太った中年

日本男児たるもの

モッコリパスタ

2009-02-13 | weblog

 

夕方、ご近所太陽カレーのマスターから突然電話があった。

 

「カキが入荷しました。今シーズン最後です、最後だよーん」

 

「うおおぉぉ、じゃぁすぐに行くから」

 

そんなワケで、急遽、絶品の牡蠣パスタを食した。

 

今回はカキと青ノリの新バージョンで「モッコリパスタ」と名付けられた。

 

携帯で写真撮影した後、夢を見るように食べた。なんとも奥の深い上品な味わい。

 

マスターは厳寒の浜名湖でフリチンになり、素潜りでカキを獲って来たそうだ。

 

さすが、日本を代表する若きシェフ。この偉業を米国のオバマ大統領に伝えた。

 

すると、オバマ大統領のメッセージがホワイトハウスから世界に配信された。

 

 

「ユー キャン モッコリ、ブログ チェンジ」 (ロイター共同)

 

そう言えば太陽カレーのブログがまったく更新されていなかった。

 

http://orangesun.hamazo.tv/


玄米ご飯のカレー

2009-02-12 | weblog

カレーの一生 - 平民新聞

http://d.hatena.ne.jp/heimin/20080207/p1

上記は1年くらい前の記事。金子平民氏が大鍋でカレーを作り、インド人もびっくり、11日間食べ続けた記録をエントリーしたものだ。当時、アメーバニュースにも取り上げられて随分話題になったらしい。一度、どれだけカレーを食べ続けられるのかヤッテみたくなった。

で、ご近所太陽カレーがズーと盛況のためカレーを食することが困難な状況に陥っている。そこで、以前から気になっていた近所の自然食惣菜店で売られている無添加の持ち帰り用ポークカレーを食べてみることにした。果たして健康食の源である玄米ご飯に合うかどうかが問題だ。

これだ。原材料は、豚肉、玉葱、人参、小麦粉、魚醤、バター、林檎、トマトケチャップ、ウスターソース、植物油脂、カレー粉、塩、赤ワイン、ニンニク、生姜、胡椒、と表示されている。そして、それらをじっくり煮込んで自然の甘味を引き出す、と記されている。お湯で温め、玄米ご飯で食してみる。

 

おお、できた。

 

しかし、こりゃ、甘すぎる。不味くはないけれど、カレースパイスの風味に欠けた子供のカレーだ。玄米ご飯にはミスマッチ。どうしよう、玄米に合うカレーを諦めるしか手はないのか。

 

食後のコーヒー

 

悩みながら、ハッと気がついたら写真を撮っていた。やはり食への関心や欲望が強いってことかな。カレー対策は後回しにして、これから初心に返り、ときどき食事もエントリーしていこう。

では、最後に玄米食6つの効用をアップ。

(1) 玄米には必要栄養分のほとんどがそれ自体に含まれている。ないのは必須アミノ酸とビタミンC類くらい。この不足分を少しの野菜類と海産物で補えばこれで充分。一般に一日30品目の摂取が必要とされるが、バランス良く玄米ご飯に一汁一菜を摂るとこれで栄養素的には30品目摂取に相当する。これにより、多量にいろいろ摂る事を防ぐ。

(2) 玄米には食物繊維が非常に多く含まれている。これが腸内で極めて大切な働きをする。良く噛まれたこの食物繊維は腸管周りの水分をスポンジの様に吸い込んで膨張し、管壁に付着した残滓や有害ガスを押し出す様に体外に排泄する。 善玉菌に食物繊維が養分を供給する事による腸内善玉細菌の増加、排毒作用、便秘解消、と相まって腸機能を生き返らせる。又、この食物繊維の持つ抑インシュリン効果により脂肪の体内蓄積を防ぐ。

(3) 玄米のもつポリフェノールは強力な抗酸化力を持っており、体の細部の活性酸素を排除する力が強まり、細胞の酸化が抑制され、若々しい細胞が作られる。

(4) 玄米に豊富に含まれる、リノール酸、オレイン酸の不飽和脂肪酸はコレステロールを減らし血管をきれいにし、動脈硬化等の因子を除去する。

(5) 玄米は一般に歯ごたえがあり、ゆっくり良く噛む習慣がつきやすく、早食い、過食を防ぎ、よく噛む事で満腹感も得られ、肥満防止につながる。又、しっかりよく噛む事の脳への刺激は脳の衰退防止の極めて重要な事であるのは良く知られている。

