用)

http://d.hatena.ne.jp/heimin/20080918

「上下にこする。ワシが京都でやりたい事ってゆうのはまさに、こういう事なんや」隣室から、近藤の熱を帯びた声が聞こえてきます。「ウェブ2.0ってゆうのは言ってみれば水平運動なんや。ハァ…ハァ…ハァ(パンパンパンパン)どこまでも無限に広がっていくかわりに深みがあらへん。ハァ…ハァ…ハァ(パンパンパンパン)(クチャクチャクチャ)せやから、ワシがこれから京都を拠点にしてやっていきたいのは、もっと垂直に!(パンパンパンパン)もっと激しく!(パンパンパンパン)もっと奥まで!(パンパンパンパンパンパン)アクションするこっちゃ(クチャクチャクチャ)。京都をきみの子宮やと考えてほしい(ハァ…ハァ…)。ワシは京都を貫きたいんや(パンパンパーン)。もちろんコンドームなんかつけへんゾ!(ふぅ…)(ピクッ…ピクッ…ピクッ…)」

さすがはIT産業の雄、近藤だ、いい味を出している。