愛しい風

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庭に咲く花便り・いつか何処かで見た風景・ 旅先での一期一会・心の小箱のお気に入りたち。 移りゆく季節の中で、日々の想いを綴っています。 風を感じて立ち止まっていただければ 嬉しいです。                                                     

夏の風物詩

2016-07-30 20:23:08 | 思うこと

猛暑の8月も目前となりました。

エアコンの効いた室内ばかりに居ても

体調管理が大変ですよね。

涼しい避暑地で過ごせたら

気持ち良いのでしょうが、

近年のこの猛暑では、何処へ逃避行しても

暑い気がしてしまいます


この時期になりますと

夏の風物詩ランキングというものを

よく見かけます。

スイカ、花火大会、カキ氷、ビアガーデン、海水浴、蝉の声・・etc

数え上げたらキリがないですよね

私の中では夏の風物詩は

昔懐かしい和の風情のあるものでしょうか





風鈴の音色。

チリンチリンと鳴るその音色には
何とも言えない風情があります。
美しい日本の伝統を感じますね。
涼やかな癒し効果もあるようです。





スイカ、団扇(うちわ)すだれ、打ち水

流し素麺、金魚、朝顔、浴衣、夏祭り・・





「氷」という文字を見ただけで

涼を感じでしまいます。






最近は夏のエコグリーンとしての
ゴーヤやオーシャンブルー(琉球朝顔)などのグリーンカーテンも盛んですが
私は小さな植木鉢で育てられた朝顔に
涼を感じますね。



最後に松尾芭蕉の夏の俳句をひとつ


『夏草や兵どもが夢の跡』
なつくさや つわものどもがゆめのあと


[訳] 今見れば夏草が生い茂るばかりだが、ここは昔、義経(よしつね)ら武人たちが功名を夢みて奮戦した跡である。そんな功名も一場の夢と消えて、ただ夏草が無心に茂っている。


この俳句、大好きなんですよ。

栄華の後の儚さと言うか
人の世の無情を感じます。