カレーの一生 - 平民新聞
上記は1年くらい前の記事。金子平民氏が大鍋でカレーを作り、インド人もびっくり、11日間食べ続けた記録をエントリーしたものだ。当時、アメーバニュースにも取り上げられて随分話題になったらしい。一度、どれだけカレーを食べ続けられるのかヤッテみたくなった。
で、ご近所太陽カレーがズーと盛況のためカレーを食することが困難な状況に陥っている。そこで、以前から気になっていた近所の自然食惣菜店で売られている無添加の持ち帰り用ポークカレーを食べてみることにした。果たして健康食の源である玄米ご飯に合うかどうかが問題だ。
これだ。原材料は、豚肉、玉葱、人参、小麦粉、魚醤、バター、林檎、トマトケチャップ、ウスターソース、植物油脂、カレー粉、塩、赤ワイン、ニンニク、生姜、胡椒、と表示されている。そして、それらをじっくり煮込んで自然の甘味を引き出す、と記されている。お湯で温め、玄米ご飯で食してみる。
おお、できた。
しかし、こりゃ、甘すぎる。不味くはないけれど、カレースパイスの風味に欠けた子供のカレーだ。玄米ご飯にはミスマッチ。どうしよう、玄米に合うカレーを諦めるしか手はないのか。
食後のコーヒー
悩みながら、ハッと気がついたら写真を撮っていた。やはり食への関心や欲望が強いってことかな。カレー対策は後回しにして、これから初心に返り、ときどき食事もエントリーしていこう。
では、最後に玄米食6つの効用をアップ。
(1) 玄米には必要栄養分のほとんどがそれ自体に含まれている。ないのは必須アミノ酸とビタミンC類くらい。この不足分を少しの野菜類と海産物で補えばこれで充分。一般に一日30品目の摂取が必要とされるが、バランス良く玄米ご飯に一汁一菜を摂るとこれで栄養素的には30品目摂取に相当する。これにより、多量にいろいろ摂る事を防ぐ。
(2) 玄米には食物繊維が非常に多く含まれている。これが腸内で極めて大切な働きをする。良く噛まれたこの食物繊維は腸管周りの水分をスポンジの様に吸い込んで膨張し、管壁に付着した残滓や有害ガスを押し出す様に体外に排泄する。 善玉菌に食物繊維が養分を供給する事による腸内善玉細菌の増加、排毒作用、便秘解消、と相まって腸機能を生き返らせる。又、この食物繊維の持つ抑インシュリン効果により脂肪の体内蓄積を防ぐ。
(3) 玄米のもつポリフェノールは強力な抗酸化力を持っており、体の細部の活性酸素を排除する力が強まり、細胞の酸化が抑制され、若々しい細胞が作られる。
(4) 玄米に豊富に含まれる、リノール酸、オレイン酸の不飽和脂肪酸はコレステロールを減らし血管をきれいにし、動脈硬化等の因子を除去する。
(5) 玄米は一般に歯ごたえがあり、ゆっくり良く噛む習慣がつきやすく、早食い、過食を防ぎ、よく噛む事で満腹感も得られ、肥満防止につながる。又、しっかりよく噛む事の脳への刺激は脳の衰退防止の極めて重要な事であるのは良く知られている。
(6) コスト、調理手間の点からも玄米食は負担が軽い。