(6) コスト、調理手間の点からも玄米食は負担が軽い。


報道姿勢

2009-02-11 | weblog

ロイター本社

報道姿勢に対する批判

アメリカ同時多発テロ事件の報道でテロリストという言葉を使わなかったことや、パレスチナ問題でのイスラエルに対する厳しい姿勢などから、反アメリカで左に傾いていると保守系メディアから批判されることもある。

(以上、ウィキペディアよりロイターの一部を引用)

Winner, Multimedia Photo/Video section, New York Photo Awards for Bearing Witness www.reuters.com/iraq produced by Ayperi Karabuda Ecer and Jassim Ahmad in collaboration with Media StormU.S. Marine Corp Assaultman Kirk Dalrymple watches as a statue of Iraq's President Saddam Hussein falls in central Baghdad April 9, 2003.

REUTERS/Goran Tomasevic

First place, Spot News category, Pictures of the Year InternationalAn Iraqi man holds the body of a boy after a car bomb explosion at a market in the neighbourhood known as New Baghdad, southeast of Baghdad, February 18, 2007.

REUTERS/Carlos Barria

冒頭、米国保守系メディアによる批判は偏向だ。反米のどこが悪い。と、一発ジャブを入れて、特にテロや戦争の報道は政治イデオロギーより、他人の不幸は蜜の味、我先にと争うメディアの体質が問題。過熱する報道は送り手も受け手もいつの間にか感覚がマヒしていくのでは、と警鐘する。

Robert Plant (R) and Alison Krauss perform at the 51st annual Grammy Awards in Los Angeles February 8, 2009.

REUTERS/Lucy Nicholson

それから、今年、ロバート・プラントがグラミーを受賞した(涙)。ロックの偉人は時々メディアに登場して欲しい。あと、これで一旦ロイターの写真を休憩する。いささか見過ぎてオジサンは疲れた。


ロイター大賞

2009-02-10 | weblog

2nd Prize, Daily Life, Singles,3rd China International Press Photo ContestA Haitian woman crosses a street of Port-au-Prince, Haiti, February 1, 2006.

REUTERS/Carlos Barria

太った中年が勝手に選んだロイターアワードの大賞がこれだ。83作品中ズバ抜けて素晴らしい。しかし、クレジットを見るとDaily Lifeで2位とはこれいかに。アワード選考委員の目はどうかしているぞ。いやいや、写真の好き嫌いなんて個人の嗜好に基づくものだから、そう毒づくのは大人げない。

さて、この作品は唯一のモノクロ写真である。しかも強いホワイトバランスによってシルエットが強調され影絵のように仕上がっている。また、平衡を崩して遠近感覚を不安定にさせる効果が目を惹いた。これはフォトグラファーというよりデザイナーの視点。

そして、中央のハイチ人女性のスタイリッシュなウォーキング。スローモーションのようだ。ゆるやかに曲がった道路と右側に配置する3人を結ぶ直線との対比が歪んだ平衡に相乗して不思議な感覚になる。そして何より驚かされるのが、中央分離帯のポールの間に納まって歩く人。

これはたまたま撮ったストリートのスナップ・ショットではない。ロケーションを発見してから上記のアイデアを緻密に練り上げ、ジャストの撮影タイミングまで忍耐強く待ったのだろう。完璧だ。

これを撮影したカメラマンよ、君の写真は太った中年のブログに永遠に刻み込まれた。

世界のどこかで会ったらメシぐらいは奢るぞ、そのときは声を掛けてくれ。


0,1秒のセレクト

2009-02-09 | weblog

視覚情報が目から入り脳で処理される時間は僅か0,1秒。瞬時にそれがナニかを知覚しているワケだ。ロイターアワードには83作品がクレジットされている。それらをパッパッと全部見た。そのとき0,1秒で脳が面白いと反応してセレクトしたのが下記の3つ。個人的な写真の嗜好が反映されている。ただ、購入することはないけどね。価値を考えるとまた別のセレクトをするだろう。しかし、それはツマラナイものだ。

 

1st Prize, The Art of Entertainment, The Best of Photojournalism 2007Dancers from the Nederlands Dans Theater 1 take part in a dress rehearsals for their forthcoming Edinburgh International Festival performances at the Edinburgh Playhouse,Scotland August 31, 2006.

