低予算で大発見!太陽系の “最果て” に小天体 日本の研究者:
NHKニュース
創意工夫の得意な日本人だから出来たことだと思います。よくやりました。でもそれが自慢にならないほど世界は大型予算を投入して最先端技術開発競争を繰り広げています。日本はこれでいいわけではありません。
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観測装置の開発費がおよそ350万円という低予算だったことも注目されています。
科学の分野では国などが多額の予算や人材を投じて大型の施設をつくり研究を進める、いわゆる「ビッグサイエンス」が主流となっています。
天文学でも建設費がおよそ1000億円の世界最大の電波望遠鏡「アルマ」や、およそ400億円の「すばる望遠鏡」などが代表例です。
しかし今回、研究グループが使ったのは市販されている口径28センチの小型の望遠鏡2台。
撮影に使ったビデオカメラも既製品で、メンバーが取り付けから改良まで行いました。
その結果、同じように太陽系外縁部の小天体の発見を目指す台湾やアメリカなどが参加している国際プロジェクトと比べて開発費はおよそ300分の1という低予算を実現しました。
観測方法の工夫も成果につながりました。
地球からおよそ43億キロ離れた海王星のさらにその先に広がる太陽系外縁部。
比較的大きな、直径が20キロを超える天体は観測されてきましたが、それを下回る天体は極めて小さくて暗いため、すばる望遠鏡などの高性能な望遠鏡でも観測が困難でした。
そこで研究グループは、地球から見て太陽系から遠く離れた所にある光を放つ恒星の前を小天体が横切るときに光が遮られる現象に着目しました。
およそ2000の恒星を60時間かけて動画で撮影し、光の強弱を観測。今回の小天体を見つけ出しました。
プロジェクトに関わったのは国立天文台、京都大学、東北大学、神戸大学、京都産業大学の日本人研究者合わせて10人。
低予算ながらもアイデア次第で大きな科学的成果が得られることを示した実例として注目を集めています。
科学の分野では国などが多額の予算や人材を投じて大型の施設をつくり研究を進める、いわゆる「ビッグサイエンス」が主流となっています。
天文学でも建設費がおよそ1000億円の世界最大の電波望遠鏡「アルマ」や、およそ400億円の「すばる望遠鏡」などが代表例です。
しかし今回、研究グループが使ったのは市販されている口径28センチの小型の望遠鏡2台。
撮影に使ったビデオカメラも既製品で、メンバーが取り付けから改良まで行いました。
その結果、同じように太陽系外縁部の小天体の発見を目指す台湾やアメリカなどが参加している国際プロジェクトと比べて開発費はおよそ300分の1という低予算を実現しました。
観測方法の工夫も成果につながりました。
地球からおよそ43億キロ離れた海王星のさらにその先に広がる太陽系外縁部。
比較的大きな、直径が20キロを超える天体は観測されてきましたが、それを下回る天体は極めて小さくて暗いため、すばる望遠鏡などの高性能な望遠鏡でも観測が困難でした。
そこで研究グループは、地球から見て太陽系から遠く離れた所にある光を放つ恒星の前を小天体が横切るときに光が遮られる現象に着目しました。
およそ2000の恒星を60時間かけて動画で撮影し、光の強弱を観測。今回の小天体を見つけ出しました。
プロジェクトに関わったのは国立天文台、京都大学、東北大学、神戸大学、京都産業大学の日本人研究者合わせて10人。
低予算ながらもアイデア次第で大きな科学的成果が得られることを示した実例として注目を集めています。
創意工夫の得意な日本人だから出来たことだと思います。よくやりました。でもそれが自慢にならないほど世界は大型予算を投入して最先端技術開発競争を繰り広げています。日本はこれでいいわけではありません。