ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

こおりの山というけれど

2009-03-04 | 山のはなし

春の風が鼻腔をくすぐる日々が続きますが
みなさまいかがおすごしでしょうか。


梅も満開

先週末は、Kさんにお誘いいただき、Iリーダーのもと総勢8名で、
兵庫県の最高峰である氷ノ山(ひょうのせん)に行ってきました。

氷ノ山、といえば。
「孤高の人」で厳冬期の北アを難なく縦走してしまう加藤文太郎が
彷徨の末、幻覚をみたという、あの氷ノ山であーる。
私にとっての氷ノ山は、そのイメージがとても強く、
冬の氷ノ山には恐れ多くてなかなか近づけませんでした。

そんなこんなで、ようやく憧れの氷ノ山に行ってきました。


リフトを乗り継いだあと、ヤセ尾根を登っていきます。トレースがっつり


やがてひろい尾根に出ます。こりゃー、荒れると怖いわ


もじゃもじゃ。ブナかな


やったー!山頂です。えっと、土が出てますね…


甘酒。焦げ付かせて別の飲み物になってしまった


甑岩。ここのトラバースは状況によって非常に危険です


鉢伏山を見る。この後、氷ノ山越から氷山命水へと下ります。踏み跡が不明瞭な箇所あり


下っていく途中、見上げると、さっきまで青空が見えていた山頂は
薄暗い雲で覆われ、水分の多い雪が降ってきました。
今回は比較的雪が少なく、好条件下で楽しめましたが
ひとたび荒れると方向すらわからなくなりそうな広い稜線の
この山に対する印象は、「孤高の人」で抱いた印象と変わることがありません。