鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

ヒガラの「ヒ」って?

2024年04月12日 | 宮城県_仙台市(その他)

 前日に掲載したキクイタダキやエナガのちっぽけ仲間のヒガラ。

 キクイタダキ同様,針葉樹に付く子。

 ヒガラって,コガラ(小雀)より小さく,カラ類の中で一番小さい。

 コガラの「小」より小さいのだから,「ヒガラ」の「ヒ」って,「とっても小さい」って意味だとず~っと思いこんでいた。

 でも,違った。

 「ヒ」は,「小さい」って意味ではなく,鳴き声が由来となっている,という。

 漢字で書くと「日雀」,「日」は当て字で,何の意味もないらしい。

 もちろん,「本日はお日柄もよろしく。」の「日柄」とも関係ない。

 ちなみに,「ヒイカ」も,とっても小さいイカだから「ヒ」が付いていると思っていたが,こちらは灯の明かりに集まってくるから,「火烏賊」だということ。

 小さい,という意を含めて,「ヒメ」を名前に付けている鳥はたくさんいるが,「ヒ」だけでは,小さい,という意味がないようだ。

 思い込みって恐ろしい。

 本人には全く関係のない話。

 「ん? なに? ボクのこと?」

(2024/04/06  ヒガラ)


ティースプーン1杯分の小鳥

2024年04月11日 | 宮城県_仙台市(その他)

 キクイタダキは,日本で一番小さな鳥と言われている。

 体重は5g程度というから,ティースプーン1杯分の重さ。

 針葉樹にこだわりがあり,この日も,雑木林の中の針葉樹にいた。

 小さいうえに,動きが速く,また,針葉樹って,冬も葉っぱがあるので,なかなか見えない。

 でも,粘って,姿が見えると,超めんこ。

 くちゅくちゅと,小さな声でさえずるのも,超めんこ。

 ちまたでは,シマエナガが人気だが,この子だって,負けていない。

 首だって,ほら,傾げるし。

 そして,めんこ業界では,小さいことが正義だ。

 しかも,この子は,泣き顔系なので,ほっとけない感じ。

 また,キクイタダキといったら,名前の由来になった頭頂の黄色い菊。

 オスは,中にオレンジ色を隠しているのだが,今回は,残念ながら,花が開いているところを見ることができなかった。

 その代わり,といっては,何なのだが,貴重なうん◯シーンを撮ることができたので,ここに置いておく。

 口直しに,春らしい,こぎれいなものを置いて,記事を締めようとも思ったが,私らしくないから,やめ。

 この日は,エナガのも撮れたので,ダメ押しに,エナガのうん◯も置いておく。

 何だか,すごく運が良かったな,と思って,調べてみたら,この日,2024年4月6日は,大安と一粒万倍日が重なるすごい日だった。

 そりゃぁ,ウンが付くわけだ。

 エナガも,「うん,うん」と,言っているかのよう。

(2024/04/06 キクイタダキ)

 


シメのメタリック化

2024年04月09日 | 宮城県_仙台市(その他)

 木の上の方からシメの声がするので,見上げて探していたら,いた。

 もさもさ小枝が茂っている木のてっぺん近く。
 
 葉っぱが出ていたら見つけられないところだった。
 
 
 あれ?!  
 もう,くちばしの色が変わっていない?
 
 この後,ここから移動し,見やすい所に止まってくれた。
 
 
 やっぱり,くちばしの色が変わってきている。
 シメのくちばしは,夏羽で銀色をなる。
 
 
 まだ,変身の途中のようだが,メタリックなくちばしになりつつある。
 
 
 メタルくちばしの完成まで,まもなくか。
 
 
 比較対照用に,12月30日,同じ場所で撮影したシメを置いておく。
 
 
 同じ個体かどうかはわからないが,比較すると,くちばしの色が変わったのがわかる。
 
 ここは,北帰行の途中(?)の群れが入って,一時的に増えた時期があったが,ここで越冬した個体は,もっと少ない。
 
 この子,メタリックくちばしに完全移行するまで,ここにいてくれるかな?
 
 周りは,もう春。
 この日は,シジミチョウも飛んでいた。
 
 
 ルリシジミで良いのかな?
 
