「自分の考えだけで、他人を評価してはならない」。これは慶應義塾の創設者であり、「明治六大教育家」として知られる福沢諭吉氏の名言。ちなみにその6名を列記すると、大木喬任、森有礼、近藤真琴、中村正直、新島襄、福澤諭吉(敬称略)の6名である。確かに何かを評価するにせよ、自身のみの評価では、あまりにも見識が狭かろう。評価は偏ってはいけない。さて秋恒例の会社での健康診断が終わり、更には通院している病院での癌検診がある。病院で「もしや?」となっているのは胃だ。そんなこんなをしているうちに年末に迎えるだろう。昨年は、12月早々から両親共々、入院をしてしまったのでてんやわんやだった。もうそんな事は御免だが、明日の事さえ解らないものだ。今年は美味しいものを食べて、美酒に酔しれたいものだ。趣味も然りである。色々と在ったので停滞をしているのは、主に映像だが、一昨年には完成した筈の事が、色々と重なったので、順番が狂ってしまった。スクリーン位はどうにかしよう。
それと来月は、足りない電子パーツをリストUPして、こちらも使う順番の優先順位に応じてだ。取り敢えずは安心して使えるカセットデッキが必要だ。中古品は古い物程、日々のメンテが必要だ。なので低価格機よりは、高級機が頑丈なので、依り安定して使える。結局、それが走行系で、高級機になればなる程に頑丈になる。修理のストックにも高級機が在るので Victorのそれから手を付けよう。
さて元内閣総理大臣(第90・96・97・98代)であった安倍晋三氏の国葬が近づいてきた。もう来週(27日)の話なのだ。そこで反対派の意見なのだが、それこそ正に福澤諭吉の名言、「自分の考えだけで、他人を評価してはならない」が当て嵌まる。14日の外国人記者クラブでの記者会見では「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健共同代表、「国際基督教大平和研究所」の稲正樹顧問、「全国霊感商法対策弁護士連絡会共同代表の郷路征記弁護士」が、外国人記者からの質問を受けたが、その回答のどれもが首を傾げるものだった。
弁護士ドットコムによると、高田氏(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)は「憲法の精神では、多くの市民が自由に自分の意思を表明することを妨げることは間違い。立憲主義の象徴である国会前で意思表示することが大事です。人の死を悼むことと、安倍さんの政治的な業績を評価すること、自分たちの意思を表明することはそれぞれ別のことだと思っています」と言い、更に記者から「高齢者が多く若者が少ないのはなぜか」。「それでも安倍政権が選挙で選ばれてきたのではないか」と突っ込まれると「私たち世代は過去の経験から政治が変わると信じているが、今の若い人たちは変わらないことを見てきた。変わることを恐れている。もっと若者と接触して話し合うべき。努力が足りなかった、これは私たちの責任です」 。「安倍政権が勝利してきた背景に、旧統一教会と醜い癒着をしてきたことを改めて知った。後継である岸田政権を変えるべく、力を尽くしたい」と答えた。しかしながら「憲法の精神では、多くの市民が自由に自分の意思を表明することを妨げることは間違い」と言うのは「!?」であり、ーもっと若者と接触して話し合うべき。努力が足りなかった」と言うのは「この人達の民主主義って何?」と不思議な気分になる。頭から若い人の意見を否定している。結局、全てが否定前提なのだ。これでは逆に議論から逃げている。稲氏(国際基督教大平和研究所)の意見も強烈だ。「エリザベス女王と違って、安倍氏がどういう人かということについて1億2000万人の国民に一致した見解はない」と指摘するのに「評価が定まっていない政治家の場合に、国葬をするのは法的根拠がない。これは独裁国家と同じです。民主国家ではありません」と否定する。この人の回答も不思議だ。「国民に一致した見解はない」と言いながら、国民の意見を否定だ。此処までくると、流石に「頭がおかしいんじゃないか?」と思う程だ。それとこれは会場に居た「mネット・民法改正情報ネットワーク」理事長の坂本洋子氏へのインタビューでは「安倍さんはジェンダー平等を否定する教育をしようとした、不平等を進めてきた人。国葬には反対します」と、「なんで国葬がジェンダー平等と関係があるのだろう?」と思った。この人達の民主主義ってなんだろう?
連合会長「安倍氏国葬出席」が波紋 政府に恨み節も
https://mainichi.jp/articles/20220917/k00/00m/010/050000c
戦前の状況になりつつある 立民・小沢氏
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022091900308&g=pol
「国葬反対デモは高齢者ばかり」外国人記者から厳しい質問、呼びかけ人はどう答えた?
https://news.yahoo.co.jp/articles/602df4359097858172c2c3b7da185cef99ceaed3
平井浩二 平井宏治 @KojiHirai6
https://twitter.com/KojiHirai6/status/1571842982294487040?s=09
さて、その手のデモ隊には、労組の動員もつきものだ。当たり前に居るので、新聞記事やテレビ報道でも堂々と写されているのだ。その労組と言えば、共産党系とか旧社会党系(現民主党系)だが、それが全労連であり、連合だ。その連合会長は、安倍元総理の国葬に出席をするのだが、党としての欠席を決めた立憲民主党の支持母体の会長との連携が取れないのは、連合が立憲民主党を見限ったと解釈しても良いのだろうか?これでは国民民主党を支持したようなものなので、内情は難しいようだ。(当然、組合員からの反発もあるだろう。)現に連合会長の芳野氏は「政労使の一角である労働界に案内がきて、労働側代表として責任をどう果たすべきか。国葬のあり方と凶弾に倒れたことに弔意を示すことは区別する必要があるのではないか」と言いつつも、「国民を二分し、多くの人が納得していないことを政府は受け止めてほしい」と、これが苦渋の決断だったのが伺える。(記事元:毎日新聞)しかし「国民を二分し」と言うのは狭い界隈では、そう見えるだけだ。左翼の意見は民意ではない。