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夢のボロ市

2013-12-13 00:11:26 | マスター独り言

きょう、夢のボロ市へ行ってみた。世界のはじっこにあって、いろんなものがあった。盗まれたもの、投げ捨てられたもの、壊れたもの、中古の、そしてそのまた中古の夢の品。空とぶ絨毯はイガの穴だらけ、でこぼこの光輪は、星とおさげ髪、鍵のない空中楼閣は、錆でボロボロ、昔かわいがられていた人形も、今は首がない・・・・・・そしてそんなガラクタたちのなかに、突然、ぼくらの愛の、美しい夢も発見したのだ。
(ミハエルエンデ夢のボロ市より抜粋)
時間旅行のモモ、ネバーエンディングストーリーなどのファンタジーをイマジネーションしたミハエルエンデさんは日本通で日本のアンティークや世田谷ボロ市を愛した。奥様も日本人なのだ。
エンデの詩はファンタジーな語り口の中に社会風刺的な皮肉っぽさ、批判、悲しみが綴られています。けどそれだけじゃなく本当に大切な物は何かと問いかけ、未来に希望を託すような作品です。