(2024/04/03  シメ)
 
 
 

幸せのハートマーク

2024年04月08日 | 宮城県_仙台市(その他)

 仙台では,この前日の4月2日に桜の開花宣言があったものの,この公園は小高い場所にあるせいか,ソメイヨシノは,まだつぼみの状態だった。

 
 
 それでも,違う品種の桜は咲き始めていた。
 
 
 順光も良いが,逆光の透け感も好き。
 
 
 そして,枝垂れ桜の花の下では,アオゲラが,地面に降りて,採餌していた。
 
 
 たぶん,食べられるものは幅広く食べると思うが,虫,その中でも,アリが好きなようなので,地面に降りることも多いようだ。
 
 
 この姿は,木つつきじゃなくて,地つつき。
 
 貴重な正面顔も撮影できた。
 
 
 正面側から見ると,口の後ろにある黒い模様が目のように見え,ホントは下を向いていても,こっち側を見ているかのようだ。
 
 
 こういう黒い模様は,北海道にいるヤマゲラにはない。
 
 地面に降りていると,体色が,草地でも保護色になっていることに気付く。
 北海道のヤマゲラも,よく地面に降りてアリを食べるが,同じような体色だ。
 
 
 その後,木に飛び移ったが,じっと動かないでいる。
 
 
 今,この子の中では,樹木は,避難&休憩するところであって,つついて食べ物を探すところではない。
 

 今,このとき,食事場所は,木ではなく,地面。
 
 木をつつく,ということは,大きな衝撃を体に与えることなので,なんぼ体が「きつつき」に特化しているとはいえ,楽ちんな方が良いに決まっている。
 
 公園をひと回りして戻ってきたら,また地面に降りていた。
 
 
 モタモタして動いていたら,飛ばしてしまったが,またもや,木に止まった。
 
 
 その後,また,止まったままじっとしている。
 
 
 木に止まってくれると,皆さんご存知,お腹に散らばったハートマークがよく見える。
 
 
 一部を丸で囲んでみたが,お腹中がハートマーク。
 
 アオゲラは,日本固有種で,しかも,本州以南にしかいないので,世界規模で考えると,このハートマークを見ることができるのは,限られた地域の人に与えられた特権,と言える。(北海道の方ごめんなさい。)
 
 
 そして,このハートマークを見た人は,幸せになれる,とか。
 
 
 そう。
 
 少なくとも,私は,幸せな気持ちになるな。
 
(2024/04/03  アオゲラ)

ツバメを見た日

2024年03月31日 | 宮城県_仙台市(その他)

 3月30日の12時45分頃,私の今季ツバメ初認。

 常磐道の鳥の海PAに寄ったとき,強風にもみくちゃになりながら,風に飛ばされるようにして,1羽が飛んでいた。

 この日は,用事があって,鳥見は午前中だけで,自宅に帰る途中だった。

 帰宅後,1時間くらいのすきま時間があったので,自宅近くのフクジュソウ群落地を,ちょこっとだけ覗いてみた。

 フクジュソウは,終わりかけのようだったが,まだ,まだ,きれい。

 ここは,カタクリの大きな群落もあるところ。

 葉っぱが,たくさん出ていた。

 花は,まだだったが,まもなく,という雰囲気。
 こんな感じだから,仙台市内でも,早いところは,もう咲いているかもしれない。

 ショウジョウバカマは,秒読み状態。

 あとは開くのを待つのみ。
 明日,天気が良ければ,開くかもしれない。

 フキノトウは,しばらく前から出ていて,すでに,てんぷらでも美味しくいただいていたが,春らしい,小さいのが,まだあったので,足元にあったものをパチリ。

 想定外だったのが,キクザキイチゲ。

 まだ早い,と思っていたが,もう咲いていた。

 咲き始めなので,まだそれほど多くはない。

 新鮮な小さな花が可憐。

 白いのも。

 これは,ピンクっぽく見える。

 とっても可愛い。

 開いたら,どんな色になるのだろう。

 成虫で越冬するタテハチョウの仲間は,しばらく前から出ている。

 この日は,ルリタテハが,姿を見せてくれた。

 こういうタテハチョウの仲間は,一旦飛んでも同じようなところに戻ってくることが多いので,飛んだ後も,じっとして見ていると,今度は,足元に止まってくれた。

 夏の暑いときなどは,汗を吸うために,腕など,体に止まられることがあり,撮影に困ることがあるが,今回のこの子は,とてもおりこうさんだった。

 宮城にツバメが来る頃,春はこんなになっていた。

 桜の開花予想は,この日の3日後,4月2日となっていた。

(2024/03/30)
 


