先日ドッグショーに行ってきたのですが ・・・
その時、ショードッグを眺めていて思う事がありました。
ミニチュア・シュナウザーほどお手入れに手間と時間を要する犬種は他を見まわしてもいないようですね。
出陳に間に合うように早朝洗いから始まり最後の仕上げに至るまで様々な工程を経ます。
そして僅か数分で審査は終了してしまいます。
順調に行けば次の段階に進めますが ・・・
数時間かけて仕上げた彼らが僅か数分で ・・・
これは勝負の世界ですから厳しいですね。
いや、シーズンに合わせたストリッピングからでは数カ月の時間を費やします。
( でも、自らが心に描く理想の姿を表現できる場があると言う事は良い事ですね。 )
ショーでは、スタンダードと言うアウトラインの枠の中で彼らは仕上げられて行きます。
個々の個体が持つ長所・短所を見極めながら
長所はよりアピールされ、短所はより目立たせず表現されていきます。
骨格とそれに対する筋肉量のバランスの具合を見計らった上に
各々が理想と思うスタイリングをスタンダードと言う定規を当てて
コートを調整しながら創作し仕上げて行きます。
そこには最低限の基準だけが存在しているだけで全ての個体が一様の姿を呈しているわけではありません。
良く観察して見れば、微妙な違いが視認できます。
それぞれの個体の特長を生かしたスタイリングがスタンダードという枠の中で表現されています。
頭部、頸部、前肢、後肢、背線、ボディー回り、腰回り等々 ・・・
立ち姿から、歩く時の姿にまで計算された被毛の調整がなされます。
テーブルに立たせただけでなく実際に地面において歩かせて様子を見ます。
前方・側方・後方・上方等々 ・・・ 寄ってみたり、離れてみたり・・・ あらゆる角度から ・・・
各個体の長所・短所を十分見極めたうえ歩様の癖まで考慮されて行われて行きます。
それは、トリミングを施す者のイメージする理想の姿
マイ・タイプ を
スタンダードという枠の中で表現する事なのです。
今度ドッグショーに行かれたら良くご覧になってみて下さい。
同じミニチュア・シュナウザーでもそれぞれのトリミングを施す方々の
理想とするタイプが良く分かって来ると思います。
形の上からの
マイ・タイプ は、様々な個体を一つでも多く見て記憶に刻んでおく事が
これからのお手入れに役立ってくれる事と思います。
さて、私の
マイ・タイプ は、ミニチュア・シュナウザーのスタンダードを少し超えたあたりで ・・・
出来るだけスタンダードの枠にに近いところでと思っております。
他のカラーに無い特徴を生かしつつ他のカラーに劣るところを補いながら ・・・
可愛くて素敵な白いミニチュア・シュナウザーを目指していきたいと思います。
いろいろな方々の御指導をいただきながら私の想い描く
マイ・タイプ を求めて ・・・
ある方が仰っておられました、マイ・タイプそれこそがマイ・スタンダードと ・・・
家庭犬のお手入れにおいて
ショードッグで言うところのミニチュア・シュナウザーのスタンダードとは
確かなようで実に不確かな存在のようです ・・・
細かく決められているようでいてそうでない面も多々あるようです ・・・
スタンダードのくくりの内外でマイ・タイプを捜し出し ・・・
そして、それを自分なりのスタンダードとしてアレンジして行く ・・・
狭義のスタンダードと言う言葉にとらわれる事無く研究しマイ・タイプを求めて続けて行く事
マイ・タイプこれこそが究極のスタンダードなのではでしょうか。
ハイ !
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