REUTERS/David Moir

舞台稽古のワンシーン。女優の浮き出た背骨とハゲ頭のコントラストが絶妙。

 

1st Prize, Spot News Singles, World Press Photo 2007 and Honorable Mention, International News, The Best of Photojournalism 2007A man rinses soot from his face at the scene of a gas pipeline explosion near Nigeria's commercial capital Lagos December 26, 2006.

REUTERS/Akintunde Akinleye

ナイジェリアのパイプライン事故。ススケタ顔を拭う文字通りのブラックジョーク。

一見、現代宗教画みたいで手に持つ青いポリバケツに何故か惹かれた。

 

3rd Prize, Georges Bendrihem PrizeGerman Chancellor Angela Merkel (R) and Kuwait's Prime Minister Sheikh Nasser al-Mohammad al-Sabah listen to the national anthems during a welcome ceremony in Berlin September 7, 2006.

REUTERS/Tobias Schwarz

アラブの首相を招いたドイツの歓迎式典。

緊張感の中で計算された遊び心のアングル。一瞬でわかる面白さがいい。

次回はじっくり見た上で、勝手にロイターアワード大賞を発表する。


視覚の快感原則

2009-02-08 | weblog

ロイターのピクチャーサイトでは毎年写真賞を受賞した作品が売られている。

膨大な写真がどういったシステムでノミネートされ選定されるのかは定かでない。

しかし、世界中に配信されるからカメラマンは名を売る絶好のチャンスだろう。

では、ロイターアワードから山岳風景の作品を2つエントリー。

山岳風景は撮影スポットが決まっていて天候に大きく左右される出たとこ勝負。

それ故、非常にムツカシく奥が深いのだ。

 

Honorable Mention, Sport, Professional Category, 2nd Annual Photgraphy Masters CupCompetitors ski past a lake during the women's 4x6 km biathlon relay event at the Torino 2006 Winter Olympic Games in San Sicario, Italy, February 23, 2006.

REUTERS/Giampiero Sposito

トリノ・オリンピックのバイアスロン・リレー 単純に気持がいい。

 

Winner, press photographer of the year, Walkley awardsYak herders walk towards their dwellings as they prepare their herd at the foot of the world's highest mountain Mount Everest, also known as Qomolangma, in the Tibet Autonomous Region May 6, 2008.

REUTERS/David Gray

エベレストの麓、山小屋とシェルパ。単純に美しい風景。

 

誰が見ても気持ちよかったり、美しかったりする快感原則は揺るぎない。

視覚の快楽は単純明快なほど強い。ロイターアワードの写真はまだまだ続く。


フリチンのタフガイ

2009-02-07 | weblog

今更ながら太った中年の趣味は料理と写真である。

料理は自炊をして楽しんでいるものの写真はスランプに陥っている。

そこで、お馴染みjet師範ご推薦のロイターの写真を暫く鑑賞する。

では、ロイターのピクチャーサイトから記念すべき第一弾。

おーと、いきなり全裸で曠野を疾走するフリチンのタフガイだ。

男の秘めたる欲望として全裸で疾走したくなったのだろう。

これで奇声でも発していれば最高だ。

今、奥様たちの視線がタフガイの股間に集中しているのは想像に易い。

しかし、ボカシ入り。 奥さん、気を取り直して第二弾。

コスプレのタフガイ。全裸よりもこっちのほうがヘンタイっぽくてアブナイ。

英国のどこかで行われたアスレチックフィールドのイベントらしい。

これらはタフガイのカテゴリーでシリーズ化されている。

最後はタフガイたちによる干物バンザイポーズ。

この写真を見た瞬間、タフガイならぬキチガイかと思った。

ロイターのピクチャー・サイトには膨大な量の写真がある。

タフガイ・シリーズはほんの一部だから勘違いしないでくれ。

今回は奥さん、アンタのためのエントリーだ。

ロイターの写真はまだまだ続く。ではでは。

 

P.S.

