無謀で発作的な思い付きから一ヶ月半の時が過ぎました。
発作的 ・・・
ちぃ君が我が家に来た頃から考えていた事なのでこういう表現はどうなのか ・・・
「 成犬になってからの初ストリッピングはリスクが大きい 」 とのブリーダーさんからのご忠告。
何例かの無謀な発作的ストリッピングの顛末を教えていただき、その難しさに躊躇した月日。
決して私としては発作的で、衝動的な行動では無かったつもりなのですが ・・・
行為そのものから言えば発作的と言える結果になってしまった事には違いありません。
計画的に時間とタイミングを踏まえたうえでのストリッピングでなかったことは事実です。
これは、大いに反省すべき事で、ちぃ君&もっ君に多大な負担を掛けてしまいました。
何とか大きな皮膚のトラブルもなく無事にストリッピングも終了しました。
被毛の生育も一応順調に進み、何とかデュファーの段階がやってきました。
美しいオーバーコートを得るにはデュファーが重要です。
ストリッピングが終わって初めて生えてくる被毛は、一様に良い被毛とは言えません。
オーバーコートよりも早く伸び始めるアンダーコートや
それよりももっと速いスピードでまちまちに伸びてくるオーバーコート
このなかには、質的にあまり良くない被毛が多く毛先がよれてしまっている物や色合の悪い物が出てきます。
ストリッピング後1カ月ほど経過すると被毛の長さも指でつかめるほどになります。
このころこうした好まれない被毛を処理する事によってその下にわずかながらに伸び始めている
質的に良いオーバーコートを表に出す作業が必要になります。
この作業を何度か繰り返しながら求めるオーバーーコートを引き出して行きます。
この作業がデュファーと呼ばれる作業です。
ストリッピングの1stステージをトレースするようにデュファーを行います。
右側の皮膚が透けて見える部分がデュファーを行った部分です。
硬く短いワイヤーコートと呼ばれるオーバーコートが皮膚に貼り付くように生えています。
これは、もっ君の被毛です。
オーバーコートの密生の密度は低いようですが
デュファーで処理した被毛がいい被毛として生え換わってくれることに期待したいと思います。
被毛に縮毛の様な癖は無くストレートで硬く皮膚に張り付くように生えています。
色は、若干オフホワイト系の色を呈しています。
色素が出ている被毛は見られません。
これから先この被毛が伸びて行った時どうなるのかが私にとって未知の領域の出来事です。
密度が低いのが気になりますが、デュファーで抜いた被毛がどれだけ回復してくれるかが頼みの綱です。
デュファーを施していないところと、そうでないところの境目の画像です。
かなり皮膚が透けて見えますが、アンダーコートとオーバーコートが出てきますので
また一月半ほどで画像左側ぐらいの状態にはなると思います。
トリミングナイフで作業する方法もあるようですが
数種類のナイフを使い分けて残すコートと残さないコートを選択し処理する事は難しい作業となるはずです。
私は、大変ですが指でじっくり処理するデュファーを選択しました。
もっ君
ちぃ君
白くて体に貼り付くようなストレートで艶やかな美しいオーバーコートになってくれるのはいつの日か ・・・
なって欲しい
ハイ !
by ちぃ君
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& もっ君
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の パパ