春の富岡製糸場。木の骨組みの間にレンガを積んでいく木骨レンガ造りという工法を取りいれた富岡製糸場。操業当初のころのままの状態で保存されている。
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世界文化遺産に登録を確実視され富岡製糸場はスゴイ人気スポットになってるが、ブログ上でも熱い!人気ブロガーのちきりんさんが、明治時代のブラック企業工場が、日本の文化遺産とは?と投げかけ炎上寸前だったそうだ。 「女工哀史」や「ああ!野麦峠」のプロレタリア小説と混同してる!とかの話になってるが、富岡製糸場は、国家の肝いりでエリート女工を集め好待遇で近代的に操業してたが、 21年後の明治26年(1893年)に民間に払い下げられると、労働環境は以前より厳しくなったようだ。 日本の労働環境がおしなべて悪い時代だけに、現代の基準で「ブラック」と判断するのはどうなのか。ちきりんさんの発言には反論、疑問が出されている。社会学者の古市憲寿さんは「官営時代と払い下げ時代を分けて考えてないですね。批判されている方も、している方も」と指摘している。
もしかしたら、レアケースで小説のような悲劇があったかもしれないが、悲劇のほうが日本人の琴線を刺激するので都市伝説化してるのかもしれない。
戦争中は、当初、好待遇で募集した従軍慰安婦も情勢が悪化して待遇は劣悪になり悪徳ブローカーが日本軍の名を語り騙して人身売買したケースを大きく戦後問題にしてるのも似たことなのかな?とは思うが真相は闇のなかである。
どっちにしてもブラック企業とかの言葉も、そうだけど従軍慰安婦との言葉が独り歩きして誤解が上塗りされることは避けたいですネ。