「腹の中だけで、幾ら先手を打っても、行為が伴わねば、追越されてしまうだけだ」。こちらもシェイクスピアの『マクベス』からだ。つまり「有言実行に勝るものなし」だ。昨日は整備が中途半端だったカセットデッキを仕上げたのだが、まだまだパーツを補充する必要があり、来月までにリストアップをして、ある程度の見積りを出しておこう。ゴム系パーツは、それだけ痛むのが早い。なのでストックは程々必要だ。それとDCモーターのテスト電源用の安定器は(やはり)必要で、無いと動作確認が出来ない。色々と作業をしていると、その不便さを痛感するのだ。最近は電子回路のテストもするので尚更なのだ。昨日は休みだったが、そこで引っ掛かった。何せ一々、動作確認をするのに、その機器に電源を入れなければならず、テストが出来ない。なので作業は全て本番。結果は早いが失敗をした時の代償が大きい。下手すりゃ周辺パーツまで壊れてしまう。それで何台かオシャカにした事がある。カセットデッキは高電圧の箇所と低電圧の回路があり、テスターで測るだけでは判断がつかない場合もあるのだ。しかしながらカセットデッキの故障は、7割方は機械トラブルだ。電子パーツもIC回路以前は大体、コンデンサが原因だ。なので余程でなければ修理が可能なのだが、電気が通ってる筈なのにモーターが回らない場合がある。だから正常動作時の状況を再現する為にテスト電源用の安定器が必要になる。そろそろ仕上げよう。1年位、御蔵にしていたカセットデッキが厄介な状態になっているので、早く原因を突き止めたい。
さて「巷では?」だが、静岡の幼稚園で園児が送迎バス内に置き去りにされて園児が死亡した事件があった事から、その注意喚起として、園児にバスのクラクションを鳴らす練習を園児にさせていたのをテレビ報道を見たのだが、何だかそこに違和感を覚えた。これは「園児に責任転嫁をしているだけではないか?」と。そもそも送迎した運転手がバスの中を見回れば良いだけの事。あの事件は、その幼稚園の園長が犯した事件だったが、園児の名を覚える以前の問題。安全対策とは、そう言う類いのものだろう。それでなくなとも人との繋がりが希薄な昨今である。コミュカ不足が招く、事件や事故が何と多い事か?だけどその原因も教育にある。それは旭川の中学でのイジメが原因の女子中学生凍死事件での学校と教育委員会での情報隠蔽に、深刻な現状を表していると思う。モンスターペアレントを育てたのも、そんな教育機関に問題がある。話は変わるが、あの「東京五輪」にまつわる贈賄事件については、誘致からしてゴタゴタしていたので、やはり尾を引いたとしか思えない。振り返れば、その全てに問題があったとしか言えないのだ。大体、(猪瀬都政を継いだ)舛添都政からして都知事が地金を出し、影響があったのだから、小池都政でも「流されるがままに開会式が始まってしまった」としか言いようがなく、幾らコロナ禍で翌年に延期になったとしても、手綱を締める者が上に居れば、あれまで悲惨な開会式もなかっただろう。(あれとて規模の問題だけではなかったか?)そこにアノ大手広告代理店の傲慢がある。何せ(あれ程までの)大型プロジェクトをひっくり返したのだから暴挙である。然もそこが韓流の仕掛人のような代理店だったので、全体が韓流ティストになってしまった。(そこに各発注先の謎がある。)それからの事件発覚である。やれやれである。
此処で訃報だが、フランスの映画監督のジャンリュック・ゴダール氏が死去した。理屈っぽい作風だったが、それは業界の出発点が批評家だったからだろう。嘗てはヌーベルバーグの旗手だった。その手の映画が好きな小生としては、どの作品も好きだが、敢えて紹介をすれば『ゴダールのマリア』を薦めよう。こちらは、アンヌ=マリー・ミエヴィル監督の短篇映画『マリアの本』(Le livre de Marie、28分)とジャン=リュック・ゴダール監督の長篇劇映画『こんにちは、マリア』(Je vous salue, Marie、80分)の二部構成で興行された作品である。これは「マリアの本」がある事で、ゴダール監督の『こんにちは、マリア』が引き立つ構成だ。バッハの音楽が、とても効果的に使われている。この作品は、マリアの処女懐胎を現代に置き換えたものだが、処々にゴダール氏ならではの拘りを感じる傑作だ。
映画監督ゴダール氏死去、ヌーベルバーグ「勝手にしやがれ」 仏報道
https://www.asahi.com/articles/ASQ9F5SN8Q9FUHBI02L.html
KADOKAWA会長を逮捕 組織委元理事への贈賄容疑―五輪汚職・東京地検
https://www.jiji.com/sp/v7?id=tokyogorin
橋本琴絵 @HashimotoKotoe
https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1567096020701691906?s=19
ファイアダンサー 六四天安門 @FireDancer_
https://twitter.com/FireDancer_/status/1569555396553232385?s=09
それと「これは流石にマズイんじゃないか?」と思ったのは、沖縄県知事選挙では、投票人数よりも、投票用紙が多い事が発覚した事だ。何やら米国大統領選時のような事となったが、あの当時は、中共絡みの疑いがあり、バイデンジャンプなる揶揄もあった。本当ならば選挙のやり直しが必要だが、そんな対策はないようだ。此処で気になるのが「本当の沖縄の民意」だ。そこの処がさっぱり伝わらない。