それから奥さん、フリチンとフルチンはどちらも正しい呼称だった。

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091205079206.html


フニュ(´ー`)ノ

2009-02-06 | weblog

別に隠していたワケじゃないけど、昨年購入したマンションの管理組合会計係をやらされている。近日その理事会があるため、先ほど理事長が資料を持って来た。理事長はハッとするほどの美人女性だ。

インターホンが鳴り受話器を取ると艶かしい声がした。

 

「あのぅ、×××号室の××です、理事会資料を持って来ました」

 

「あっ、ご苦労様です。今、行きます」

 

美人理事長とは既に何度か会っている。最初に挨拶したとき彼女は一昨年離婚してまだ小さい子供と2人暮らしだと言っていた。こちらもフィリピン人妻と新婚別居生活だ言っておいた。

玄関先で資料を受け取り少し世間話をした後、帰り際、美人理事長は突飛な行動にでた。

ナナント、手を伸ばして握手するのかと思えばいきなり我が股間をムンズと握ったのだ。

突然の禁断攻撃に気が動転して思わず唸ってしまった。

 

「××さん、それは私のお稲荷さん」

 

すると、美人理事長は、「フニュ」 と言い放った。

 

その言葉がナニを意味するものかと一瞬、脳裏を過ぎった。

 

そして、去ろうとする後姿の美人理事長に返事した。

 

「お疲れ様。明日、また、お願いします」

 

「フニュ」とはやはり軟度を形容する言葉に相違ない。そんなぁ、50近いピン中オヤジの股間を突然握られても敏感に反応するワケがない。そこで硬度をアップさせる最良の方法を思いついた。

ご近所太陽カレーの「牡蠣とクレソンのカレー」。効果は実証済みである。2皿食べれば股間は金属バットだぜ、そう心を踊らせた。しかし、よく考えてみればメニュー外だった。どうしよう。

仕方がないので日本男児たるもの今から車でちょいと遠出して生ガキをガッツリ食べようと思う。牡蠣は亜鉛含有量に優れたコワイほど効果のあるスーパーエレクトナチュラルフードだ。

なんかこのごろ忙しい。生ガキ。生ガキ。


新型新幹線「E5系」

2009-02-04 | weblog

新型新幹線は白とピンク スピード感を表現 JR東

JR東日本は3日、平成23年春から東北新幹線にデビューし、青森と首都圏を結ぶ新型新幹線「E5系」(10両編成)の車両デザインを公開した。上部が鮮やかな緑、下部が白を配して中央にピンクの細帯が入る。未来を感じさせる先進的イメージとスピード感を表現したという。

今年夏から耐久試験走行を実施。23年春から3編成を営業運転に投入し、最終的に計59編成を製造する予定。飛行機のファーストクラスに対抗した超豪華なスーパーグリーン車(仮称)を導入する。

デビュー後は時速300キロから段階的に運行速度を上げていき、25年春にはフランス国鉄のTGVと並ぶ320キロで走行し、新青森と東京を約3時間5分で結ぶ計画だ。東北新幹線は22年12月に新青森駅まで延伸する予定。

清野智社長は「当社で時速300キロを超す車両は初めて。かわいがっていただきたい」と述べた。

(以上、Yahoo!ニュースより引用)

おっとと、これは面白いニュース。見逃してはイケナイ。


妄想系乙女の末路

2009-02-03 | weblog

Therese Dreaming , Balthus

妄想系乙女の末路

http://blog.goo.ne.jp/icecreamscream

そんなワケで、前エントリー妄想系乙女さんをもう一度カモン。こうした秀逸なブログは平民新聞同様アレコレ言わず、読んだほうがいいに決まっている。ヘタに解説なんかしたらカッコ悪い。そんなことより面白いエントリーをパクッてネタにしたほうがいい。それはそうするつもりだけど、まあ、いいじゃん。で、「20代半ばの女の子が女性に向けてメッセージを発信しているのだろうか」と推測して、その後バックナンバーを読み進むと管理人のやのさんが「少女漫画で育った」と言っていた。そこで太った中年はピーンときた。「ははん、やのさんはブログの大島弓子だったのだ」、と。では、大島弓子とはいかなる少女漫画家なのだろうか。

(以下、大島弓子某著作のあるブックレビューから一部引用)

この社会は男の人のために作られている。
女の子は将来、妻、そして母、という役割を求められている。
それこそを誇りとして生きることを求められている。
女の子、その時点では、この社会の無用の長物。
その女の子が考える。
どうして、欲望の対象に、妻に、ならなくてはいけないのかしら。
どうして、誰かに従属しなくてはいけないのかしら。

