腹話亭円ジョイ師匠
「え〜江戸は大川の噺でございます」
「江戸川でど左衛門(水死体)が上がったぞ これは2年前に行方知らずになった八五郎では…と亀有番所は死体を妻おせんに確認させたそうです」
おせん
「2年も会ってなくとも、水死体であろうとも愛した旦那の顔は忘れません!間違いありません」
とご遺体を引き取ってお弔いをあげたそうです
しかし一ヶ月後の
ある日、ツルッパゲの男が、おせんのところに帰って来ました。
「おー!おせん今、帰って来たぞ!旅先の船事故で記憶がなくなり2年後になんと生きて帰って来たのです」
おせん
「あなた、あなたなの?死んだハズ?あなたの髪の毛はまるで無くなってるのでわかんないじゃないの」
八五郎
「いや2年も行方知らずで、おせんに合わす顔がないから アタマを丸めて帰って来たんだ」
長屋の住民
「驚れーたなぁ しかしお毛が(怪我が)なくて良かった」
お後とよろしいようで ドドン
こんな落語のような事件が昨夜、東京は下町亀有署で発覚した。
警視庁は12日、亀有署が東京都葛飾区の江戸川で見つかった男性の遺体を、誤って別の家族に引き渡していたと発表した。遺体を確認した妻らが「行方不明になっている夫に間違いない」と話したため引き渡したが、後日、この男性が帰宅。遺体の取り違えが発覚した。同庁は本当の遺族を特定し、謝罪した。
同庁によると、遺体は昨年6月21日午前7時半ごろ、江戸川で見つかった。死因は水死で、身元を示す所持品はなかった。
同庁が行方不明届を調べたところ、隣接する千葉県松戸市の40代の男性が浮上。遺体を確認した妻と親族2人が男性本人と認めた。
遺体は引き渡されたが、先月上旬になって、この男性が突然帰宅。遺体の取り違えが明らかになった。
同庁が改めて調べると、遺体が発見された日の夜に、都内の30代男性の行方不明届が出されていたことが判明。
指紋を照合したところ一致した。 亀有署は12日に遺族に謝罪。遺体は既に火葬され、遺族には遺骨を引き渡すという。同庁刑事総務課の上原智明課長は「誠に遺憾で再発防止を図る」としている。
皆さん遺体確認の時は思い込みでなくAI顔認識や指紋認証システムで確認しましょう!21世紀なんだから(笑)
亀有公園前派出所の両津!