涙ヤケ、髭ヤケのお手入れ結果が出てまいりました。
季節によって多少の変化がありますが、涙ヤケ、髭ヤケは一朝一夕に解決する事はありません。
なるまでにかかった期間の何倍もの期間をお手入れにかけねばならないと思っております。
さて、これは昨年の10月頃の状態でございます。
ほぼ、一年前との比較でございます。
目の周り、髭は焼けております。
ちぃ君
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は、完璧、もっ君
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からのもらいヤケでございます。
この辺りの状況は、中の良い多頭飼いの弊害でしょうか ・・・
私
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の不注意でございました。
昨年の春からフードの変更や耳の洗浄を始めてかなりの月日を費やしてまいりました。
一度変色した被毛を元に戻すのは至難の技でございます。
良い方法があれば ・・・ と思っておりますが、被毛をそのまま切らずに行う事は時間を要します。
変色した被毛を短くし取り除けば良いのでしょうが ・・・
やはりミニチュア・シュナウザーのスタンダードにこだわれば切らずに ・・・
丸坊主では、ちょいと可愛そう ・・・ ミニチュア・シュナウザーなのだから ・・・
ナイフで梳き落とす程度の処置では、変色した被毛を摂り切る事は難しい事でございます。
髭のボリューム感を落とさず、表面だけを薄皮を剥ぐように梳き取る事の効果は、大変小さいものでございます。
何れを選択するかは、飼い主さんの判断いかんにと思っております。
涙ヤケについて、よく鼻涙管や涙腺の異常のご指摘を受ける場合がありますが
一般的には、四六時中涙が止まらず常に涙で周囲が濡れている、或いは、涙が床に垂れるほどの状態でなければ
鼻涙管等を外科的手術によって云々 ・・・ と言う事は最後の手段とする事が賢い飼い主の判断と思われます。
あくびや、食事などによって顎の関節が大きく動く時に涙が流れ出るのは至極当然のことであり
気になる様であれば、涙の量を調べていただいたうえで考えればよい事と思っております。
検査は、簡単なもので試験紙を下瞼に当てて、涙が試験紙に浸透する量を見るだけのものです。
涙の量が異常に多いとか、鼻涙管が奇形やその他の原因で詰まっていると言う事はレアケースの様でございます。
涙ヤケは、目の下の被毛を出来るだけ乾燥させておけばほとんど起きる事はありません。
常についていて拭いてあげなくても大丈夫です。
気がついた時に目ヤニを摂ってあげるような感覚(間隔という理解でも可)でしてあげれば十分です。
問題は ・・・
涙によって濡れた被毛についた汚れや皮脂等を栄養源として真菌類いわゆるマラセチアに罹患する事にあります。
特に外耳道でマラセチアに罹患すると外観上では分かりにくく処置に後れを生じる場合が多々あります。
外耳道を清潔に保つお手入れを常にしておく事が大切です。
カンシなどの器具は、清潔に保管し、他のワンコと一つの器具を共用しない事が原則です。
一頭に1本、或いは、処置を施す毎に器具を洗浄して使用します。
さて、マラセチアとは常在菌と呼ばれる真菌類の生態環境が変化し、異常に繁殖する事から発症します。
皮膚が赤くはれたり、患部被毛が赤褐色に変色したり、臭いも発生します。
耳の場合、常にお手入れをしていないと、これに気付く事が遅くなります。
ただ、抱き上げて顔と耳が近づいた時にかなり臭うはずです。
また、顎や、頭、耳を痒みから掻く仕草も多く見られる様になるので、この辺りの観察も怠れません。
原因としては、不潔にして置いた事や食物アレルギー、何らかの体調不良による免疫力の低下などが考えられます。
常在菌として体の皮膚表面に存在する真菌類は、正常な状態であれば悪さをする事は殆んどありません。
何が原因でマラセチアに罹患したのか、それにより対処方法は多岐にわたって変わってまいります。
複合した原因も考えられます。
一つだけとは限りませんので良く調べる事が大切です。
食物アレルギー性皮膚炎、外傷、お手入れの不行き届きによる皮膚炎等々・・・
ちゃんとお手入れしているつもりでも、シャンプーの濯ぎがしっかりなされていなければ
皮膚炎をおこし、痒みが発生し掻きだし、外傷ができ患部から粘液が出てそこで常在菌が繁殖します。
スポット的な発症であれば ・・・ と思われがちですが、早期の処置が大切です。
出来るだけきめ細やかな観察と素早い対処が大切かと思われます。
一見無関係に思われる目、口、耳、鼻は細い管等で繋がっております。
また、肉球の間を不衛生にしておいてもマラセチアの温床となります。
痒みや匂いが気になりそれを舐める ・・・ 体調が悪い時に、たまたまその行動をとる ・・・
大切な所も舐めますからそこらじゅう被毛が赤くなりだします ・・・
推して知るべし ・・・
私達が日頃からこまめにお手入れをしてあげなくてはなりません。
私も反省しきりでございます。
涙ヤケ、髭ヤケの全ては、日頃の体調管理で解決できる可能性が高いと思われます。
決して難しいお手入れではありません、注意深く観察し、処置した方法を記憶し
次にそれを生かしていくだけで ・・・ と思っております。
いろんな薬品を試してみましたが、どれももう一つ ・・・
特殊な薬品は、いりません。
時々使う除菌シャンプー、耳のお手入れの洗浄液、スキンローションと愛情でしょうか ・・・
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時間は掛かりますが、それがいい経験になりますし、彼らの健康維持にも役立ちます。
やっと白い貴公子になれる日がやって来そうでございます。
ハイ !
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by ちぃ君
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& もっ君
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とママ