イルマーレ [Blu-ray]
先日、映画(スター)チャンネルで久しぶりに見ました。 懐かしい作品です。
2001年に製作された同名の韓国映画を、 「スピード」のキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックの共演でリメイクした ファンタジーなラブストーリー。 湖の畔に建つ家の郵便ポストが取り持つ 不思議な恋の行方がロマンチックに綴られています。
★あらすじ★ 静かな湖の岸辺に建つガラス張りの一軒家。ここに住む女医のケイトはシカゴの病院に着任することになり、愛着のあるこの家から引っ越すことに。彼女は次の住人に自分宛の手紙の転送を頼もうと、郵便受けにメッセージを残した。一方、建築家のアレックスは子ども時代の懐かしい家族の思い出が詰まった湖の家を買い取り、そこへ引っ越してきた。彼はそこで郵便受けに奇妙な手紙を発見する。それは、ケイトが残していったあの手紙だった。しかし、この家は長いこと空き家になっていたはず。不思議に思い、アレックスはケイト宛に返信を送る。やがて2人は、ケイトが2006年、アレックスが2004年の時代にいることを知るのだったが…。
2004年と2006年という違う年に存在している二人が繋がっているのが 「湖の家」の郵便ポストだという設定に惹かれて見ていましたが 3回くらい見て、やっと理解できた不思議なストーリーの映画でした。
時間軸がねじれて展開する物語なわけですが、 2006年という2年後を生きているケイト(サンドラ・ブロック)は2004年に何が 起こるかを知っていて、2年前を生きているアレックス(キアヌ・リーブス)は その日にケイトが何処にいるかさえ判れば会うことが出来ると考える。 でも2004年の時のケイトはアレックスを知らない。。。 この不自由な感じがなかなかいいのですが、 何せ、時間軸を越えて存在している二人を繋いでいるのが 湖の家の郵便ポストだけなので、会える方法を模索しながらもなかなか会うことが 叶わないのです。 そしてやがて、約束した日の約束した場所にアレックスは現れず。。。 何故、現れなかったのか・・? その答えを手にした時、ケイトは愛する人を守る為に 二人を繋ぐ湖の家の郵便ポストへと車を飛ばします。
湖に建つガラス張りのデザイナーズハウスも素敵で、 どこか温かい気持ちになれる大好きな映画のひとつです。
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私たちが普通に生活するこの毎日では、1分先に何が起こるかもわかりません。 ただ、この映画を観て感じたことですが、 人間って未来にいくつもの選択肢を持って生きているんだろうな・・ということです。 何年後とか何か月後とかそんな先のことでなくても、 次の角を右に曲がるか、それともそのまま真っ直ぐに進むかの違いでも その先に見えてくる景色は違うし、行動も違ってきますよね。 「ああ・・同じ毎日の繰り返しだわ・・」と思いがちですが、その決められた時間通りの毎日の中でも 私たちはたくさんの自由な選択を積み重ねながら、この時間の中を生きています。 そんな風に考えていると、未来なんて何ひとつ約束されてはいないんだ・・ということに 気づかされるのです。 色んな何かに縛られて生きていると、ついつい思ってしまいますが、 自分を縛っているのは、他の誰でもない、ひとつの物しか見ようとはしない、 自分自身なのだということにも気づかされる気がします。
時空を越えた物語が大好きな私が、この季節にオススメしたい映画です。
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