猛暑の8月も目前となりました。
エアコンの効いた室内ばかりに居ても
体調管理が大変ですよね。
涼しい避暑地で過ごせたら
気持ち良いのでしょうが、
近年のこの猛暑では、何処へ逃避行しても
暑い気がしてしまいます
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この時期になりますと
夏の風物詩ランキングというものを
よく見かけます。
スイカ、花火大会、カキ氷、ビアガーデン、海水浴、蝉の声・・etc
数え上げたらキリがないですよね
私の中では夏の風物詩は
昔懐かしい和の風情のあるものでしょうか
風鈴の音色。
チリンチリンと鳴るその音色には
何とも言えない風情があります。
美しい日本の伝統を感じますね。
涼やかな癒し効果もあるようです。
スイカ、団扇(うちわ)すだれ、打ち水
流し素麺、金魚、朝顔、浴衣、夏祭り・・
「氷」という文字を見ただけで
涼を感じでしまいます。
最近は夏のエコグリーンとしての
ゴーヤやオーシャンブルー(琉球朝顔)などのグリーンカーテンも盛んですが
私は小さな植木鉢で育てられた朝顔に
涼を感じますね。
最後に松尾芭蕉の夏の俳句をひとつ
『夏草や兵どもが夢の跡』
なつくさや つわものどもがゆめのあと
[訳] 今見れば夏草が生い茂るばかりだが、ここは昔、義経(よしつね)ら武人たちが功名を夢みて奮戦した跡である。そんな功名も一場の夢と消えて、ただ夏草が無心に茂っている。
この俳句、大好きなんですよ。
栄華の後の儚さと言うか
人の世の無情を感じます。