ベニマシコのなる草

2024年03月11日 | 宮城県_仙台市(その他)

 雪が積もったある日,草にベニマシコがなっていた。
 しかも,ミルクイチゴ色のが3つ。


 ここは,昨年,隣接地で大きなイベントがあったので,雑然と生えていた灌木や長く伸びていた下草など,きれいに刈り取られてしまったところ。
 どうなることかと,心配していたが,ベニマシコがなる草が生えていた。
 
 下の画像では,4つ,なっている。
 

 全然以前と同じではないが,下草がだいぶ生えてきて,回復の方向にはあると思う。
 
 
 夏に向けてさらに雑草・雑木が繁茂してくるだろうが,もう,あまりいじらないでほしい。
 身勝手な願いだが,鳥には薮が必要です。
 
 オシドリやカワセミも戻ってきてくれると良いのだけれど ...。
 
(2024/02/23  ベニマシコ)

紅まし子ちゃんの一発ギャグ

2024年03月06日 | 宮城県_仙台市(その他)

 ベニマシコのぉ,

中身!

 ベニマシコのぉ,

 中身!!

 はい,大変失礼しました。

 にこりとしていただけると幸いです。
 さらに,口に含んだコーヒーなど,吹き出していただけたら,まし子,望外の幸せでございます。

 … 男の子なんだけどね〜 (^^ゞ

(2024/02/23  ベニマシコ)


シメは鳥型ドロイド?

2024年03月05日 | 宮城県_仙台市(その他)

 シメ。



(上 メス,下 オス)

 異常に大きな頭と太くてがっしりしたくちばし。
 普通の鳥にはありえないプロポーション。
 

(メス)
 
 頭の不自然な大きさは,くちばしを機能させる筋肉が詰まっているせい。
 その筋肉に支えられたがっしりしたくちばしで,固い木の実も砕くという。
 他の鳥が及ばない能力を持っている。
 
(オス)

 しかも,このくちばし,夏羽になると,メタリック化する。
 下は季節が進んだ状態の過去画像。
 

(2008/05/11 飛島  オス)
 
 加えて,初列風切の内側から次列風切にかけての羽が,先端をハサミで切ったような不思議な形になっている。
 下の画像を見ると,外側から5番目の羽根 (P5) から,内側にかけて独特の形になっているのがわかる。
 

(オス 正面)
 
 こうなっている理由は,今もって,誰もきちんと説明できない。
 自然界では不自然であり,風切がこうなっているのはシメ唯一。
 

(オス 背中)
 
 そのせいで,翼を閉じたときの風切の佇まいが,いかにも人工物っぽく見える。
 一見,プラスチックか折り紙を折りたたんで作ったかのよう。
 

(上 メス,下 オス)
 
 普通にいる冬鳥とみせかけ,秘めたポテンシャルは,非常に高い。
 公園などで普通に見かけるが,小鳥と思って,侮ってはいけない。

 なお,今季,仙台周辺では,三神峯公園(2),みちのく杜の湖畔公園(30+),加瀬沼公園(10±),青葉山公園(30±),西公園(50~60+)の各公園で群れを観察していた。

 広めの公園に行けば,これからも,しばらくは出会える鳥。
 
(2024/02/23  シメ)

三種混合/鳥ver.

2024年03月03日 | 宮城県_仙台市(その他)