どうして、家族を、社会を、支えなくてはいけないのかしら。

そう考え続ける先は負け戦なのか?
-否!と大島弓子は考えた。だからマンガを書きながら考え続けた。
母を殺したり、
母は母でなくなったり、
男の子は男色家(=女の子を必要としない)になったり、
死んだ側からのぞいてみたり、
動物の側からのぞいてみたりした。

その思考のすべて。 (引用以上)

上記のようなことをやのさんは実生活を通じて哲学的な思索を続けているワケで、例えば、前エントリーで取り上げた「ブスな女」。ちょっと考えればわかるけど「ブスな女」の明確な基準なんてあるワケがない。ブスとはそれぞれの感覚や観念の問題なのである。太った中年は、「ブスな女はブスな女」といったトートロジーがオジサンのブスな女に対する思考の限界である、と言った。やのさんはそこを一歩も二歩も踏み込んでブスな女について考え続けている。その過程でそれまで信じていたことを疑問に思ったり価値が逆転するだろう。但し、正しい答えなんかはない。いやぁ、スゴイ女の子だ。拙者の愛を受け止めてくれ。

突然の愛を告白したところで怒濤の毎日0:00更新をちょっと休憩する。今月は何故か忙しい。

近いうちに会おう、ではでは。


ブスな女はブスな女

2009-02-02 | weblog

なぜ不細工な女性は性的な事を異常に気にかけるのか

不細工な(というより本人が不細工だと思っている)女は、やたらと性的なことを気にかける。遠まわしに、けれど確実に、自分が既にセックスを経験している事を訴えようとする。

そこには、「不細工でもセックスさえしていれば女として認めてもらえるのではないか」という考えがあるように思う。どんなに自虐的に「どうせわたしなんて・・・」とか言ったとしても、最後の「女」の砦はちゃんと守ってる事を示そうとする、というか。

だからだろうか、ブス(自覚アリ)がやたらとネットの日記でセックスの話をしたがるのは。それも決して「私こんなにエッチなんですよぉ~見て見てっ☆」というサービス精神から書かれたものではなく、「私はこんなセックスをした。こんな男がいた。私は、セックスについてこう思う」という、行為そのものよりも「セックスとは私にとって一体何か」を掘り下げちゃってるようなものが多い。

行為に過剰な意味づけをしていたり(逆に「大した事じゃない」と必要以上に冷めた分析をしたり)、妙に人生と深く関連付けて考えていたり。まるで自分がいかに「女」であるかを解説している様だ。

本当は、一番有効な解説は「私こんなにエッチなんですよぉ~見て見てっ☆」のノリなのに、そうはなれないところが不細工の不細工たるゆえんなのかもしれません。

(以上、妄想系乙女の末路より無断転載)

はてなブックマークで平民新聞を見つけ、続けてこの妄想系乙女に出会った。このブログもまた知的な抑制の効いた読ませる文章で綴られている。まだよく見てないんでアレなんだけど、20代半ばの女の子が女性に向けてメッセージを発信しているのだろうか、印象は極めてストイックで奥が深い。オジサンは蚊帳の外といった感じが実によろしい。

テーマの「なぜ不細工な女性は性的な事を異常に気にかけるのか」は、まず、ブスがどうのようにセックスについて思っているのか考えもしなかった。しかもこれは女の子がブスな女について考察している。「ブスな女はブスな女」といったトートロジーがオジサンのブスな女に対する思考の限界である。大体、ブスな女が何を考えようがどうでもいいことだろ。では何故このテーマを選んだかといえば、エントリー「今は本当に嫌な世の中か」でfisher先生の鋭いコメントが引っ掛っていたからだ。

(以下鋭いコメント、写真参照)

そのオバハンはもしかして「女のオカズ」とかいう女のズリネタ本を書いた人でしょうか。ブスなオバハンの自慰なんてキモチワルイことこの上ない。アンタが嫌な世の中にしてるんじゃん。

内容(「MARC」データベースより)
セックス自慢よりオナニー自慢! 作家、漫画家、会社員、子持ち、バツイチ、シングル、バイセクシャルなど、20代から40代の女たち12人が、自分のオカズ(オナニーに使うネタ)を語る。

