昨日のお昼に娘のクリスマス劇の練習が終わるのを待つ間、浦和までコーヒーを飲みに行きました。
サンドイッチも食べたくなったので日経の埼玉支局のあるビルの一階にあるカフェ・ベローチェに。
その道すがらでクリスマスオーナメントのような形をした真っ赤な実を見つけた。
よく見てみますといわゆる子房の部分がまあるく膨れていてその回りに種の入った球果が三十、四十という数で放射上についています。丸い針山にまち針を四方八方から中心向かって刺した図を想像していただけばいいでしょう。そしてそれ全体が真っ赤なのです。木はつた生。
ビナンカズラです。ビナンカズラは美男葛と漢字で書くくらい花(花は実ほどでもありませんが…)も葉も美しいのですが、実も素晴らしいですね。
<追記>
しらいわ先生の植物教室:ビナンカズラうろ覚えで電車で書いたのですが、どうもビナンカズラの美男は皮から調髪油を取ったところからきているようですね。別名サネカズラ。
名にしおば逢坂山のさねかずら、人に知られでくる由もがな (三条右大臣 百人一首)
書で辿る小倉百人一首
逢坂山の「さねかずら」が逢って寝るという名を
持っているのならば,そのさねかずらをたぐれば
寄ってくるように,人に知られないように貴女の
もとへ通う方法があればいいなぁ
現代語訳をみるとすごい歌ですね。「逢坂山のさねかずら」で「逢うと寝る」かけているわけです。さらにかずらで這っていく姿も…。
斑入りもあるのですね。
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