 ワクチンではなく鳥の話し。

 この日,この公園には,マヒワとカワラヒワ,アトリの3種が混ざり合った群れが入っていた。
 

 
 この3種はしっかり混ざっていたわけではなく,混ざったり,分かれたりを繰り返していた。
 
 
 休日の公園なので,犬の散歩やジョギングで訪れる人も多く,地面に降りていた鳥たちは,人が通るたび,樹上に避難していた。
 
 
 マヒワは,スズメより小さな鳥で,オスはメスより黄色味が強く,黒い帽子がチャームポイント。
 
 
 画像で見ると渋い色に見えるが,野外では,この黄色が,より黄色く,鮮やかに見える。
 
 
 メスは,かなり地味になるが,めんこいことに変わりなし。
 
 
 遊歩道に面した木に止まってくれるので,散歩の方々の目も楽しませてくれていた。
 
 カワラヒワは,マヒワより大きく,がっしりしている。しかも,この日にいたのは,亜種オオカワラヒワ。亜種カワラヒワよりひと回り大きいやつ。

 カムチャッカ,樺太方面から越冬のために渡ってきた冬鳥だ。
 
 
 マヒワと一緒になると,マヒワより大きいのが,よくわかる。
 
 
 亜種オオカワラヒワは,背中に見える三列風切に白色部分が多いことと,頭から後頭にかけて灰色であることなどで,亜種カワラヒワと区別して,識別するらしい。
 
 亜種カワラヒワと比較できると良かったんだけれど,亜種カワラヒワと断言できる個体は,群れの中に見つけられず。
 
 
 背中に見える三列風切は,地面にいるときより,樹上の方がわかりやすい。
 
 
 大きさが歴然と違うようなので,亜種カワラヒワがいれば,大きさでも区別できそうだが,比較対象がない場合,大きさで判断するのは,野外ではむずかしい。
 
 アトリは,この前日に大きな群れが入っていたそうだが,この日私が確認したのは,置いてけぼりにされたオス2羽だけ。
 
 
 夏羽への換羽は,これから,という感じかな。
 
 季節が進んで,鳥も動き始めている。
 
(2024/02/24  マヒワ,カワラヒワ,アトリ)
 
 

胸に鳥が飛ぶ

2024年03月02日 | 宮城県_仙台市(その他)

 最初は雪バックのシルエット。
 フレンドリーなカケスが多い公園だったので,一瞬,またカケスか,と思ってしまった。
 そのくらい大きかった。

 
 トラツグミって,こんなにデカかったっけ,と思うくらいデカかった。
 
 
 ある図鑑によると,ツグミが全長24㎝,トラツグミが全長29.5㎝。
 全長のみで単純比較はできないが,ツグミの1.23倍,2割増しを超える大きさだ。
 
 
 「日本鳥類目録」(改訂第7版)によると,トラツグミはヒタキ科トラツグミ属。
 ツグミはヒタキ科ツグミ属なので,属が違う。
 トラツグミ属は,マミジロと本種の2種。
 
 
 この子は,この公園で越冬していて,ときどき人前に姿を見せているようだが,トラツグミは,姿を見る機会が少ない鳥。
 幸運だった。しかも,雪景色の中だったし。
 
 
 そして,ポンと頭上の木に飛び移る瞬間も見ることができた。
 
 
 被写体ブレはしているが,翼の模様が見えた。
 
 
 下面の太くて白い2本の翼帯がよく目立つ。
 
 
 木に止まってよく見えたこの子の胸の模様。
 
 
 発見。トラツグミの胸には,飛んでいる鳥がたくさんいる。
 
 
 トラツグミの英名は,Scaly Thrush 。直訳すると「鱗(うろこ)ツグミ」。
 この模様を鱗(うろこ)に見立てるのは納得だが,あまりに即物的で,何かつまらない。
 しかし,お腹に飛んでいる鳥を持っている,それを自分は知っている,と思うと,愛しさが増してくる。
 
 人に教えるようなことではないけれど…。
 
(2024/02/24  トラツグミ)
 

首が回らなくなった人の厄除けに!

2024年03月01日 | 宮城県_仙台市(その他)

 カメラ,レンズなどの撮影機材の購入費や遠征費用などの支払いで「首が回らない」状態になる鳥見人は,日々,生まれていることと思う。
 かくいう私もその一人なのだが,先日,ものすごく「首が回る」シメと出会った。

 ご利益があるかどうかわからないが,縁起物(?)なので,運のおすそ分け。

 シメの男の子。

 お~い,首を回してみて。

 「は~い。じゃあ,いくよ~。」

 「せ~の,そうれ!」

 「まだ,まだ!」

 「もうちょい。」

 「お,空が見えたな。どう? こんな感じで?」

 ・・・とは,言っていなかったが,こちらからすると,「うひょ~」だ。
 なんと,首が180度,いや,それ以上回っていた。映画「エクソシスト」のリーガンも真っ青。

 フクロウは,首が270度回るそうだし,ハクチョウ・カモ・サギ・ツルなど首が長い鳥は,体を動かさなくっても,くいっと後ろを振り向けるが,こういう小鳥系がこんな格好をするとは,驚き。