サムネイル写真

ズーム、女装した宮崎哲弥

食事中の方、失礼しました。あと、オマケ。

性行為に限らずナニからナニまで過剰な意味づけをするオバサン、本ブログ2度目の登場。


ブログの芸風

2009-02-01 | weblog

そんなワケで太った中年は2年目に突入した。

でも、なんか寂しい。そう、アップする手持ちの写真がもう底をついたのだ。

このブログは個人的な食生活の管理を目的にスタートして、途中からフィリピン中毒が発覚、結婚なんかしてまったく別物に変貌してしまった。でも、1年を振り返ってみれば思い出としてそれなりの役割を果していた。いやはや、人生、ナニが起きるのかわからんものだ。

さて、今後どうするか。もちろん商用目的ではなく、ごく私的なものに変わりはないだろう。ただ、正直飽きてきた。途中からそのときの思いつきだけでパパッとエントリーしていたから過去のアーイカブを見ても大して面白いものではない。写真を見るだけ充分、目は口ほどにモノを言う。

つまらないのならヤメればいいだけの話。けれども、来年になり今年をブログで振り返ってもナニもない。ということはなんでもないブログでも続ける価値は個人史を刻めるところにあるのだろう。写真だけ撮ってエントリーしてもそれで事が足りる。しかしながら、写真はスランプでまったくやる気がない。

そこで、思い出したのが、お馴染みjet師範の「ロイターの写真がいい」というコメント。考えてみればインターネットで世界の出来事を知ることができる。特に昨年は、100年に1度の経済危機が世界規模で起きた。それについてエントリーをしているものの、目は口ほどにモノを言うのだから、そのニュース写真もアップしておけばよかった、と思った。

ならば、2年目からはロイターの写真でもパクッて「世界の中の太った中年」にでもしようかなと思いついた。たまにはそうするつもりだけど、ただ、そうしても飽きるだろうな、とまたまた考えてしまった。こんなときはレット・イット・ビー、なすがままに、マリア様が現れて救いの手を差し伸べてくれる。本当だ。

たかだかブログなんかアレコレ考えても仕方ない。そんなことより前衛写真家としてのスランプをナントカ克服しなければならないのだ。そう考えをかえジョナス・メカスっていう映像作家の撮った写真について調べていたら「三上のブログ」にメカスが手際よくまとめられていて、そこからマリア様ならぬ平民新聞様へ辿り着いた。

ジョナス・メカス・アンソロジー - 三上のブログ

http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090104/p1

平民新聞

http://d.hatena.ne.jp/heimin/

前々エントリーで少し紹介したけど平民新聞の平民ちゃんは、はてなダイアリーでは有名なブロガーらしい。なるほど文章も写真も圧倒的に素晴らしく読み応えがある。つまりは作家性、表現能力が非常に優れているブログで、なにより平民ちゃん自身が楽しんでやっているところがいい。そう、自分で楽しめる芸風、太った中年に必要なものはこれだった。そして楽しめる芸風ならば、はてなダイアリー近藤社長の芸風が最強だ。

(以下、平民新聞 オフ会の報告 より一部引用)

http://d.hatena.ne.jp/heimin/20080918

「上下にこする。ワシが京都でやりたい事ってゆうのはまさに、こういう事なんや」隣室から、近藤の熱を帯びた声が聞こえてきます。「ウェブ2.0ってゆうのは言ってみれば水平運動なんや。ハァ…ハァ…ハァ(パンパンパンパン)どこまでも無限に広がっていくかわりに深みがあらへん。ハァ…ハァ…ハァ(パンパンパンパン)(クチャクチャクチャ)せやから、ワシがこれから京都を拠点にしてやっていきたいのは、もっと垂直に!(パンパンパンパン)もっと激しく!(パンパンパンパン)もっと奥まで!(パンパンパンパンパンパン)アクションするこっちゃ(クチャクチャクチャ)。京都をきみの子宮やと考えてほしい(ハァ…ハァ…)。ワシは京都を貫きたいんや(パンパンパーン)。もちろんコンドームなんかつけへんゾ!(ふぅ…)(ピクッ…ピクッ…ピクッ…)」

さすがはIT産業の雄、近藤だ、いい味を出している。