 こうして普通の姿を見ると,首なんてないかのようにも見えるのに…。

 いずれ,皆さま方には,「首が回らない」ことがないよう,ご利益がありますように!
 シメだけに,財布の紐をシメていかないと…。(^^ゞ

(2024/02/24  シメ)

【付記】 
 鳥は飛ぶことに特化して進化してきているので,重い骨は軽量化し,かつ,数が少なくなっており,さらに,骨同士がくっついている傾向にある。また,鳥にとって視覚が重要なので,頭部に占める眼球の割合が大きくなり,眼球の可動域が限定されがちになっている。
 そのため,四方を「見るため」に柔軟に曲げることが必要な部分,すなわち頸部(首)は,その柔軟性を高める必要がある。
 頸椎(首の骨)の数は,哺乳類では7個が基本だが,鳥の頸椎は,鳥類学辞典(昭和堂)によると,13~25個程度となり,首の可動域が拡大している。180度程度首を回せるのは,鳥にとっては当たり前らしい。

 


ジョウビタキの"ここんとこ"

2024年02月29日 | 宮城県_仙台市(その他)
 ジョウビタキは,全体がオレンジ色と黒でコーデされているが,このコーデが尾羽まで徹底されていた。
 
 
 尾羽12枚のうち,真ん中の2枚だけが黒で,側の各5枚はオレンジ色。
 
 
 この色の組み合わせ,なんとなく馴染みがあるな,と思っていたが,オートバックスや牛丼の吉野家の看板がこの組み合わせだった。目立つ組み合わせ,ということか。
 あと,ブルースリーが死亡遊戯で着ていたジャージも、オレンジに黒のストライプが入っていなかったっけ?
 
 
 ジョウビタキと牛丼の組み合わせも意外性があって面白いが,ジョウビタキとブルースリーのマッチングなんてのも,楽しい。 アチョーッ,なんて鳴いたりして。
 
 
  あともう一か所めっけ。
 

 こちらは,たぶん,図鑑にも記載されていない"ここんとこ"。 

 よく見ると,目の後ろが一段と白っぽかった。

 最初は,この子だけの特徴なのか,と思ったが,広瀬川を挟んだ西公園にいた子も同じように,目の後ろが白っぽかった。

 昔のデータを見たら,これまで撮影してきた子も同じだった。
 少なくとも,ジョウビタキには,こういう特徴を持った子がいる,ってことかな。

 こういう"ここんとこ"を見つけると,ますます愛おしくなる。

(2024/02/23  ジョウビタキ)


ボクの名前を当ててごらん?

2024年02月28日 | 宮城県_仙台市(その他)

 ボクの名前はなぁ〜んだ?

 ヒント1  山梨県と福岡県の「県の鳥」といえば?

 ヒント2  日本には1年中いるよ。

 ヒント3  ヤブの中が大好き。

 ヒント4  春告鳥(はるつげどり)とも呼ばれているよ。

 ヒント5  梅の花には何のこだわりもないよ。

 ヒント6  西川のりお,江戸屋猫八と言えば?

 「ウグイスく~ん」

 は~い。

 し,しまった。
 返事してしまった。

(2024/02/23  ウグイス)

 


なかなか見えない

2024年01月27日 | 宮城県_仙台市(その他)

 ウグイスとミソサザイ。
 地鳴きが似ていて,声だけでは識別に悩むことが多い。
 見りゃあ,わかる。当たり前。
 しかし,やっかいなことに,どちらもヤブの中にいるので,なかなか姿を見せてくれない。ヤブの中でゴソゴソ動いている影をジーッと見ても埒があかない。

 そうすると,テキトーな私は,当たっている確率の高い"ウグイス"とフィールドノートに書いてしまうこともある。
 気のせいかもしれないが,地鳴きがミソサザイに似ているウグイスはいるような気がする。
 


 だから,この声はミソサザイかな,と思って,ヤブを探し,運よく,姿を確認できたときは,嘘を書かなくて良くなり,ホッとする。

 
 今回はたまたま水辺にいた子を撮影したが,冬は,水辺に限らず,そこらかしこのヤブに,結構な数が潜んでいると思う。
 
 なかなか見えないけど。
 
(2024/01/13 太白山)